2014.03.24 武者分類(むしゃぶるい)図鑑

(マウスを乗せるともう一つの看板が現れます。)
冬枯れた枝が光りはじめる早春とはなりましたが、
連休最後の日は、練馬美術館へ。
野口哲哉の武者分類(むしゃぶるい)図鑑を見てきました。
等身大くらいの武者がいると思っていたら、サイズはいろいろ。
うちの文鳥よりちょっと大きいくらいだったり、
うちの文鳥がおもちゃにして突っつきまわしそうなサイズだったり。
化石や貝殻の標本のように展示されている武者もいました。
日本の兜の意匠には動物、植物からヒントを得たものも多いそうです。
しかも図鑑とか分類という言葉が使われているせいか
野外観察に来ているようなキモチになります。
胡桃、栗、植物には植物の鎧があり
鳥たち、動物たちにも固い表皮や針状の毛による鎧があるなぁ
ということを思ったりしながら。
着甲武人猫散歩逍遥図なんていう掛け軸もありました。
猫の兜なんていうのも。
「Traveler~旅する侍」「After rain」は
田舎のバス停みたいな箱の中で、黄色い傘をさしている武者がいます。
背後の背景は中世ヨーロッパ。
とても小さい作品ですが、その作品のバックには
日本の戦国時代が舞台だろう大きな屏風が置かれています。
その不思議な空間がなんとも好きでした。
よろしければポチっとお願いいたします。


にほんブログ村