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空飛ぶ色いろnatsuno07

ようこそ! 
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文中敬称略とさせていただきます。
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author: natsuno07 ♀
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2018.04.30  フランス絵本の世界 東京都庭園美術館 


teien20180403.jpg
(ナタリー・パラン画 旅行小史;子供向け「乗り物の歴史」)

庭園美術館では、「フランス絵本の世界」
の企画展が新館で行われていました。
初めて見る絵本ばかりでしたが、
知っていたのは、「象のババール」のシリーズ
あとは、ジューヌ・ベルヌの本が
いくつか展示されていました。
「海底二万哩」や「80日間世界旅行」などなど。
とても立派な装丁で、
独特の雰囲気を醸し出していました。
他には「レ・ミゼラブル」の、
コゼットやジャンバルジャンの絵姿もありました。

今回特に惹かれたのは、ナタリー・パランという画家でした。
いちばん上の画像、赤い服を着た女の子が鳥かごを持って
ロバにまたがっている絵がステキです。
ちょっと茂田井武の「トン・パリ」にも似ているような。

すべてではありませんが、いくつか
フラッシュなしの撮影がOKになっている本がありました。
ユーモラスな動物たちがいっぱい。
展示は6月12日までです。

teien20180409.jpg
(レオポルド・ショヴォー画 「ロワトレのものがたり」)
teien20180410.jpg

(パンジャマン・ラビエ画 「黄色ネズミのコント集」「緑色ウサギのコント集」)

teien20180408.jpg
(パンジャマン・ラビエ画 「動物たちの私生活の情景」


関連記事 in my blog: ブリュッセル マンガ博物館,  
奈良美智がつくる 茂田井武展 夢の旅人


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2018.04.29  庭園美術館でランチ 


teien20180411.jpg
(クスクスと春野菜の前菜)

2011年から改修工事に入っていて
今年の3月に全館オープンした庭園美術館へ行ってきました。
先に中でお昼にしようと話していたら、
思うことは皆同じなのか
レストラン 「デュ・パルク」の入り口前には
11時の開店を待って、長蛇の列が出来ていました。

でも、いったんお店が開店すると、
20分くらいで席に案内してもらえ
緑のきれいな場所でのんびりと
美味しいランチを楽しめました。
季節感のある食材と色どりの美しさ
特に新玉ねぎの温かいスープが甘くておいしかったです。
いつかディナーも食べてみたい。
季節ごとに変わるメニューも気になります。

他のお料理。クリックすると大きくなります。

teien20180412.jpg  teien20180413.jpg  teien20180414.jpg

関連記事 in my blog: 猛暑日の庭


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2018.04.27  ブルーノ・ムナーリ展 神奈川県立近代美術館 



(オンマウスで美術館の壁にあったムナーリのことば)

連休がはじまると混んでしまうので、ちょっと早めに
神奈川県立近代美術館葉山館へ行きました。
鎌倉館の中庭にあった、イサムノグチのこけしが
海の見える高台に引っ越してきて
涼しげな表情を浮かべています。

ブルーノ・ムナーリという人の展覧会をやっていました。
1907年イタリア生まれの芸術家で、
子供のおもちゃや、しかけ絵本なども
つくっている人です。
「役に立たない機械」というタイトルの
モビールが数点揺れているのを見ながら、
ああ、子供の頃ってこういう色とか動きとかを
じいっと眺めていたりしたものだなと
なんだか思い出したりしていました。
「時間X」という、時計のようなオブジェは
ウルトラマンにでてきそうなレトロ感が。

子供の心を、一生のあいだ
自分の中に持ち続けるということは・・


という言葉が壁に浮かんでいました。
休日はいろいろ遊べるイベントもあって
ああ「こどもの日」が近いのだなと思いながら
帰ってきました。


(オンマウスで、鎌倉にあったころ。)


関連記事 in my blog: 萬鐡五郎展


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2018.04.26  ぎん色いろ色ーMaeuschenモイスェン in 仙川 


moisuen20180400.jpg
(仙川のお店ではじめてみたネズミの形のクッキー
食べた記憶がないけど、もう家にない・・・)

チェブラーシカや
ハンガリーの絵本作家のレイク・カーロイなど、
お菓子以外にもいろいろ教えてもらったモィスエンさんが、
西荻から京王線の仙川に引っ越ししてしまったので
先日、出かけてきました。
仙川に開店されてから始められたTwitterでは、
連日「お菓子がなくなりました」のツイート。
この日も、開店1時間後くらいでしたが、
中に入ると、すでにお菓子はなくなりかけていました。

久しぶりのお菓子。
ほんとにおいしかったです。
遠くなったのは残念だけど、
仙川の駅前もなかなかに面白そうです。
いろいろな行き方ができそうなので、
これを機会に探索したいなと思っています。

前の記事の時のうちの文鳥が、
まだひなっこの時のグレイの羽が残っていて
懐かしいです。

moisuen20180401.jpg
(手前のグレープフルーツのタルトがものすごく美味しい!)


