FC2ブログ

空飛ぶ色いろnatsuno07

ようこそ! 
本に関すること、日々のこと、いろいろです。
ゆっくり遊んで行ってください。
文中敬称略とさせていただきます。
引用は青字にしています。

プロフィール

author: natsuno07 ♀
絵を見ることが好き。 読書が好き。文鳥が好き。
日常のあれこれ書いてます。
詩のサイトはこちら
シア・シュガー
ぎん色いろ色




yumenosuke


natsuno07



@soratobuiroiro

更新通知なつぶやき


カレンダー


04 | 2020/05 | 06
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -


記事の年月でさがす


2020年 05月 【4件】
2020年 04月 【3件】
2020年 03月 【3件】
2020年 02月 【3件】
2020年 01月 【8件】
2019年 12月 【8件】
2019年 11月 【4件】
2019年 10月 【4件】
2019年 09月 【3件】
2019年 08月 【6件】
2019年 07月 【6件】
2019年 06月 【5件】
2019年 05月 【5件】
2019年 04月 【5件】
2019年 03月 【8件】
2019年 02月 【7件】
2019年 01月 【6件】
2018年 12月 【5件】
2018年 11月 【6件】
2018年 10月 【4件】
2018年 09月 【7件】
2018年 08月 【4件】
2018年 07月 【7件】
2018年 06月 【6件】
2018年 05月 【10件】
2018年 04月 【12件】
2018年 03月 【17件】
2018年 02月 【20件】
2018年 01月 【4件】
2017年 12月 【3件】
2017年 11月 【3件】
2017年 10月 【7件】
2017年 09月 【8件】
2017年 08月 【12件】
2017年 07月 【6件】
2017年 06月 【11件】
2017年 05月 【12件】
2017年 04月 【14件】
2017年 03月 【15件】
2017年 02月 【12件】
2017年 01月 【6件】
2016年 12月 【9件】
2016年 11月 【13件】
2016年 10月 【2件】
2016年 09月 【3件】
2016年 08月 【6件】
2016年 07月 【8件】
2016年 06月 【9件】
2016年 05月 【11件】
2016年 04月 【1件】
2016年 03月 【8件】
2016年 02月 【2件】
2016年 01月 【2件】
2015年 12月 【8件】
2015年 11月 【3件】
2015年 10月 【3件】
2015年 09月 【2件】
2015年 08月 【2件】
2015年 07月 【2件】
2015年 06月 【4件】
2015年 04月 【6件】
2015年 03月 【7件】
2015年 02月 【5件】
2015年 01月 【2件】
2014年 12月 【3件】
2014年 11月 【3件】
2014年 10月 【2件】
2014年 09月 【2件】
2014年 08月 【2件】
2014年 07月 【1件】
2014年 06月 【3件】
2014年 05月 【6件】
2014年 04月 【6件】
2014年 03月 【8件】
2014年 02月 【3件】
2014年 01月 【2件】
2013年 12月 【5件】
2013年 11月 【3件】
2013年 10月 【4件】
2013年 09月 【12件】
2013年 08月 【15件】
2013年 07月 【15件】
2013年 06月 【10件】
2013年 05月 【11件】
2013年 04月 【6件】
2013年 03月 【7件】
2013年 02月 【3件】
2013年 01月 【7件】
2012年 12月 【3件】
2012年 11月 【4件】
2012年 10月 【6件】
2012年 09月 【4件】
2012年 08月 【10件】
2012年 07月 【10件】
2012年 06月 【2件】
2012年 05月 【7件】
2012年 04月 【4件】
2012年 03月 【10件】
2012年 02月 【7件】
2012年 01月 【7件】
2011年 12月 【4件】
2011年 11月 【9件】
2011年 10月 【12件】
2011年 09月 【5件】
2011年 08月 【12件】
2011年 07月 【15件】
2011年 06月 【6件】
2011年 05月 【9件】
2011年 04月 【11件】
2011年 03月 【5件】
2011年 02月 【4件】
2011年 01月 【11件】
2010年 12月 【7件】
2010年 11月 【4件】
2010年 10月 【9件】
2010年 09月 【8件】
2010年 08月 【11件】
2010年 07月 【16件】
2010年 06月 【18件】
2010年 05月 【14件】
2010年 04月 【16件】
2010年 03月 【12件】
2010年 02月 【9件】
2010年 01月 【4件】
2009年 12月 【10件】
2009年 11月 【12件】
2009年 10月 【12件】
2009年 09月 【4件】
2009年 08月 【15件】
2009年 07月 【15件】
2009年 06月 【8件】
2009年 05月 【14件】
2009年 04月 【19件】
2009年 03月 【11件】
2009年 02月 【14件】
2009年 01月 【23件】
2008年 12月 【14件】
2008年 11月 【19件】
2008年 10月 【7件】
2005年 01月 【1件】



