空飛ぶ色いろnatsuno07

ようこそ! 
本に関すること、日々のこと、いろいろです。
ゆっくり遊んで行ってください。
文中敬称略とさせていただきます。
引用は青字にしています。

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author: natsuno07 ♀
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2017.08.31  「君の名は。」を時空を超えながら見る 


shonan201708_.jpg
(湘南の海。ことしの夏はあまり晴れませんでした。)

飛行機で「君の名は。」を見たら良かった、と
会社の人が何人も言うので、
わたしも飛行機の中の小さい画面で見ました。
飛行機で移動すると時間にずれが起きるから、
なんかこうしっくりくるんでしょうか。
大林宣彦の「転校生」と「時をかける少女」が
ちょっとずつ思い出されるような感じでした。

ある町が一瞬にして失われてしまうということ。
そこにいた多くの人が亡くなってしまったということ。
2011年の大震災のあとで見るから、
いっそう心打たれるのかもしれません。

風景のきれいなアニメで、東京などはきれいすぎです。
眩しすぎる四ツ谷、千駄ヶ谷、代々木、新宿が出てきます。
実際のところ、アニメの中のようにきれいな感じで山手線はすれ違わないです。
もっとげんなりした感じです。
でも長く東京に暮らしてきて、失われればやはり悲しいと思う
そういうキオクの輝きなのかなと思うのでした。
考えてみるとすべて震災当日自分が歩いて通り過ぎた駅でした。

「時をかける少女」には、
尾道の醤油づくりの跡をつぐ吾郎という高校生が出てきます。
吾郎と、村の土建屋の跡をついでここで生きていくというテッシーが
似ているなと思いました。
地元に根を下ろして、その風景の中で地道に生きようとする
どちらも、ちょっとおじさんくさいけれど
なんだか頼もしくもあるし、他人を見守ったり、助けたりする
そういう心をもった男の子です。
だからこの映画では、死んだかと思ったテッシーが生き延びていて
なんと結婚まぎわじゃないか
というシーンがいちばん嬉しかったのでした。

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2017.08.30  東京へ帰ってきた 


hekiga2.jpg
(ブリュッセルの街中では、ビルに描かれた漫画があちこちにあります。
これはマグリットの光の帝国みたいに、真昼と夜がまざった街角の絵。)

1週間のベルギー旅行から昨日帰国しました。
夜の9時まで明るい土地から帰ってくると
ああ東京はもう秋が始まっている・・
てなメランコリックな気分もつかの間、
外に出ると、むわっと激暑でした。
実はフライト料金が安かったことと、
フランス語を使ってみたいという理由で
深く考えずに決めたベルギー旅行でしたが、
いろいろ奥深くて、さらなる興味を惹かれるのでした。
もっとも、ブリュッセル以外はあまりフランス語は使われていません。
列車の案内放送なども、まずはオランダ語から。
でもどこでも気軽に英語を話してくれました。
人のテンションは高すぎず、低すぎず。
男の二人連れが多いなぁと思っていたら、
早くからゲイのカップルを認めている国だそうです。

hekiga.jpg
(こちらも壁画。ゲイのカップルは若い二人も、熟年な二人もいろいろでした。
総じておしゃれな人たちです。)

人種も様々で、ヨーロッパだけではなく、
アフリカや中東の雰囲気も漂っています。
2016年3月にはブリュッセル空港で爆破テロが起き、
旅行直前に、スペインのバルセロナでテロがあって、
帰ってきた日に、最初に目に飛び込んできたニュースは
北朝鮮のミサイル発射について語っている菅官房長官の姿。
世界各地の平和で穏やかな風景とは裏腹に、
もめごとは絶えない世界情勢です。

hekiga1.jpg
(画面の真ん中、山高帽の人影がいる部分は漫画の壁画です。
探偵物みたいな感じ。実際右側に警察署があり手前の車はパトカーです。)

インターネットの普及した今、Web Meetingも盛んになり、
わざわざ海外出張をしなくても、
世界はつながる世の中になりました。
でも、現地に行ってその地に生きる人々と同じ空間に立たないと
わからないことも多々ありました。
プラハ旅行の時は、いろいろ書きたいと思いながら
すぐに書けなかったので、
今回はなるべく書いてみたいなと思っています。

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2017.08.27  廃病院のマリアたちーメムリンク美術館 


マリア像
(室内に展示されているマリア像の一つ。オンマウスで入口のマリア)