関連記事 in my blog: ぎん色いろ色ーMaeuschenモイスェン


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2018.04.24  長沢節 伝説のファッション・イラストレーター 


nagasawasetu201803.jpg
長沢節 伝説のファッション・イラストレーター
(河出書房新社 2004/4/30)
内田 静枝編

積読になっていたこの本をひっぱり出してきたのは
「細雪」の末娘、妙子が周囲に反対されながら
洋裁で生きて行こうとしているのを読んでいて、
長沢節や朝ドラの「カーネーション」の糸ちゃん(小篠綾子)と
重なるような気がしたからでした。
1910年代生まれ、だいたい同世代の人たちです。
のちに糸ちゃんの娘たちが実現するファッションデザイナーへの
道のりは、まだまだ開かれていませんが、
あの時代、そこに「新しい夢」がうずうずしていたのだなと
なんだか思うのでした。
「細雪」の妙子はあれからどうなったのでしょう。

ちょうど去年の今頃、弥生美術館へ行って
長沢節のスタイル画を見ました。
その後、三宅菊子の本を読んだり
セツ・モード学園のあったところを通って
外から「ああここだったのか」と眺めてきたりしました。
閉校になった建物の周辺には
一時代が終わってしまった寂しさが漂っているような
そんな気がしましたが、
こうして本を開いてスタイル画を見ていると、
依然として生き生きとした風が吹いてくるような気がします。


(去年の6月に撮った写真、雨が降りそうでした)

関連記事 in my blog: セツ学校と不良少年少女たち,  文鳥スタイル, だから決めた


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2018.04.18  東京タワーへ 


Tokyo Tower
(オンマウスで、東京タワー南側の風景。)

「君たちはどう生きる」のコペルくんは
家庭の事情で授業を欠席している友達に
勉強を教えにいくことはできたけれど、
暴力にさらされている友達を前にすると、
怖くなって逃げてしまいました。
「暴力にさらされている友や隣人」を
どうやって助けるのか。その答え自体が
この本の中にあるわけではありませんが、
この本がベストセラーになっているのは
その問題が心にひっかかっている人が
多いからなのかと考えたりするのでした。

そんなコペルくんはあるとき
街を見晴らす高台に立ったとき
人と人が網目のようにつながり
関係しながら生きていることに気づきます。

と思って真似したわけじゃないのですが、
先日初めて東京タワーに上ってきました。
東京タワーの帯みたいな部分、
メインデッキ地上150メートルまでです。
なかなかにせいせいした、
ふんわりした気持ちになれました。

南側の左奥には東京湾がきらきらしています。
あそこからずんずんと
ゴジラは上陸してくるのね
と言いながら見るのです。
キングコングはともだちだけど
ゴジラは3分以内に倒さなければならない。

それはともかくすぐ下の芝公園の緑もきれいで
桜の季節はいいだろうなと思います。
今度は夜景を見たいなと思っています。


関連記事 in my blog: 帰ってきたぞ!我らのウルトラマンスタンプラリー 


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2018.04.15  君たちはどう生きるか 


kimitachi201804.jpg
漫画 君たちはどう生きるか
(2017/8/24 マガジンハウス)
羽賀 翔一 漫画 吉野 源三郎 原作

どこの本屋さんに行っても平積みになっている
ベストセラー。
どれどれとミーハーな気持ちで手に取りました。

中学生の頃だと思うのですが、
国語の問題集で一部読んだことがあります。

人間が本来、人間同士調和して生きてゆくべき
ものでないならば、どうして人間は
自分たちの不調和を苦しいものと
感じることができよう


この言葉と一緒にヘッセのデミアンの中にある

生まれようと欲するものは
世界を破壊しなければならない
鳥は神に向かって飛ぶ
神の名はアプラクサス


が並んでいたように記憶しています。
国語の問題集はこの二つを並べて
どんな設問になっていたのか、
すっかり忘れてしまいました。
その時は、中学生なりに
何かを考えていたはずなのに、
どうしてそんなにきれいさっぱり忘れているのか。