カテゴリでさがす

手書き風シリーズ星本の種類、など
記事のメインカテゴリーです。



キーワードでさがす




タグでさがす

手書き風シリーズ星記事の多い順です。


RSSリンクの表示




お問い合わせ


こちらから

2020.05.21  魂のすみか 


Tango_2016-05-15.jpg
タンゴ・冬の終わりに
(講談社 1984/4/2)
清水 邦夫

「タンゴ・冬の終わりに」は
閉鎖まじかの映画館を舞台に繰り広げられる
妄想と現実の追いかけっこのような物語です。

空の彼方に浮かぶは雲
嗚呼 我が恋愛の名において
その暴虐の仕打ちさえ
もはやただ甘んじて許す

大音量の戸川純の「諦念プシガンガ」
とともに幕があくと
客席(舞台上の)いっぱいの人たちが
こちら側の客席(リアル)を一心に見いっています。
そのようにして、観客(リアル)も
芝居に巻き込まれていくのです。

戸川純の曲はもう一つ
「蛹化の女」が劇中歌として流れます。
パッフェルベルのカノンのメロディに
戸川純の詩が載っている歌です。

それはあなたを思いすぎて変わりはてた
わたしの姿


演劇の魅力は多かれ少なかれ
この戸川純の歌うところの
「怒涛の恋愛」的なところにある気がします。

本来の自分と
舞台で演じている俳優としての自分が
区別ができなくなっていく清村盛(平幹二郎)。
妻のぎん(松本典子)は、壊れていく夫に
「妄想は妄想にすぎない」というべきであったか
最後まで答えを見つけられずにいます。
そして、舞台上のセットの客席に向かってとも
こちら側の本当の客席に向かってとも
判然としない場所に立って
こんなセリフを残していきます。

ここは予定通り、5月には取り壊されます
美しく、悲しい廃墟・・魂のすみか
それ自体ひとつの魂

そして、このセリフのあとのト書きにはこう書かれています。

無人の客席めがけて、あのなつかしい観客たちが
怒涛のようになだれこんでくる
その輝いた眼、その輝いた手



(画像の撮影日は2016-5-15となっているので、
ほぼ4年前のぎんです。
頭に羽軸がつんつんしています。
ここ1年は衰えていたので換羽もありませんでした。
ぎんという名前に決めたとき、この芝居のことを思い出していました。)

関連記事 in my blog: なにか、きらめくものを思い浮かべて,
 タンゴ 冬の終わりに, 解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話

よろしければポチっとお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村





2020.05.18  秘密の花園 


hanazono.jpg

「秘密の花園」は1982年本多劇場こけら落としで
上演された唐十郎の舞台です。
一度友と観たあとに、あまりにも心打たれ
どうしてももう一回観たくなり当日券を買って
通路に座って観た記憶があります。

闇を切り裂く蒸気機関車の警笛で始まるこの舞台。
児童文学の「秘密の花園」よりは
「銀河鉄道の夜」に近い世界のような気がしています。
日暮里駅の陸橋にたたずむ
サラリーマン、アキヨシ(柄本明)が
仕事帰りの丘に寝転がる
銀河鉄道の夜のジョバンニと似ているような。
大貫さん(清水紘治)と一葉(緑魔子)は
銀河鉄道で乗り合わせた鳥捕り、燈台看守
川でおぼれたカンパネルラ
海難事故にあった乗客たちのように
どこか正体不明です。

登場人物たちをつないでいるのは
遠い遠いところまで続く線路のような「思い」。
メーテルリンクの「青い鳥」出てくる
生まれる前の「青い子供たち」のように
「再びまた会う」と信じる思いです。
アキヨシの姉の双葉と「日暮里の女」の一葉
二人の女性はそっくりで
妄想とも現実とも判別できない「秘密の花園」に
アキヨシは迷いこみます。

2004年に発売されたDVDには
作者の唐十郎と扇田昭彦の対談も収録されています。
「80年代は『多幸症』『はしゃぐ』『ノイズ』の時代で、
「観客と向き合うことがきつかった」と唐十郎は語っています。
この「秘密の花園」には
草笛のように聞こえる遠くの警笛に耳をすます
ノイズにかき消される音に耳をすましている
そんなシーンもありました