12世紀、聖ヨハネ施療院(St. John's Hospital)として使われていた建物を利用した
メムリンク美術館がブルージュにあります。
遠い昔、貧しい人々のために、開かれた病院です。
あくまでも石造りで質素。
高い天井や、古びた硝子がはめ込まれた
大きな窓を見上げていると、
怪我や病気に向き合った当時の聖職者たちの、
祈りが、漂っているような気がします。
医療の気高さと、苦悩のようなスピリッツ。

美術館の名前の由来は、
ベルギーの秘宝と呼ばれる「聖ウルスラの聖遺物箱」の
作者メムリンクによるものですが、全く把握してなくて。
ふううん、ぐらいの気持ちで見てしまいました。
むしろ、いくつか展示されているマリヤ像にとても心惹かれました。
部分的に欠け落ちていたり、色褪せていたりする。
日本のお地蔵さまを思い出させるような
優しい表情を浮かべています。
名もない人々の祈りに寄り添う姿に見えます。

この美術館のすぐ向かいにノートルダム聖堂があり、
ここにはミケランジェロの聖母子像があります。
聖堂の後方部分は、修復作業中なので、
うっかり通り過ぎるところでした。
メムリンク美術館で、聖堂のチケットも売っていて、
一緒に見るか?と聞かれたので見ることが出来ました。
十字架からおろされたイエスの亡骸を抱く
バチカンのピエタと比較すると、聖母マリアの膝に寄る
幼子イエスと、なんて可愛らしく和む姿か。
ピエタも、すごいけれど、このミケランジェロは必見だと思いました。

マリア像
(ミケランジェロの聖母子像。オンマウスで、ズームイン。)

関連記事 in my blog: クローディアの秘密

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2017.08.26  ピンクの象とデビルなアヒル 


ピンク象
(オンマウスで、チェリー味のビールも。)

アントワープと同じフランダース地方の
ブルージュに行きました。
ブリュッセルからは列車で1時間半くらい。
牛や馬が放牧されているのどかな風景を眺め
中世の風景をそのままに残した美しい街にたどり着きました。
運河にはスワンが浮び、おとぎばなしのようです。

そのブルージュに、2beというベルギー産のものだけを集めたお店がありました。
覗いてみると、なんと西荻名物ピンクの象発見。
Tシャツやらマグやらいろいろグッズがそろっているので、
これは何かと聞いてみたら、ビールの銘柄で、
やはり酔っぱらいをピンクの象というところからきているのだそうです。
面白いので、トランプとビールをお土産に買いました。
あちこち売り場を見ていくと
ところどころに銘柄のコスプレをしたアヒルがいます。

デビルなアヒル
(尖ったアヒル。オンマウスで、後姿もよく見て欲しい。デビルな羽とデビルなシッポ。)

こういうのに弱いわたし。
デビルなアヒルにやられて、パイレーツなアヒルとともに連れ帰りました。
下のような感じの街ですが、チョコレートなども
もろもろお茶目な感じが楽しいです。
アヒルは押すとキューキュー鳴きます。(デビルなのに)

brugge24.jpg


関連記事 in my blog: ダンボの見たピンクの象と西荻の象

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2017.08.25  アントワープ 聖母大聖堂 


antowapen.jpg

只今ベルギー旅行中です。
きのうは、フランダースの犬のネロのラストシーンの舞台となった
アントワープの聖母大聖堂へ行って来ました。
15分おきに聞こえて来る、優しい鐘の音の響きに、
中原中也の帰郷という詩を思い出します。

心置きなく泣かれよと
年増婦の低い声もする


外は観光客が一杯で騒然としていますが、
広くて天井の高いカテドラルの中に入ると静かで、
いくつもの祭壇に捧げられた
たくさんのロウソクの火が揺れています。
いたるところに、赤ん坊のイエスを抱いたマリア像があり
幼くして孤児となったネロの最期がここであったという
物語の意味を考えたりもしました。
ノートルダム、わたしたちの母。
帰る場所とか、帰郷ということ。
(日本に無事に帰りたい)

カテドラル前の広場にネロとパトラッシュノオブジェがありました。
石畳を毛布に幸せそうな笑みを浮かべいます。
広場には犬を散歩させている人も沢山いるし、
元気に(うるさく)騒いでる子供たちの明るい声もしていました。

antowapen1.jpg



関連記事 in my blog: 幼年世界文学全集 ーフランダースの犬


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2017.08.20  幼年世界文学全集 ーフランダースの犬 


