空飛ぶ色いろnatsuno07

ようこそ! 
本に関すること、日々のこと、いろいろです。
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author: natsuno07 ♀
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2012.03.23  モモちゃんとアカネちゃん  


momochan_.jpg
モモちゃんとアカネちゃん (講談社文庫)
(2011/12/15)
松谷 みよ子

松谷みよ子は、「龍の子太郎」や「まえがみ太郎」
それから「やまんばのにしき」と
もっぱら民話や昔話を愛読していて
「モモちゃんとアカネちゃん」のシリーズを
読んだことがありませんでした。

「ちいさいモモちゃん」から順番に読めば、
黒ネコ「プー」がフツーにニンゲンと会話をしていたり、
赤ちゃんの靴下がしゃべっていたりすることに
びっくりしなかったかもしれませんが、
「モモちゃんとアカネちゃん」
から読み始めてしまったので、ん?んんん?と戸惑いつつ
でも、すっかり引き込まれてしまいました。

入りきらないほど大きなクリスマスプレゼントのぬいぐるみを
思いっきり(伸びて)預かってくれた、小さいくつしたのタッタとタアタ
(あかねちゃんは、「くつした」じゃなくて「つくした」という)
このコンビがわたしは大好きでした。
わたしも、遠い昔に「ともだち」だった
「毛布のヘリ」のことを久しぶりに思い出しました。

「だれかさんのうしろにへびがいる」のような
エインズワースとはまたちがった
しん、とした「怖さ」もあります。

先日行った、「さかざきちはるの世界展」で、
さかざきちはるが、子供の頃、松谷みよ子にあてた手紙
というのが展示されていました。
「モモちゃんのパパ」のことが書いてありました。
ちょうど「モモちゃんとアカネ」ちゃんを読んだところだったので
おぉ、と思って見ていました。
わたしは、子供の頃にはこの本に出会いそびれたけれど
大人になってからでも、出会えてよかったと思います。

関連記事 in my blog: 龍の子太郎の古い本


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2012.03.22  イラストのこと、キャラクターデザインのこと。 


irusutonokoto_.jpg
イラストのこと、キャラクターデザインのこと。
(ビー・エヌ・エヌ新社 2011/01/25)
坂崎 千春

この本は、ふわんとしたキャラクターたちが
どうやって描かれていくのか、
どういう線が選ばれるか、どういう色を選ぶか
というような専門的な話を
社会見学する小学生のようなキモチで読めてしまう本です。
キャラクターがどれだけのほほんとかわいくても、
考えに、考え抜かれた製作過程を経ている、
それをこの本のために「言葉」に置き換えるのは難しかったそうです。
「おわりに」に書かれてありましたが、
「好きなこと」と「得意なこと」が結びつくところ、
そこに自分の仕事を見出せた人は幸せだと思います。
この本は、というわけで
イラストレーターを目指す人にお勧めです。

「さかざきちはるの世界展」にも、
本棚の写真が大きなパネルで展示されていましたが、
この本でも同じものを見ることができます。
人の本箱を覗く面白さ。
「ムギと王さま」「リンゴ畑のマーティ・ピピン」などなど
ファージョンの本がけっこうたくさん並んでいます。「銀のシギ」も!
それにしても長田弘の「記憶の作り方」って本が気になる
なんて、延々眺めていたりするのでした。

関連記事 in my blog: 銀色のしぎ  さかざきちはるの世界展


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2012.03.21  さかざきちはるの世界展 


市川の芳澤ガーデンギャラリーまで、
「さかざきちはるの世界展」を見に行ってきました。
JR市川駅からは徒歩で17分くらい。
下校途中の真間小学校の子供たちにまぎれて歩いていると
お天気もいいし、なんだかこう
ふにゃふにゃ、身体がゆるくなっていく感じでした。

「10万匹めのひつじ」や「ぴーちゃんの歌」の原画もありました。
どのキャラクターも、
お庭に梅が満開の芳澤ガーデンギャラリーで
ほんわか、のんびりしてます。
あまりなじみのなかった「チーバくん」もかわいい。
横を向くと、千葉県のシルエットになるのだとか。
さすがは国体出身なので、いろんなスポーツをしてます。

「わからないのか?それじゃパクリだろう」
のTNP以来、いっきに大好きになったダイハツの「かくかくしかじか」も
これは「欲しい」とおもう、ノベルティ多数。
「もう終わってますから、会社に問い合わせないでください」
と注意書きの札が出ているのもうなずけます。

うちの文鳥がサルの着ぐるみ着ているみたいな
おさるのキャラクターもいましたが、
その子の名前が思い出せません。

さかざきちはるの世界展
(マウスをのせると、横向きのチーバくんが。)

