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空飛ぶ色いろnatsuno07

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2019.05.21  むかしのはなし 


mukashino201904.jpg
むかしのはなし
(幻冬舎文庫 2008/2/10)
三浦しをん

この小説を読んだのは平成も終わろうという
2019年の3月頃でした。
それで、令和に変わる前、4月に感想を書こうと思いながら
果たせず、5月になったら何が書かれていたか忘れてしまっていて
もういちど読み返しました。

かぐや姫、花咲か爺、天女の羽衣
浦島太郎、鉢かつぎ、猿婿入り、桃太郎
これら7つの「むかしばなし」と
どこかしら似ているような、
でもほとんど関係ないような短編が
地球が隕石とぶつかる直前であるという事実で
つながっているのです。
2度読んでも、すぐ内容を忘れています。
それでも、がんばって覚えていないと悪いなぁと思いはするのです。
なにしろ登場人物たちが、「地球がなくなる」っていう
危機的状況にあって話している話なのだから。

それでも、すぐにもやがかかったように忘れていきます。
そんな結構インパクトあるわりに、すぐに忘れる物語の中で、
花咲か爺の「ロケットの思い出」だけは、二度読まなくても
こころに残っていました。
花は、死んだポチを埋めたところから咲いた花であり
灰はその樹を焼いた灰だったのでした。
ロケットとは、宇宙船のことではない。
ある犬の名前でした。


関連記事 in my blog: 準備万端バルタン星人、阪本順二監督の「団地」


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2018.05.16  みちづれ  


michizure201803.jpg
みちづれ 短編集モザイク I
(1999/1/1 新潮文庫)
三浦 哲郎

この短編集には24の短編が収録されており、
単行本としては1991年に出版されています。
表題作の「みちづれ」は、三浦哲郎の別の作品
「白夜を旅する人々」や「海峡」と同じように
青函連絡船から投身自殺した「肉親」への思いが描かれてます。

青函トンネルの開通に伴って
連絡船終航を迎える1988年冬、
船から花束を海に投げ入れる「墓参」も
これで最後になるという乗船の日
同じように花束を抱えた老婦人に気づく「彼」
お互いに知らない「遺族」どうしが
特に会話をするわけでもなく、軽く会釈を交わすのみですれ違っていく。
それだけのことなのに、「みちづれ」と感じてしまうほどの
万感の思いが映し出されます。

以前にも書いたような気もしますが、
三浦哲郎は人物画を得意とする画家のような
そんな印象があります。
時には同じ人物が繰り返し描かれます。
光の加減、色の濃淡によって少しずつ表情は違うけれど、
描きだされた存在感に心打たれます。
そういう作品の中でもこの「みちづれ」は
小さいけれども、立ち止まってずっと見てしまうような作品です。

荒川洋治の解説にもあるように、
最初に描かれる青森駅と青森港桟橋の描写も印象的です。
まるで海峡のただなかにまで続いているような
この世とあの世の境界が見えなくなるような。
降り積もった雪の中
慣れて歩く「彼」と不慣れで転倒する老婦人
手をかそうとする彼の申し出を
丁寧に、でも頑なに拒絶する老婦人
そんな短い情景のなかにも
「遺族」の悲しみの深さが見え隠れするのです。

関連記事 in my blog: わくらば, 木馬の騎手


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2018.03.16  メリー・ゴー・ラウンド 短編集「木馬の騎手 」より 


短編集「木馬の騎手」の中では、
「接吻」「初秋」「付添い」というような
色っぽさのある作品が好きでしたが、
やはりタイトルの「木馬の騎手」と直接的にイメージの重なる
「メリー・ゴー・ラウンド」が一番余韻を残す作品かと思います。

幼児の目はまるでビデオカメラのように無邪気に
心中を決意した父親の姿を映し出していきます。
妻の墓参りをして、遊園地の回転木馬で娘を楽しませ
海に身投げしようとして果たせず宿をとる男。

この作品も含め、短編集に登場するのは、
宿命だとか業だとかいうようなものから
抜け出せないニンゲンの子供たちです。
宮部みゆきの「悲嘆の門」も
やはりそういう「繰り返し」の中にある
人間の歴史が見えています。
どれだけ先に進んだつもりでも
また同じところに戻ってくる。
それが「木馬の騎手」の意味するところだとすると
とても絶望的な気がします。
でも最後の物語、「メリー・ゴー・ラウンド」には
回転木馬から逃げ出してきた木馬たちがいます。
木馬たちは今にも殺されかけている少女の目を醒まさせます。
その木馬たちは、「ユタとふしぎな仲間たち」の中で、
少年が出会う座敷童たちにも似ているような気がします。
木馬も座敷童も
人を勇気づける「物語のチカラ」の化身かもしれない
そんなことを思うのでした。

mokubanokishu20180300.jpg
(箱の裏と見返しにもいる、銀色の木馬)
木馬の騎手
(新潮社 1979/10/10)
三浦 哲郎 司修 装丁

関連記事 in my blog: 「ユタとふしぎな仲間たち」の表紙


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2018.03.14  木馬の騎手 


mokubanokishu201803.jpg
木馬の騎手
(新潮社 1979/10/10)
三浦 哲郎 司修 装丁

三浦哲郎の「木馬の騎手」を再読しました。
1978年5月から1979年4月まで新潮社の「波」に掲載された
子供が主人公の12の短編小説です。
短編集の並び順は「波」の掲載順ではないそうですが、
「波」をオンタイムで読んでいた人は、どの季節にこの短編を読んだのだろう
と好奇心にかられます。
老人ばかり出てくる「わくらば」と似たように
百物語のような恐ろしさがあります。
じめっとしていたり、ひんやりしていたり、得体が知れなかったり。