あの坂は怖い坂だね。
いい気になってかけ上がっていったはいいものの
あっという間に陽が暮れる
そして降りようとするともう闇だ


児童文学の「秘密の花園」は
伝染病で大人たちがいなくなった家に
蛇と少女が取り残されている
失われた楽園のような状態からはじまるのでした。
2020年代が、
まさか感染症による都市封鎖からはじまるとは。
桜の花が咲くまえから閉まってしまったあちこちの劇場が
はればれと開場できる日が一日も早く来ますように。


関連記事 in my blog: 耳鳴りのうた, うたかたの城, 秘密の花園


よろしければポチっとお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村





2020.05.14  ぎん色いろ色ーまた来ん夏 


konoyonotadanaka.jpg

おはようございます。
今朝5時12分に、ぎんは空へ旅立っていきました。
きのうの夕方から具合が悪く
夜中にも籠からだして撫ぜたり
水を飲まそうとしてみたり、
そんなことをしながらも
うとうととしてはっと飛び起きると
もう籠の下に倒れていました。
間に合わなかったかと手に取ると、
羽を広げて飛ぼうとしました。
これまでにも何度も具合が悪くなっては、
とどまっていてくれましたが、
今朝はどうしても旅立つと決めたようです。

カーテンをあけると夏めいた陽ざしに
晴れ晴れした青空が広がっています。
2011年1月5日生まれ、享年9歳4か月。
撮りためてある画像があるので
しばらくはブログにぎんは登場します。
実をいうと、古い記事の画像も
ぎんが来てから差し替えたため登場しています。
すみません。どうかここでは
できる限り長生きさせてください。

やってきた時は無口な文鳥でしたが、
行ってしまう時もプチプチとつぶやくような声を
残してくれただけでした。
片目だけうっすらと開いているのが
まるでウィンクしているようです。
ここ数か月ほとんど飛べなくなっていましたが、
今朝は、魂だけになってせいせいと
飛び立っていったと思いたいです。
上の画像はちょうど一週間前の朝
日向ぼっこしている時のものです。

ほんにおまへもあの時は
此の世の光のたヾ中に
立って眺めてゐたつけか・・・
(中原中也/ また来ん春・・・)


ぎんと過ごす夏はもう来ません。
でも、あなたがいてくれたことを
わたしは死ぬまで忘れないでしょう。
ありがとう。


関連記事 in my blog: ぎん色いろ色ー一羽きて, ぎん色いろ色ー元気です


よろしければポチっとお願いいたします。


にほんブログ村 鳥ブログ 白文鳥へ
にほんブログ村





2020.05.03  訪問者 


homonsha201803.jpg
訪問者
(小学館 1981/4/15)
萩尾 望都

ウィルスに日常を阻まれる今日この頃、
「それはまだほんの序章に過ぎなかった」
なんて展開がないことを祈るばかりです。
それでも買い物に外にでると若葉がきれいです。

たぶん5月は・・・・・
一年中でいちばんすてきな季節だ
あの家の梨(なし)の花もいまは満開だろうね
―どっちがいいのかな
暗く寒い冬にいやなことをすませるのと
明るいいい月に悲しいことをむかえるのと
どっちがいいのかな・・・・・


萩尾望都の「訪問者」の主人公の少年
オスカー・ライザーが云うことばです。
「訪問者」は「トーマの心臓」のスピンオフ作品で、
ある夫婦の心の行き違いと悲劇が
その夫婦の子供である少年の目線から描かれています。
本編の「トーマの心臓」はプラトニックで観念的ですが
「訪問者」はフィジカルで現実的な愛の世界です。

ほんとうに
家の中の子供になりたかったのだ


いつわりの明るさと強さを見せていた少年が
悲しみをさらけ出し涙を流すラスト。
そのそばには
これから友人になる少年ユリスモールが立っています。
終わりであり始まりでもあるシーンには
5月の外光がいっぱい溢れています。

感染拡大抑制のために
Do not go outとは言わず
Stay homeという標語を使うのは
Homeということばに安全のイメージがあるからでしょう。
でもイメージなんてイメージに過ぎない。
そういう場所を何と呼ぶかはどうでもいいことなのです。
必要なのはつらいときに
心配してのぞき込んでくれる誰か
Stand by してくれる存在。
美しい新緑の季節が来るたびに思い出すシーンです。

関連記事 in my blog: ポーの一族展


よろしければポチっとお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村





 Home