関連記事 in my blog: クウネルがゆく


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2012.03.20  ぴよ ぴよ 


piyopiyo_.jpg
ぴよ ぴよ
(くもん出版 2009/06/10)
谷川 俊太郎 作/ 堀内 誠一 絵

「こすずめの冒険」と同じ、堀内誠一の絵で、
オノマトペが楽しい絵本です。
いろんな場所から聞こえてくるいろんな音と出会うヒヨコの様子が
とてもかわいいです。
男の子がラーメンを「つるつる」食べていたり
カレーを「むしゃむしゃ」食べているところを
ヒヨコがじっとみています(ここは何度でも見たいページ)
アヒルと一緒に池に入って「とぷん」と溺れかけたり
「すてん」と転んだところに、
「きぃいっ」と音をたててトラックが急ブレーキ。
そんなこんなに、はらはらしたあげく、
「ぴよぴよ」と鳴きながら、お母さんと兄弟たちのところに
ひよこが戻ってきて、ほっとします。(ここもきっと何度も見たいページ)

裏表紙のところに「あいうえおかきくけこ」
と字が並んでいますが、
は行だけはなぜか、「はぴよぴよ」になっているところも面白いです。
「ぴよぴよ」は、「ひよこ語」のようです。

こすずめ同様、ヒヨコの冒険ですが、
夕方よりもずっと早くおかあさんを見つけられて
しかもそこには、そっくりな兄弟がいっぱいいて
なんだかのんびり、のどかな絵本なのです。

関連記事 in my blog: こすずめのぼうけん


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2012.03.19  こすずめのぼうけん 


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こすずめのぼうけん (こどものとも傑作集)
(福音館書店 1977/04/01)
ルース・エインズワース 石井 桃子 訳
堀内 誠一 絵

遠くに飛べるようになったばかりの雀の子が
飛んだはいいが、巣へ戻れなくなってしまいます。
鳩や、カラスの巣をたずねるけれど、
鳴き方が違うから、仲間じゃないといわれてしまいます。
日も暮れて、すっかり疲れて悲しくなった雀の子は
暗がりの中で、出会った小鳥に
「あなたは自分の仲間でしょうか?」と丁寧に訊ねます。
小さな子供向けの、かわいらしい絵本です。
でも、同じルース・エインズワースの
「ねこのお客」という童話集を読んだあとで
あらためて、この絵本を読むと、ちょっと感じ方が違います。

ふつうなら、声を聞いただけで、
「おかあさん」だと認識するんじゃないだろうか。、
シルエットでも匂いでもなんでも、すぐに気づく気がするのです。
なのに、たくさんの巣を回って「ここは自分の居場所ではない」
という絶望を何回か味わった雀の子は、
夕闇の中で、迎えにきた母が「母」であることに気づきませんでした。

この「おかあさんだとわからなかった」という事実は
けっこう怖いことです。
こすずめの心の中は、すっかり暗くなっています。
しかし、そうやって濃くなってしまった闇を
お母さん雀のこのことばは、いともたやすく覆すのです。
「ずっと、あなたを探していたんですよ」

怖すぎないけど、怖くないわけじゃない、
怖いけれど、救いがある、
これが、エインズワースの童話の魅力のような気がします。

関連記事 in my blog: ねこのお客

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2012.03.17  ホットケーキの思い出 


Hotcake0.jpg

万惣フルーツパーラー。
テレビで、池波正太郎の愛したホットケーキのお店と紹介されていたので、
これは是非行こうとネットでチェックしたら、なんと閉店とのこと。
そんなぁ・・
うちの文鳥のメイプルシロップな匂いと、
朝ドラの「カーネーション」で
美味しそうにホットケーキを食べるシーンがたびたび出てくるのも、
ホットケーキ食べたいゴコロを刺激していた気がします。

このお店のあった時代は、「カーネーション」の時代とほぼ同じ。
「お互いこの先、失くしてばっかしじゃ」
というほっしゃん北村の言葉に、
「うちは宝をかかえて生きていく。」
というオノマチ糸子、
二人が静かに語り合うシーンにやたら泣けてしまいました。
そんな、昭和を生きた大人たちの宝みたいな
思い出のホットケーキをどうしても食べてみたいと思うのでした。

一度、入ろうと思ったら長蛇の列で断念。
二度目に、どれだけでも待つぞ~と意気込んで行ったところ、
土曜日の3時過ぎ、あまりにお客さんが多かったため、
「本日は終了させていただきます」の張り紙。
こんどこそ、こんどこそ・・の三度目、
ウィークデーに半休を取ったので、一路秋葉原を目指したのでした。
でも、タニタ食堂みたいに整理券が出たらアウトよね、
と道々一喜一憂。
でも無事?ビルの階段には長蛇の列ができてました。
ホットケーキの匂いがいっぱいに漂っていました。