その忘れてしまった考えを求めて
かって「君たち」だった大人が
この本に吸い寄せられていくのかもしれません。
「どう生きてしまったか」
という後悔先に立たずの年齢ともなって。
何をいまさらという感じですが。

読み終えて、うっすらと思い出したことですが、
わたしは多分デミアンのことばに
より強く惹かれていたなと思います。
でもどうしてかはまたこちらも読み返さないと
思い出せません。

関連記事 in my blog: I'd rather be a


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2018.04.13  アンダーグラウンド  2 


underground20180400.jpg

「地下鉄サリン事件」の被害者の
インタビュー集の中で、いくつか
心に残ることばがありました。

ひとつは、日本の競馬学校の教官として
来日していた時事故にあった
アイルランド人の男性の話していたことです。
レースの最中に馬が「もう駄目だ」
という感じになった瞬間に騎手がするべきことは
馬を励ますことだということでした。
もうひとつは、動物実験廃止の市民運動に
参加するようになったという女性の話でした。

どちらもサリン事件とは直接的には関係ありませんが、
ニンゲンも動物も生き物である
ということを感じさせられることばでした。
このことを忘れてしまうことが
ニンゲンを非人間的な方向に向かわせてしまう
そんな気がしてなりませんでした。

以前、中谷宇吉のエッセイをまとめた
「雪は天からの手紙」を読んだとき
そのロマンチックなタイトルとは裏腹に
うさぎの耳を切断する実験の話がでてきました。
うさぎの耳を持たない人間が、
それを知ることに何の意味があるんだ?
と思う実験でした。
それよりも単純にわかることがあるはず。
「耳を切ればうさぎは痛いのだ」

コリンエステラーゼの数値しか見ていない
目の前の患者の痛みを見ていない
サリン中毒の症例を欲しがっているに過ぎない
そんな医師に二次的に苦しんだ被害者もいたようです。
もちろんそういう医師ばかりではなく
必死で救命にあたった医師が
沢山いたのだと思いますが。

関連記事 in my blog: 雪は天からの手紙

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2018.04.10  アンダーグラウンド 1 


underground20180401.jpg
アンダーグラウンド
(講談社文庫 1999/2/15)
村上 春樹

細雪は、末の妙子が
昭和13年の阪神大水害で命を落としかけます。
その時に妙子を助けたカメラマンの板倉は
耳鼻科の手術の失敗で壊疽になり悶絶死します。
危機的状況に直面する人間の身体的感覚が
文章だけで、こんなに
ありありと表現されていることが驚きでした。
無駄に説明が多いわけでもなく、
無駄にグロテスクなわけでもありません。
でも読んでいるだけでその感覚がこちらに
伝わってくるようで、かなり壮絶です。

ドラマに、ドアノーの写真が出たから
そう思ったのかもしれませんが、
原作を読みながら、ベトナム戦争時に撮られた
戦場写真を思い出していました。

ドラマの平成細雪は、1994年12月で終わります。
翌月1995年1月阪神淡路大震災が起き、
3月東京では地下鉄サリン事件が起きました。
ドラマの言うところの「失われた時代のはじまり」
とはいったい何を意味するのだろう?
そんなことを思ったもので、
読みかけになっていた「アンダーグラウンド」を
再び読み始めました。
地下鉄サリン事件の被害者62人に村上春樹が
インタビューをしたもので単行本は1997年の出版です。
今回はどうしても読まなきゃという気持ちで
ぶ厚い本をせっせと持ち歩き、なんとか読み終えました。

被害にあった人は6000人を超えるそうですので、
インタビューに答えている人たちはその1%
村上春樹のインタビューの方法によって
ある固定した感じが生まれていて
このインタビューがすべてではないのだろうと感じました。
巻末にある村上春樹自身の文章は難しくて、
お笑いのサンドイッチマンの
「ちょっと、何言ってるのかわかんないんですけど」
というボケを思い出しつつ
でも、なんとか理解しようと繰り返し読んでみました。

読み終えて漠然と思ったことは、
谷崎潤一郎の「細雪」は
たとえば報道では決して伝わらないこと
小説でしか伝えようのないことを
伝えていたのだなということでした。
(つづく)

