FC2ブログ

空飛ぶ色いろnatsuno07

ようこそ! 
本に関すること、日々のこと、いろいろです。
ゆっくり遊んで行ってください。
文中敬称略とさせていただきます。
引用は青字にしています。

プロフィール

author: natsuno07 ♀
絵を見ることが好き。 読書が好き。文鳥が好き。
日常のあれこれ書いてます。
詩のサイトはこちら
シア・シュガー
うちの文鳥




yumenosuke


natsuno07



@soratobuiroiro

更新通知なつぶやき


カレンダー


06 | 2019/07 | 08
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -


記事の年月でさがす


2019年 07月 【1件】
2019年 06月 【5件】
2019年 05月 【5件】
2019年 04月 【5件】
2019年 03月 【8件】
2019年 02月 【7件】
2019年 01月 【6件】
2018年 12月 【5件】
2018年 11月 【6件】
2018年 10月 【4件】
2018年 09月 【7件】
2018年 08月 【6件】
2018年 07月 【7件】
2018年 06月 【6件】
2018年 05月 【10件】
2018年 04月 【12件】
2018年 03月 【17件】
2018年 02月 【20件】
2018年 01月 【4件】
2017年 12月 【3件】
2017年 11月 【3件】
2017年 10月 【7件】
2017年 09月 【8件】
2017年 08月 【12件】
2017年 07月 【6件】
2017年 06月 【11件】
2017年 05月 【12件】
2017年 04月 【14件】
2017年 03月 【15件】
2017年 02月 【12件】
2017年 01月 【6件】
2016年 12月 【9件】
2016年 11月 【13件】
2016年 10月 【2件】
2016年 09月 【3件】
2016年 08月 【6件】
2016年 07月 【8件】
2016年 06月 【9件】
2016年 05月 【11件】
2016年 04月 【1件】
2016年 03月 【8件】
2016年 02月 【2件】
2016年 01月 【2件】
2015年 12月 【8件】
2015年 11月 【3件】
2015年 10月 【3件】
2015年 09月 【2件】
2015年 08月 【2件】
2015年 07月 【2件】
2015年 06月 【4件】
2015年 04月 【6件】
2015年 03月 【7件】
2015年 02月 【5件】
2015年 01月 【2件】
2014年 12月 【3件】
2014年 11月 【3件】
2014年 10月 【2件】
2014年 09月 【2件】
2014年 08月 【2件】
2014年 07月 【1件】
2014年 06月 【3件】
2014年 05月 【6件】
2014年 04月 【6件】
2014年 03月 【8件】
2014年 02月 【3件】
2014年 01月 【2件】
2013年 12月 【5件】
2013年 11月 【3件】
2013年 10月 【4件】
2013年 09月 【12件】
2013年 08月 【15件】
2013年 07月 【15件】
2013年 06月 【10件】
2013年 05月 【11件】
2013年 04月 【6件】
2013年 03月 【7件】
2013年 02月 【3件】
2013年 01月 【7件】
2012年 12月 【3件】
2012年 11月 【4件】
2012年 10月 【6件】
2012年 09月 【4件】
2012年 08月 【10件】
2012年 07月 【10件】
2012年 06月 【2件】
2012年 05月 【7件】
2012年 04月 【4件】
2012年 03月 【10件】
2012年 02月 【7件】
2012年 01月 【7件】
2011年 12月 【4件】
2011年 11月 【9件】
2011年 10月 【12件】
2011年 09月 【5件】
2011年 08月 【12件】
2011年 07月 【15件】
2011年 06月 【6件】
2011年 05月 【9件】
2011年 04月 【11件】
2011年 03月 【5件】
2011年 02月 【4件】
2011年 01月 【11件】
2010年 12月 【7件】
2010年 11月 【4件】
2010年 10月 【9件】
2010年 09月 【8件】
2010年 08月 【11件】
2010年 07月 【16件】
2010年 06月 【18件】
2010年 05月 【14件】
2010年 04月 【16件】
2010年 03月 【12件】
2010年 02月 【9件】
2010年 01月 【4件】
2009年 12月 【10件】
2009年 11月 【12件】
2009年 10月 【12件】
2009年 09月 【4件】
2009年 08月 【15件】
2009年 07月 【15件】
2009年 06月 【8件】
2009年 05月 【14件】
2009年 04月 【19件】
2009年 03月 【11件】
2009年 02月 【14件】
2009年 01月 【23件】
2008年 12月 【14件】
2008年 11月 【19件】
2008年 10月 【7件】
2005年 01月 【1件】



