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空飛ぶ色いろnatsuno07

ようこそ! 
本に関すること、日々のこと、いろいろです。
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author: natsuno07 ♀
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2018.06.20  ゆくへもしらぬ 


monogusa201806.jpg

1970年代に10冊だけ出版された「新潮少年文庫」を
読み返した時、「ものぐさ太郎の恋と冒険」については、
他の作品にくらべて、なぜこの作品?という違和感のあるものでした。
どうもすっきりせず、先日再び読み返してみました。
読み返そうと思った、もう一つの理由は
昨今さかんに話題になるMe too的視点で
読むとどうなんだろうという好奇心でした。

「新潮少年文庫」の10タイトルのうち、女性作家の作品は2タイトル
阿部光子と、田中澄江によるものです。
この2作品に描かれる女性たちは
当時の慣習や世間体に翻弄されている
リアルな女性たちです。
面白いか、面白くないかというということは、置いておいて。

さて、この「ものぐさ太郎の恋と冒険」は面白い話なのです。
鬼退治、大人的に言うと、
性暴力にさらされている女性たちを
ひとりの男が勇気と愛情で助け出す話です。
でも、ものぐさ太郎の恋のアプローチの仕方が、
ほぼストーカー行為であったり、
女性があまりにも男の人の頭の中にしかいない人物像過ぎて
かぐや姫にしか思えないという非現実感もはなはだしいです。

1970年代に描かれた女性像は、
一見フェミニストな男性視線で描いてもこんな感じだった
ということを検証するつもりで読み返したのですが、
実は、読み進むにつれて、そういうことよりも、
むしろ太郎の「笛の音」が強く響いてくるのでした。
乱れきった世の中に響く
「もののあはれ」ともいうような哀調。
困難を乗り越え仲睦まじく暮らたとしても、
いつかは死に別れる、諸行無常の響き。
恋女房を失くし最後はゆくえ知れずになるものぐさ太郎も
盗人として羅生門から姿を消した下人も
どちらにしても、人の人生は終わるのだという
なんとも空しいような感覚と、この瞬間のかけがえのなさ。

あらためてよく見ると挿絵は村上豊。
夢枕獏の「陰陽師」の挿絵画家です。

関連記事 in my blog: ものぐさ太郎の恋と冒険


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