12の作品の登場人物と物語の季節を書き出してみました。
少女と少年の物語が半分ずつ、幼稚園児から小学校の6年生まで
多くは著者の故郷が舞台かと思われます。

1.接吻(少女 キワ 小学4年生 田植え休みの頃)
2.睡蓮(少年 悟 幼稚園 7月下旬・夏休みのはじまり、高原の別荘地)
3.厄落とし(少女 アヤ 小学生、学年不明 季節不明)
4.星夜(少年 麦太 小学5年生 10月下旬?・タクアン漬ける頃)
5.初秋(少女たち 姉中学3年生 妹小学6年生 名前不明 9月下旬頃?、別荘地)
6.ロボット(少年 作次 小学1年生 4月から7月下旬・1学期の終業式)
7.遠出(少女 郷子 小学2年生 10月上旬?寒くなりかけ、場所不明 都市部)
8.遊び(少年 六蔵 年齢不明、小学校就学前6歳くらいか? 3月頃)
9.出刃(少年 与五 小学5年生 8月 夏休み)
10.鳥寄せ(たぶん少女 名前不明 小学2年生から5年生くらいの期間の話)
11.付添い(少年 竹志 小学4年生 真冬)
12.メリー・ゴー・ラウンド(少女 チサ 保育園児 晩春)

鳥寄せは一人称の物語なので
少年と思う人もいるようですが、父の遺品の土産のがまぐちの色が
赤と青となっているので、女の子だろうかと思います。
(主人公には弟がいる)
短編集の出版された1978~79年頃のこどもだけでなく
1940年代から1960年頃のこどもも混ざっているようです。
こどもは大人の都合やら、事情やらと無関係には生きられない
その現実を描きながら愛情深い
それが三浦哲郎の小説らしさだと思います。

色を多く重ねて丁寧に描きだされている油絵作品を
12枚見るような、そんな感じがします。

関連記事 in my blog: わくらば, 気ままなる旅 装丁紀行,

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2018.03.04  末裔 


ワッフル
(オンマウスで、あゆみBooksへのメッセージ帯。)
末裔
(新潮文庫 2014/4/1)
絲山 秋子

荻窪の教会通りの「黄金煎餅」で、
お土産用にお煎餅を買おうと出かけて行ったら、
シートが張られ取り壊しの最中でした。
がっくり肩を落としたところで、
絲山 秋子の「末裔」を読み返したくなりました。
昨年の3月にあゆみBOOKS小石川店が閉店になるときの
「さよならメッセージ」を思い出したからです。

心のなかに商店街があります。
大好きなお店はずっとそこにあって
いつでも訪れることができます。

小説の「末裔」は、
「家の鍵穴」がなくなってしまったために家に帰れない
初老の男の物語です。
最初はシュールな苦境に同情しながら読んでいるのですが、
そのうち主人公にむかっ腹が立ってきます。
ラストの「パンツのなる木」のあたりではほぼ怒鳴りそうです。
再読しながら、そうそう初めて読んだ時もそうだったと
我ながら笑えてしまいました。

心の中の商店街を通って、
今はもうない昔の家に帰ると、そこには
片付ける人と片付けない人がいる。
家族への思いというのは、そういう
ニガニガしさや、腹立たしさを含むものかもしれません。

関連記事 in my blog: あゆみBooks 小石川店


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2009.11.26  万寿子さんの庭 


masukosannoniwa.jpg
万寿子さんの庭
(小学館文庫 2009/10/06)
黒野 伸一

若い頃は、星占いといえば、恋愛運。
でも最近気になるのは健康運だぁ・・・
なんて話を友としていました。
だいたい、若い頃、さえぎる間もないくらい彼氏の話をしまくった人は、
自分の健康状態について、さえぎる間もなく話すような気がする。
お互い気をつけようね。
熱を入れて、通院報告をしたりしないようにしようね・・なんて。
とはいえ、整形外科の待合室に座っていると、
おばあさん同士、実に朗らか、かつ楽しそうに話しているのねと思います。

さて、おばあさんが出てくるお話。
本屋さんの平台でお勧めのポップが立っていたのと
「庭」の文字に惹かれたのとで、手にした「万寿子さんの庭」
何度も、うっ・・と泣きそうになりながら読みました。
「認知症」が悪化しつつある万寿子さんと
20代はじめのOL京子さんのお話。

どっちの立場に身をおいて読むか・・というと、
ここは20代の京子さんに。(主人公だし)
京子さん、同期に好きな男の子がいます。
もう、昔のことだけど、
「同期会」で飲んでいるときの、
微妙な感じがとっても「わかる」のです。
偶然、他の同期の女の子と飲み会終わりに待ち合わせているのを、
見てしまう、そのガアンと来る感じ。などなど。

あっ・・でも、泣きそうになったのはそこじゃないです。
そもそも、京子さんにとって、万寿子さんとの出会いそのものが
「泣きそう」な状況から始まるのです。
近所のワルガキか?という万寿子さんに、
悩まされ、立ち向かい、どうなるか・・。
京子さんは最後に近所のガーデンセンターへ転職?
とても「泣きたい」現実でありながら、
万寿子さんも京子さんも、いとしい人だと思えるお話しでした。


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