2012.07.07 笑うタクボク 雲は天才である
先週末に、結城座の「笑うタクボク 雲は天才である」を見てきました。
歩く、歩く、つまずく
トランクを持って現れた旅人たちが、そんな台詞をいいながら
舞台の上に横倒しになった小学校の木の机と椅子を、
ひとつひとつ起こしていくと、いつの間にかそこは教室になっています。
旅人が姿を消すと
時間通りじゃないボンボン時計のことから始まって
あれこれまわりくどく懊悩する校長先生が現れます。
代用教員の石川ハジメ先生が、こどもに作った歌は、
「教育的」とはいえない!?
学校では、そういうごたごたが起こっているようです。
そうではあるけれど、
雲を眺めているシーンがあるせいか、
あやつり人形が、ちょっと、浮いているからか
妙にやすらぐキモチ。
宮沢賢治の「狼森と笊森、盗森」で、
村人が森に呼びかける場面を朗読している場面がありました。
このお話しが入った童話集「注文の多い料理店」が出版されたのは
1924年なので、啄木はすでに空の上の人。
やはり、教室はちょっと宙に浮いている感じです。
こどもの頃、授業で野外観察に行くのが好きだったな
なんてことを思い出したりしてました。
そういうことをまたやりたい今日この頃。
(半円の窓を透かして見る空。大きな分度器みたいです。)
関連記事 in my blog: 早春の「夏の夜の夢」, 七つ森のカレー, 自然観察
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