フランダースの犬
幼年世界文学全集9 小公子・フランダースの犬
(偕成社 1968/8/20)
川端 康成
(とてもオランダに思えていた挿絵。オンマウスで、本の表紙)

「フランダースの犬」の舞台はベルギーだったのだ!
と最近気づいて、
古い本を引っ張り出してきました。
奇想の系譜の画家といい、
なんと、私はベルギーのことを知らなかったことか。
先日見た展覧会にはルーベンスの絵も数点出ていました。
木靴をはいた少年と、風車の挿絵などから
てっきりオランダの話だと思い込んでいたのです。

偕成社の「幼年世界文学全集」
小公子とフランダースの犬の
二つの物語が収録されています。
どちらも少年を主人公としたお話で、
イギリスの児童文学作家による物語です。
むかしフランダースの犬の挿絵が好きで
真似して風車の絵を描いたりしたものです。

1975年にテレビアニメで
フランダースの犬が放映されましたが、
挿絵のネロをカッコイイと思っていたので、
まったく興味が持てませんでした。
挿絵画家は石田武雄、
他にも椋鳩十や、戸川幸雄など
動物ものの挿絵を多く手掛けている人です。
挿絵は全ページに載っています。

川端康成は、まえがきで
「あなたはどちらの少年が好きですか?」
と子供に問いかけています。
挿絵は(見た目は)だんぜんネロでしたが、
好きだったのは、小公子のセドリックです。
今となっては、この古びた本がとても懐かしく
取っておいて良かったなと思います。
監修には、川端康成、浜田庸介、村岡花子の名が連なっています。


フランダースの犬
(昭和なデザインの裏表紙、オンマウスで、昭和なデザインの目次。)


関連記事 in my blog: 秘密の花園 その2


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2017.08.18  ベルギー 奇想の系譜 


kisokeifu_.jpg

もう2週間くらい前に、
渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで
「ベルギー 奇想の系譜」を見てきました。

ベルギーといえば、ゴディバ、
あとは、灰色の脳細胞のエルキュール・ポワロ。
が思い浮かぶのですが、
かのヒエロニスム・ボス、ブリューゲル、
ポール・デルボー、マグリットが
みなベルギー出身の画家と知って驚くような納得するような。

マルディ・グラ(謝肉祭)という
不思議な祭りの仮装行列のような風景が、
ヒエロニスム・ボスやブリューゲルの絵のなかには
展開しています。
奇妙な姿でうごめく「邪悪」なもろもろですが、
なぜか昨年見た病魔「ハラノムシ」的に
どこか可愛いような気がします。
そんな風に見てしまうのは日本人だからか。

ブリューゲルの「七つの大罪」シリーズの絵は、
アニメーションになって、会場で上映されていました。
もともと、アニメになるべくして描かれた絵なのか、
と思うぐらい、しっくりくる感じがしました。
ブリューゲル(父)の方です。
ブリューゲル(笑)ではない・・・。
「七つの徳目」という、良きことの絵もありましたが、
ちょいと正しすぎて退屈。
大罪の方には、わらわら「ハラノムシ」が登場するので
つい細部に見入ってしまいます。

ポール・デルボーや、マグリットの違和感にしても、
どこか、日本のアニメーションや、「漫画」と
一脈通じる何かがある。
そんなことを感じる美術展でした。

関連記事 in my blog: 妖怪たちの存在感 

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2017.08.17  萬鐡五郎展 


yorozutesugoro_.jpg

萬鐡五郎の作品展を
神奈川県立近代美術館で見てきました。
去年の夏、函館で見た「画家の詩、詩人の絵」にも
出展されていた画家です。
音の遠近、視界の遠近が
引いたり近寄ったりする不思議な詩でした。
神奈川近代美術館からは、遠くぼんやり江の島が見えてはいますが、
歩いていけるほどには近くない。
山からしきりに日暮しの鳴き声が聞こえていました。

岩手県花巻出身の画家で、
東北南部地方の伝説
座敷わらしや、カッパの類が萬鐡五郎の絵にも
潜んでいるような気がします。

特にインパクトが強かったのは一連の自画像です。
上のチラシの画像の真ん中の「雲のある自画像」
他にも赤と緑の雲を頭に頂いた
もうちょっとまともな表情の「雲のある自画像」
それから、真っ赤な背景を背負った「赤い目の自画像」
これらの絵が並んだところに
次の展示室へむかう大きな空間が開けていて
あたかも霊道が開いているような
とても妙な館に入り込んだような感じがしました。

