2010.02.27 はるかぜ とぷう

はるかぜとぷう
(福音館書店 1969/03)
小野 かおる
ちょっと疲れたと思っていたら、どっときて寝込む結果になってしまいました。
「しんかんくん」はお見舞いに来ませんでしたが、
昼間伏せっている、家の近くでドリルを使った工事がはじまり、
あぁ無情・・。
そんなことをしているうちに東京は春一番が吹いてしまいました。
はるかぜ とぷうは
はるかぜの子供たちがどうぶつえんに遊びにいって
ライオンの周りで喧嘩をして春の嵐になる
そんなふんわりしたおはなしです。
けんかしたとぷうが帰ってくると、
おかあさんのはるかぜは、お見通し。
「けんかしたでしょう?」
子供のころ、仲良しの友達と喧嘩して帰ってきて母親から
「けんかしたでしょう?」と言われ、
「しないよ」なんていいつつ、ちょっとベソをかきたくなるあの感じ。
「はるかぜ とぷう」を読むと、いつも思い出すのです。
子供のころは、春風というものは・・なんて比喩で絵本を読むわけじゃないので、
あの喧嘩は翌日に持ち越さないのかな
仲直りできるのかな、なんてシビアな感覚で読んでいたようです。
春風はけんかをすると、頭のうしろに渦巻き模様がついちゃうので
とぷうの喧嘩はおかあさんにばれました。
この渦巻き模様は雨露で拭いてもらうととれるもの。
ともかく喧嘩も病気もしないのがいいみたい。
体調悪しのうずまきも雨露で拭いてさっぱりとってほしいな、
春一番。
よろしければポチっとお願いいたします。


にほんブログ村
- 関連記事
-
-
ひとあしひとあし 2013/07/31
-
ぼくのふとんはうみでできている 2014/09/21
-