お天気のいい日だったので、
窓にかかったレースのカーテンから、外の光がいい感じに
やわらかく差し込んでいました。
生まれて初めて行ったお店のホットケーキは
ふわっとして、ほんのり温かくて 美味でした。
お土産にジャムを買おうと思ったけれど、
お店にはもう並んでなかったです。

関連記事 in my blog: 頑是ない歌  だから決めた


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2012.03.12  早春の「夏の夜の夢」 


神楽坂の「イワト劇場」で結城座の「夏の夜の夢」を見てきました。
人形と人間が入り混じる
結城座ならではの、演出で面白かったです。
妖精のパックの間違いで、大騒ぎになる
ライサンダーとハーミア、ヘレナとディーミトリアス
この2組の若い男女のお人形がそれぞれ、そっくり。
とってもよく似たもう一つのお人形に心変わりしているのは、
これまた恋敵に良く似た別のお人形。
(ことばで説明すると、ぐるぐるしますが、見ていてもぐるぐるします。)
そして妖精の王女タイターニアスの周りにいる、小さな妖精は、
役者がニンゲンだったら、こうはいかない「実サイズ」で
ひらひら宙を飛び回ります。
終わり近くの劇中劇を、お騒がせの若い男女4人組が見ているシーン、
人形たちは、人形たちにもどって、
過去に忘れられた存在のようでした。
「恋なんて、なんだかもう忘れちゃったなぁ」という、その後の大人みたい。

帰ってきてから、古い文庫本で戯曲を読み返しました。
結城座の芝居は、小田島雄志訳でしたが、新潮文庫の福田恆存訳。
あらためて文字で読むと、
「もしかすると、こればっかりは、
人間が演じてこその喜劇『夏の夜の夢』かも」と考えたりしました。
恋する人たちの可笑しさと、いとしさと、騒々しさを伝えるには、
人形たちは、静謐でした。
恋のドタバタ劇を、こういう独特の静けさの中に見るのも
不思議な感じできれいでしたが、
「夏の夜の夢」という芝居の魅力とはまた別な気がします。
一方、人間が演じるとなるとものすごく難しいんだろうパックは、
さすがの人形。
しかも、パックを二つの人形で表現しているのが素敵でした。

natsunoyo.jpg

関連記事 in my blog: テンペスト, 夏の人形芝居


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2012.03.10  安野光雅の絵本展 


tabinoehon.jpg
旅の絵本 V
(福音館書店 2003/09/10)
安野 光雅

板橋区立美術館で、「安野光雅の絵本展」を見ました。
西高島平の駅から徒歩13分、あるいは高島平の駅から1時間2本のバス利用という
やや「遠い」感のある美術館、しかも凍えるような寒い日だというのに
中は人でいっぱいでした。
板橋区民のともだちによると、板橋はイタリアのボローニャと姉妹都市だそうです。
最初、「ボローニャ図書館」という絵本を集めた図書館に
連れて行ってくれる予定だったのですが、
昨年の夏やっていた、ボローニャ国際絵本原画展を
見に行けなかった、という話をしたら急きょ、美術館に変更してつきあってくれました。
美術館のあるあたりは、「怪談乳房榎」の舞台でもあるそうです。
ちょっと行った先には、「不動の滝」
あの、歌舞伎で滝に打たれながらぐあぁって刃傷沙汰になる、あれかな?
夏なら涼しげな演目だけど、今そのことは考えたくない寒さじゃ、ぶるぶる、なんて。
お天気がよければ、あたりを散策も面白そうです。

こどもの頃はそうでもなかった気がしますが、
大人になってからは、「ウィーリーをさがせ」のように
細かくて、人がいっぱいいる絵をみるのがあまり好きではありません。
今年はじめに見た「清明上河図」も多くの人が描かれている絵巻物でしたが、
そもそも混んでいたし、見ている向こうの世界も人人人で、やや人酔いする感がありました。
ところが、安野光雅の「ふしぎなえ」の原画を見ていたら、
中の小人の一人が、とってもげんなりしているのを発見。
その姿を見て人ごみで知り合いをみつけるというか、なんだか、うれしくなるというか。
そういえば、かの「旅の絵本」には、喧嘩している人や酔っ払いや
絶望している人はいるのだろうか・・なんてことが気になりだしました。
そして、あらためて旅の絵本をじっくり見ました。
それで、あぁそうか、見ている風景は今も同じだけれど、
ここに登場している人たちは、みんな過去の人たちなんだ、と今更わかったのでした。
しかも、物語や絵画の中にしか登場しない人もいます。
旅の絵本Vはスペインです。
もしかして、いやきっといるよね、と、さがしにいくと、やっぱり・・いたいた。
風車にむかっていくドン・キホーテ。
なにもなければ空っぽの舞台に、さまざまな芝居が繰り広げられている、
それを知るような感動がありました。
ただの「だまし絵」ではないし(疲れた小人に会ったり)、
ただの風景画ではない(畑で「大きなカブ」をぬこうとしている人たちがいる)。
見えているものから、見えていないものまで見る。
ふうん、そうかぁと思ったのでした。