確かに一人の人がそこにいても
表現される姿は何通りもあるという、
まるで怪人二十面相です。
ヘレン・シャルフベックの自画像の
時間による変遷とはまた違った、ミステリアスな感じがします。

そして海岸風景と題された
茅ヶ崎のサナトリウム南湖院を描いた絵が印象的でした。
ただ風景が描かれているだけの絵に
様々な記憶を呼び覚まされるような。
この絵が描かれる10年くらい前の土沢(花巻)の風景画も同様です。
この感じは、カタログではわからない。
実物の絵からのみ伝わってくる感覚だと思います。


関連記事 in my blog: 画家の詩、詩人の絵,  ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし

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2017.08.16  奈良美智がつくる 茂田井武展 夢の旅人 


yumenotabibito_.jpg

2週間ほど前、上井草のちひろ美術館に行ったときは
徒歩5分でも倒れそうな猛暑だったというのに、
きょうは雨降りで気温も低く、肌寒いと感じるほどでした。

ちひろ美術館では、
「奈良美智がつくる茂田井武展」を見てきました。
以前、高円寺のえほんやるすばんばんするかいしゃ
で見た「トン・パリ展」とはずいぶん印象が違いました。
一瞬、あれ、同じ画家だよね?と思うほど。
染みのある日本家屋の壁のような感じ。
あらためてカタログで見ると
引き込まれて見入ってしまいます。
このカタログがいいのです。
軽くて、小さめのクロッキーブックみたいな感じ。

カタログの表紙の絵は、画帳「続・白い十字架」の中の一枚。
スイスのジュネーブに滞在したときの画帳だそうです。
これと、画帳「Parisの破片」の中の絵がわたしは好きでした。

見に行った日がなにしろ暑かったもので、
「おひさまともぐらとかえる」
という絵もなんだか意気投合する感じ。
もぐらとかえるが、照りつける太陽と戦っています。

それから「ピノキオ、小仙女に助けを乞ふ」という絵。
ピノキオは、まるでキノコか、虫のように見えます。
小仙女=妖精も、きらきらしているというよりは、
ぼおっと光っている感じです。

今週いっぱい8月20日まで、です。

関連記事 in my blog: アサノドウブツエン, あおもり犬を見た夏の思い出

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2017.08.15  古い旅の絵本ー 8月15日に思うこと 



古い旅の絵本―茂田井武画集
(JULA出版局 1999/12/15)
茂井田 武
(表紙絵は、雪の日のレマン湖)

前からほしいなと思っていたこの画集を
古本屋さんで手にいれました。
戦争末期、茂田井武から出版前の原画(折本)を託された編集者は、
外套に専用の内ポケットを縫い付けて
避難の時には必ず持って逃げたそうです。

青いソフトに降る雪は過ぎしその手か囁きか
「古い旅」という題とあいまって
白秋の詩を思い浮かべる表紙絵は
レマン湖の雪景色なのだそうです。
レマン湖といえば、先日読んだ、「家族手帳」
湖のほとりにあるローザンヌの街で
夏を過ごす若者の話が描かれている章がありました。
かつてフランス語の授業で読んだところです。

自分もこんな女性になりたいと思うような憧れの教授の講義でした。
いまでもありありと覚えているのですが、あるとき
「もし、日本にまた徴兵制度が復活するときがあったら、
あなたがた、自分は女性だから関係ないと思ってはいけない」と
強い口調で先生がおっしゃいました。
先生の目の前にいるわたしたちは、
先生が終戦を迎えたころと同じくらいの年齢でした。
先生の同年代の男子は、男子だからという理由で徴兵検査を受け、
召集され、戦地で負傷する、飢餓にくるしむ
マラリアにくるしむ、凍傷にくるしむ、人殺しをする、
男子だから・・
それは、女子に学問など必要ないというのと同じくらい理不尽。
もう他界されているし、
自分は断片的な言葉を覚えているだけなので、真意は不明です。
でも「家族手帳」をテキストに選んだということは、
強い「反戦」の思いを持たれていたと思います。

わたしの描きたい絵は印象のレンズを通して焼き付けられた
脳中の印画というべきもので、記憶にひっかかって抜けないもの
過去の印象の鮮やかなものたちである。


これは、本のあとがきに引用されている茂田井武のことばです。
印象のレンズの向こうに、
たとえば、夜のセーヌをすべっていく遊覧船の明かりが見える。
(「家族手帳」のワンシーンです。)
あるいは戦禍の中、外套の内ポケットに絵本をかかえて
必死に逃げていく人の姿が見える。
さまざまな、人々の日常。
フランス語の授業をしている先生の姿。
授業中、居眠りをしている自分の姿。
それは記憶にひっかかって抜けないもの
過去の印象の鮮やかなものたちです。