関連記事 in my blog: 1Q84


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2018.04.04  平成細雪 


以前にも書きましたが、「細雪」を読んだのは
ドラマの「平成細雪」を見てのことでした。

1983年(昭和58年)封切の市川崑の映画から
35年振りの映像化だそうです。
原作は読んでいないし、映画も見ていないし
舞台も知りませんでしたが、
見かけていたポスターなどから、
「あでやかな着物姿の美人姉妹が、
なぜかGメンのごとく横並びに歩く」
細雪は確かにそんなイメージでした。

ドラマではそれを鶴子の号令で
わざわざやるところが面白いのでした。
姉妹は、中山美穂、高岡早紀、伊藤歩、中村ゆり
カメラマンの板倉は柄本祐、
啓ぼんは、福士誠治が演じています。

雪子と見合い相手のやり取りは
原作よりずっとコミカルで、
見合い相手一人ひとりに人生がある
そんな展開になっていました。

原作の板倉はアメリカ帰りの男でしたが、
平成の板倉はフランス帰り。
撮影所には、ドアノーの「パリ市庁舎前の接吻」
が飾られていました。
板倉、啓ぼん、妙子のやり取りが可愛らしく
こんなふわふわした彼らが、このまま
バカをやっていられたら良かったのにと思う。

原作とは違った展開を見せる平成細雪。
平成という年号もあと少しで終わるのか、
という感慨とともに見ていました。

sasameyuki20180301.jpg

関連記事 in my blog: 2018年3月 読みたい本

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2018.04.03  細雪 


sasameyuki201803.jpg
細雪
(新潮文庫)
谷崎 潤一郎

ぶ厚い文庫本3冊を積み上げたときは
うーむと思いましたが、
あっという間に読み終えてしまいました。
小説の中の時代は書かれている史実などから、
昭和11年から16年頃だそうです。

林芙美子とほぼ同世代ぐらいの姉妹は
上流社会の女性たちですが、
退廃的であったり、刹那的であったり、
ともすると共通しているように思えたりします。
赤痢、死産、壊疽、黄疸、流産などの
苦難にさらされるのは生身の人間として同じ。
建て前の中に、何とか無難におさまっている
本家や分家の姉たちも、
いまだ嫁ぎ先が決まらない三女四女も
実際は細かい雪にさらされるような
冷たい現実の中にいるのに、あたかも
花吹雪の中にいるように見えています。

作家はカメラマンのように
姉妹たちの日常を写し出します。
まるでシャッターを押し続けて
連写しているようです。
でもどのショットにも無駄がない。

ひとりひとりに印象的な場面がありますが、
上巻で長女の鶴子が大阪を離れるときに
「東京へ行くくらいで泣くなんて」と
妹たちに笑われている場面がありました。
末っ子の妙子とは違った意味で、
「悪役」を引き受けている存在。
からっ風の吹く殺伐とした東京で暮らし、
本家と疎まれ、安普請の家だと蔑まれる。
そんな鶴子が泣く場面が下巻にまた出てきます。
「きっと一緒に芝居が見たかったのだ」と
妹の幸子は後で思うのですが、
そんなふうに泣いてしまう鶴子の
不器用さ、心細さが心に残りました。

描写の鮮やかさ、人間観察の鋭さ。
谷崎潤一郎の作品を読むのは初めてでしたが、
ただただ感じ入って読んでいました。

関連記事 in my blog: 三月ひなのつき


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2018.04.01  2018年4月 読みたい本 


sakura201804.jpg

3月の中旬くらいから一気に季節が動きました。
近所の桜で、ヒヨドリが
キーキー歓喜の鳴き声をあげています。
上の画像の中央あたりにも
ヒヨドリがいるのですが、わかりにくいですね。

さて、今月読みたいと思っているのは、「長沢節
伝説のファッション・イラストレーター」です。
弥生美術館で長沢節のスタイル画展を見たときに
買ってそのまま積読になっていた本。
長沢節は、「細雪」の妙子よりは
10歳は若い世代の人ですが、生きた時代としては
細雪の時代と重なる部分もある人なので、
改めて興味を感じています。

ほかには、三浦哲郎の「愁月記」。短編集で、
最初の作品をちらりと読みかけたところ。
ちらりと読んだだけですが、
なかなかに引き込まれてしまっています。
このほかに同じく三浦哲郎の短編集
「蟹屋の土産」も読み返したいなと思っています。

電車読書が主なので、
どれも単行本サイズなのが重たいところですが、
通勤用のバッグに突っ込んで、
楽しみにでかけることにします。

関連記事 in my blog:  2018年3月 読みたい本, セツ学校と不良少年少女たち

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