2010.10.22 動物園にできること
NHKで最近までやっていたアニメ「ペンギンズfrom マダガスカル」は
ニューヨークの動物園の話でした。
一口にNYの動物園なんて言っても
Bronxに、Central Parkに、Queensなどなど、動物園はあちこちにあるのだとか。
最近、そんなアメリカの動物園事情に関する本を読みました。
「動物園にできること」
「夏のロケット」の著者が、今を去ること10年前、
アメリカ各地の動物園を、さまざまな切り口で取材している本です。
だから、「ひと昔前」の話なのだろうと思います。
今はどうなってるのか、わからないですが、
読んでいるとだんだん、自然保護・・って何なんだ?
と頭の中がぐるぐるしてきます。
動物を守ることと、人間の暮らしを守ることの優先順位は?
絶滅に瀕しているいろんな生き物の中から
えりすぐってその生き物を保護する理由は?などなど。
もうやめ!と本を投げ出したくなること数回
檻の中を行ったり来たりしている
「いらいらシロクマ」のキモチになっていったのでした。
アニメのペンギンズに話を戻しますと
頭脳派のコワルスキーが作った
科学の力で恋の相手を見つける機械・・なんてのも出てきてました。
実験台にされたカワウソガール・マリーンは
すぐ近くに、「ぴったり」のカワウソボーイがいたのに、
「なんか違う」リスボーイと恋に落ちなきゃいけなくなっていて・・。
繁殖のお手伝いなんて、動物にしてみれば相当迷惑な話なのかも。
ほんとうに複雑な気持ちです。

動物園にできること (文春文庫)
(2006/03/10)
川端 裕人
関連記事 in my blog: ザ・ペンギンズ, 夏のロケット
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