終戦から72年たった今、また「戦前」にリセットされた感のある今
ほんとうに守りたいと思うものを
どのように守るのか
もっと考えなきゃいけないんだと思うのでした。

関連記事 in my blog:  光の時代,  家族手帳 Livret de famille, 青いソフトに


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2017.08.05  プラハ動物園のハシビロコウと文鳥 


Prahazoo1_.jpg

プラハ動物園は、鳥類がたくさんいます。
到着して、まずハシビロコウを見に行きました。
ガラス張りのハシビロコウ舎に入ると
ゆっくり振り返って珍しそうに、じわじわと近寄ってきました。
万国共通の人気者も、野生では絶滅の危険性が高いそうです。
こうして、動物園のような場所で保護しないと、
一羽も地球に残っていないことになってしまうのです。

インドネシアのジャングル風↓にしつらえている温室の中には沢山の小鳥がいます。

Prahazoo12_.jpg

おおお、なんと文鳥もいるじゃないですか。・・と探しましたが
まったくみつけられません。

Prahazoo_.jpg

でも、中にあったこんな看板にも、ちゃんと登場しているので
きっといるはず。遠い異国の地で文鳥の気配を感じてきました。
この文鳥も、野生では絶滅危惧種だそうです。

プラハ動物園文鳥
(オンマウスで、ズームアウト。)

話は違いますが、今年の3月のこと。
プラハ動物園では、3人の男の子が、
フラミンゴに石を投げ、侵入して蹴飛ばし殺すという事件がありました。
CNNニュース
せっかく洪水を生き延びたにも拘わらず、痛ましいことです。
広いからとか、こじんまりしているからということに関係なく、
こんな「来園者」対策も考えないといけないなんて。
爆撃にさらされたイラクの動物園は、もっと悲惨な結末となりました。
ぼろぼろになって生き延びた、たった二頭。
ニュースで見たライオンと熊の虚ろな表情は、
爆撃の恐怖をありありと物語っていました。
「動物園」というのは動物にとっての真の平和というわけじゃない、
といって環境破壊の進む自然界で「野生」を生きることも
決して平和とはいえない。
地球の生き物のOne of Themとして、自分にできることは何だろう
そんなことを考えてしまいます。

プラハ動物園: プラハより、地下鉄C線Nádraží Holešovice,
バス112番でZoologická zahrada

関連記事 in my blog: 始祖鳥とDo the right thingなこと

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2017.08.03  プラハ動物園 


Prahazoo14_.jpg

3年前の夏に、プラハ動物園へ行きました。
広大な敷地の中は、緑がいっぱいで川や池もあります。
あまりにも広いので、
ときにはどこに動物がいるのかまったくわからないような
ただただ、ネームプレートだけを見て、ふむ、と思うようなエリアもありました。
58ヘクタールあるそうです。(地図

プラハ動物園内
(オンマウスで、遊歩道。)

象やキリンのいるエリアは見晴しのいい広々した草原で
キリンが3頭いたとしても小さく見えるくらいのものすごい広さ。
そのため同じ高さで見たら、わかりにくいのですが、
ちょっと小高いところから見下ろすような感じになっているので
ああ、あそこにシマウマがいる、キリンがいる
と見つけることができます。
下の写真はカバではなくて、象です。
象が身体ごとすっぽり潜るくらいの深い池があって
気持ちよさそうに水を浴びていました。
けっこうな数の象がいて、そうだ象は群れで暮らす生き物なのだと
改めて思いました。

プラハ動物園象
(オンマウスで、ひなたぼっこする象。)

ニューオリンズのオーデュボン動物園は
ハリケーンカトリーナの時にもあまり大きな被害がなかったそうですが、
プラハ動物園は、2013年の洪水で大きな被害を受けました。
わたしが行ったのはほぼ1年後。
復旧の努力は大変なものがあったろうかと思います。
自然の美しさを堪能できる素敵な動物園でした。
もっと写真がうまかったらお伝えできるものが違うのですが。
もし人生のうちで、またプラハに行くことができたなら、
また必ず行って見たいと思います。

関連記事 in my blog: オーデュボン動物園

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