空飛ぶ色いろnatsuno07

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2018.05.16  みちづれ  


michizure201803.jpg
みちづれ 短編集モザイク I
(1999/1/1 新潮文庫)
三浦 哲郎

この短編集には24の短編が収録されており、
単行本としては1991年に出版されています。
表題作の「みちづれ」は、三浦哲郎の別の作品
「白夜を旅する人々」や「海峡」と同じように
青函連絡船から投身自殺した「肉親」への思いが描かれてます。

青函トンネルの開通に伴って
連絡船終航を迎える1988年冬、
船から花束を海に投げ入れる「墓参」も
これで最後になるという乗船の日
同じように花束を抱えた老婦人に気づく「彼」
お互いに知らない「遺族」どうしが
特に会話をするわけでもなく、軽く会釈を交わすのみですれ違っていく。
それだけのことなのに、「みちづれ」と感じてしまうほどの
万感の思いが映し出されます。

以前にも書いたような気もしますが、
三浦哲郎は人物画を得意とする画家のような
そんな印象があります。
時には同じ人物が繰り返し描かれます。
光の加減、色の濃淡によって少しずつ表情は違うけれど、
描きだされた存在感に心打たれます。
そういう作品の中でもこの「みちづれ」は
小さいけれども、立ち止まってずっと見てしまうような作品です。

荒川洋治の解説にもあるように、
最初に描かれる青森駅と青森港桟橋の描写も印象的です。
まるで海峡のただなかにまで続いているような
この世とあの世の境界が見えなくなるような。
降り積もった雪の中
慣れて歩く「彼」と不慣れで転倒する老婦人
手をかそうとする彼の申し出を
丁寧に、でも頑なに拒絶する老婦人
そんな短い情景のなかにも
「遺族」の悲しみの深さが見え隠れするのです。

関連記事 in my blog: わくらば, 木馬の騎手


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