関連記事 in my blog: 清明上河図


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2012.03.09  頑是ない歌 


buncho0309.jpg
文鳥と文鳥お気に入りのバッグ。

新しいノートパソコンになりました。
セットアップに手こづらなかったので、よしよしと思っていたら、
長年使っていたソフトがWindows2007では使えないことが判明。
いちおう、ワードでもバックアップは取っているけれど。
愕然。あぁ。Windows98以来ずっと使えていたということが奇跡なのか。
あきらめ悪く、あれこれやってみましたがダメ。
気がついたら、ものすごく時間がたっていました。
ふと目をやると、思い切り眠そうな文鳥がこっちを見てました。
ため息ついてるみたいに、羽をふくらませてブルっとします。
「ぎゃあ、ぎんちゃん、もうこんな時間!!」
大慌てで、籠に戻して覆いをかけました。

この新しいパソコンを買った日、秋葉原から歩いて
万惣フルーツパーラーでホットケーキを食べるつもりでした。
ビルの耐震工事のため閉店してしまうと聞いて足をのばしたのです。
誰も考えることは同じらしく、
あまりに長蛇の列だったのであきらめました。
震災の影響はいろんなところに波及しています。
こういう古いビルが沢山ある神田の風景が好きだったのに。
なんだか、唐突に
中原中也の「頑是ない歌」という詩を思い出しました。

此の先まだまだ何時(いつ)までか
生きてゆくのであらうけど


でも、そう書いた詩人本人は
その先、あまり長くは生きなかったのでした。

考へてみれば簡単だ
畢竟(ひっきょう)意志の問題だ
なんとかやるより仕方ない
やりさへすればよいのだと

思ふけれどもそれもそれ


「意志」ってなんだろう。
何かをあきらめ、何かをあきらめない。
「意志」とはそれを決めることなのか。

生きてゆくのであらうけど
遠く経て来た日や夜の
あんまりこんなにこひしゆては
なんだか自信が持てないよ(中原中也の「頑是ない歌」)


翌朝文鳥は、寝不足なのにいつもの時間に起こされ
とってもご機嫌ななめでした。ほんとにごめん。

arishihinouta.jpg

在りし日の歌―中原中也詩集 (角川文庫―角川文庫クラシックス)
(1997/06)
中原 中也

関連記事 in my blog: ホットケーキの思い出


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2012.03.05  ねこのお客 


nekonookyaku1.jpg
ねこのお客―かめのシェルオーバーのお話 1
(岩波少年文庫 1996/12)
ルース・エインズワース作 河本 祥子 訳

動物に優しいキャンディさんの家の動物たちは
新参者のカメのシェルオーバーが可愛がられるのに腹を立て、
眠っている間に生き埋めにしてしまいます。
そもそも土の中で冬眠するカメは、生き埋めなんてへっちゃら、
「眠っているうちに、なぜか土に潜っちゃいましたよ。」
と、土から這い出してきます。
そして、動物たちに「お話し」を聞かせてあげると言います。

その、いちばんめの話しが「ねこのお客」。
寒い冬の晩、一人で暮らすおじいさんのところに
やせ細った黒猫がやってきます。。
この猫は、おじいさんと分け合うこともなく食べ物を食べつくして
翌朝、姿をかき消してしまいます。

「生き埋め」にされたカメのシェルオーバーがするこの話
エドガー・アラン・ポーの「黒猫」を思い出します。
かの有名な、壁に妻の死体を埋める、という話。

ポーの「黒猫」の霊は、酷いことをした主人公を追い詰め復讐をとげます。
エインズワースの黒猫も、貪欲におじいさんのものを奪っていきますが、
その猫を「友」と呼んだおじいさんに、すべてを返し
姿なき「ぬくもり」として存在しつづけます。

雪の朝の黒猫とおじいさんは、短い会話をかわしますが、
そのあとは永遠に「目に見える」姿では出会うことはありません。
その朝の、雪の冷たさと、
輝きがありありと感じられるような気がします。
現実に動物を助け、愛され
天国の門に運ばれていくマローンおばさんの話とはまた違うMystic Storyです。

関連記事 in my blog: マローンおばさん


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