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空飛ぶ色いろnatsuno07

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2019.02.21  夕雨子 


yuko201902.jpg
夕雨子
(講談社文庫 1977/5/15)
三浦 哲郎 
カバー挿画 小松 久子

新宿駅で、電車を待ちながら、
向こう側のプラットフォームにいる人たちを、
平成元年の時の歳に、頭の中で置き換えていってみたら、
ものすごい勢いで、子供ばかりになってしまったので、
愕然としてしまいました。
最近読んだ「夕雨子」は、今から50年前に書かれた小説。
「夕雨子」の時代までさかのぼったら、朝の新宿駅からは
ほとんど人がいなくなってしまいます。

「夕雨子」は古書で、もう絶版になっている本です。
カバーの鳥が素敵なので、
どんな感じに鳥が関係するのかなと思ったら、
新潟、北海道、高知、仙台、八戸、富山と
街から街のキャバレーへ、わたり鳥のように
巡業の旅に出るダンサー「夕雨子」の物語でした。
6つの短編の連作です。
1969年から1970年にかけて「小説現代」に掲載されたそうで、
「おりえんたる・ぱらだいす」と同じ頃に書かれています。

最終話で夕雨子は盲腸に倒れ
母親の暮らす伊豆の下田に帰ろうかと考えています。
ちょうど「伊豆の踊子」を読んだ直後だったので、
ああ夕雨子もまた伊豆の踊子なのだなと思いました。
川端康成の「伊豆の踊子」は詩のような作品ですが、
この「夕雨子」は絵のようで、
夕雨子という踊子の絵、6作品という気がします。
ともに描かれている
ほんの刹那的に出会う同業者たちの姿もまた印象的です。

八戸にやってきた「晩夏を飛ぶ夕雨子」
種差海岸の砂浜をバイクで走る夕雨子の物語は
ジャズが聞こえてきそうな
50年前のフランス映画風な描かれ方で
そういうレトロ感もまた面白いのでした。

関連記事 in my blog: おりえんたる・ぱらだいす,  伊豆の踊子


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2018.09.25  夜間飛行 


Yakanhiko201808.jpg
夜間飛行
(光文社古典新訳文庫 2010/7/20)
サン=テグジュペリ 著 二木 麻里 訳 望月 通陽 表紙

先日読んだ、「人間の大地」にひきつづき、
光文社古典新訳文庫で「夜間飛行」を読みました。
古い文庫は、堀口大學訳ですが、
文章があまりにも古めかしくて、
現場の刻一刻を追う
緊迫感や、臨場感をそぐようなところがあります。
この新訳は、修復された絵画をみるように
目の前にある世界を生き生きと感じさせてくれます。

しかも、解説を読むと
いっそう分かりやすくなります。
あとがきで訳者は、この解説について
「お気が向いたときにお読みください」
と書いていますが、
「いやいや、ぜひ読んだ方が・・・」と思いました。
この小説が、とても緻密に計算され
構築されていると同時に、
深い愛と敬意よって描かれているということが
わかりやすく、具体的に分析されています。

登場する4人のパイロットが
グラデーションがかかったように
描かれている、という解説を読むと
ラストの余韻の印象の強さについて考えさせられます。
名前のないということで(色が薄くなるということで)
存在感も薄くなるのではなく、
名前のない二人のパイロットが残す印象がむしろ「濃い」
それこそがこの「夜間飛行」という小説で描かれている
「現場」なのかと思えます。

かなり久しぶりに読み返しましたが、
嵐に巻き込まれるパイロット、
ファビアンの操縦する機体が、嵐の雲をぬけて
満天の星空に遭遇する瞬間が
まるで目に見えるようです。
最初は、当時の「夜間飛行」の勤務状況が
あまりに「ブラック」じゃないか
なんて思いながら読んでいましたが、そのあたりもまた。
もろもろ考えさせられるのでした。

関連記事 in my blog: 人間の大地


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2018.09.22  夜間飛行 古い文庫本のこと 


Yakanhiko20180801.jpg

夜間飛行
(新潮文庫 1956/2/20, 1973年11刷)
サン=テグジュペリ 著 堀口 大學 訳 難波 淳郎 表紙

先日、人間の土地の古い文庫本のことを書きましたが、
こちらも同じ画家による、夜間飛行のカバーで、
やはり少しテンポの速いJazzが聞こえてきそうな絵です。

音楽的な点と線で描かれているのは、
上空から見た街の灯だろうかと思われますが、
この夜間飛行という小説を読み終えたあとに
この表紙を見ると
こみあげるものがあります。

「人間の土地」も、「夜間飛行」も
家族の誰かが買ったものが、
いつの間にか、わたしの本棚で
40年以上残ったものです。
思い返すと、新潮文庫の海外文学の表紙は
記憶に残っているものが多く
テネシーウィリアムズや、サリンジャーなどは
今も同じデザインです。
サン=テグジュペリやカミュは
変わってしまいました。
違う表紙に違和感を感じるくらい、
作家の印象が、わたしの中では、
文庫の表紙とリンクしているようです。
そういえば、横溝正史も
角川文庫の杉本一文の絵と
しっかりつながっていて、
ちょっとやそっとじゃ離れないし、
思い出しただけで怖いです。

関連記事 in my blog: 人間の土地 古い文庫本のこと


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2017.07.23  闇のヘルペス 


hadazawari_.jpg
肌ざわり
(中公文庫 1983/5/10)
尾辻 克彦

1ヵ月近く痛みがつづいた帯状疱疹もようやくおさまってきました。
1週間目ぐらいには、銀色の糸みみずが肌の上にいるような
妙な感覚もありました。
それよりもずっと色のない、ちりちりとした痛みが
まだ時々走ってます。

帯状疱疹は英語で、Herpes zosterというそうで、
そういえば、尾辻克彦の「闇のヘルペス」
という短編があったなと読み返しました。

唇の横にできたヘルペスに紫色の薬を塗られた
ホラーのような形相で、
漏電を心配して天井裏を覗いている真夜中の話。
そこに子供の頃、天井裏の電気の配線コードを見て
蛇がいると思った記憶などが絡んできます。
そんな得体の知れない感覚に悩まされる夜、
「そうだね。関係って苦しいし、痛くなる。
関係って病気だね。黴菌だよ」

なんて知人と電話で話したりしています。

電気トラブルを気にするというのもわかる
電気刺激を感じているような痛み
痛みの違和感を
万華鏡の中に入れて、くるくると回しながら見ているような。

表紙は尾辻克彦と「本人」の間柄にある赤瀬川原平の絵で、
小さな胡桃子ちゃんの姿があります。
この病気を扱った小説の中で、
胡桃子ちゃんの存在は光です。
玉子のように眠っている姿、
元気に学校に出掛けて行く姿。

この小説は大学生の時に読みましたが、
ようやくわたしはこの
得体のしれない病気を現実に知ったのだと思うのでした。


関連記事 in my blog: 父が消えた


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