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空飛ぶ色いろnatsuno07

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author: natsuno07 ♀
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2019.03.10  八甲田山死の彷徨 


hakko201902.jpg
八甲田山 死の彷徨
(新潮文庫 1978/1/30)
新田 次郎

今年の2月に、北海道に歴史的な寒波というニュースがありましたが、
今から100年以上前
1902年(明治35年)1月25日に観測された
旭川マイナス41度が、日本での観測史上最低気温なんだとか。
まさにその大寒波が日本上空に来ていた年に起こった悲劇
八甲田山雪中行軍中の遭難事故を題材にした
新田次郎の小説を読みました。

通信手段も気象観測方法も精度の低い時代の雪中行軍
ふつうの冬でも難所だと言われる八甲田を
史上最悪の寒波が襲う中
彷徨せざるを得なかった5聯隊の惨状に震撼とします。
踏破した31聯隊のことが書かれている部分でも
十分「地獄」だと思いながら読んでいましたが、
5聯隊については、読んだだけでPTSDになりそうなくらい
すさまじい状況でした。

文庫本の解説は出版当時70歳(1907年生)の山本健吉によるものです。
著者の新田次郎より5歳年上です。
この事故があったときには生まれてはいないけれど、
大人たちが話しているのを聞いて知っているという世代です。
下記にちょっと長めですが引用します。

高橋誠一郎氏が、
「世間ではよく明治というとよかった時代のように言うひとがあるが
私の印象では少しもよくなかった、それは暗い時代だった」
と言ったことがある。
私はそれに強い共感を覚えたが、明治40年生まれの私が
明治の暗さを具体的に知っていたわけはない。(中略)
この作品によって、幼児からはぐくまれた漠然とした
明治日本のかなしさの思いが、
ようやく具体化されたという喜びがともったことを
ここにひとこと言い添えておきたいのである

(文中「」を追加しました。高橋誠一郎は、
明治17年生まれの経済学者だそうです。)

どんなに隠されていたとしても
起きた出来事の暗さやひずみについて
子供たちが漠然とした疑問や悲しみをいだいている。
それは子供が「自然」に近いところにいるからかもしれません。
どれだけ時代が新しくなっても自然の猛威を前にすると
「時代に秘められている暗さ」は「時代の愚かさ」として
多くの犠牲を生むことになる。
そんなことを考えさせられたのでした。

関連記事 in my blog: つぶやき岩の秘密, おろおろ草紙


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