カテゴリでさがす

手書き風シリーズ星本の種類、など
記事のメインカテゴリーです。



キーワードでさがす




タグでさがす

手書き風シリーズ星記事の多い順です。


RSSリンクの表示




お問い合わせ


こちらから

2019.06.27  三陸海岸 大津波 


sanrikukaigan201905.jpg
三陸海岸 大津波
(文春文庫 2004/3/10)
吉村 昭

1970年「海の壁」というタイトルで、
中公新書として出版されたノンフィクションが
1984年「三陸海岸大津波」のタイトルで文庫化(中公文庫)、
20年後の2004年に別の出版社から文庫で出版されました。

50年前の1970年、この本が出版される2年前
1968年5月に起きた三陸沖北部地震(十勝沖地震)のため
3Mから5M津波被害が発生しています。
三陸をよく旅したという著者は、大津波について
改めて調査し語り伝える意味を感じたのかもしれません。
この本は三章からなっていて、それぞれ
1896年(明治29年)、1933年(昭和8年)、1960年(昭和35年)の
大津波について書かれています。
120年くらいの間に、こんなにたびたび津波が起きているとは
まったく驚きでした。
(わたしが無知だっただけですが)
この本では、近年ないような大漁があったり、
地下水が枯渇したりしたことが
前兆だったのではないかと書かれています。
津波が来る直前の大砲のような音についても書かれています。
2011年の時も、何かしらそういう予兆のようなものが
あったのでしょうか?

先日読んだ、吉村昭の私小説風な作品に比べると
ノンフィクションは、わかりやすくて、明快に感じられました。
著者の描き方がとても客観的だからでしょうか。
「めっちゃ医者伝」を読んだときと同じ感想です。
「歴史はくりかえす」けれど
「天災は忘れたころにやってくる」けれど
未来を生きる人にはきっと乗り越えて欲しい。
先人たちの犠牲と努力と願いがそこにある
そういう作品でした。

関連記事 in my blog: 10冊のタイムカプセル


よろしければポチっとお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

スポンサーサイト




2018.08.08  人間の大地 


ningennodaichi201808.jpg
人間の大地
(光文社古典新訳文庫 2015/8/20)
サン=テグジュペリ 著 渋谷 豊 訳 望月 通陽 表紙

遠い昔に、堀口大學の訳で読んだ「人間の土地」を
光文社古典新訳文庫「人間の大地」で読みなおしました。
1939年(昭和14年)、サン=テグジュペリ39歳の時に
出版された本で、
飛行機のパイロットという独特な視点から生れた
サン=テグジュペリの人生観、死生観が書かれています。

砂漠に不時着して
絶体絶命のピンチを迎えたにもかかわらず、
あきらめないタフさ、
まるで宇宙飛行でもあるかのような
夜間飛行の情景、
寡黙に任務にむかう操縦士たちの
映像のような描写などなど。

最終章の「人間たち」では、当時の混沌とした
世界情勢の中にあってのサン=テグジュペリの考えが
語られています。その中にはこんな文章もありました。

今、人々はさまざまな立場に分かれていがみ合っているが、
もし本質的なものを明るみに出したければ、
この分裂状態にいくらか距離を置くことだ。
いったん分裂状態を容認してしまえば
不動の真理の詰まった教典がそこここに出現し、
その一つ一つが排他的な狂信(ファナティシズム)を生むだろう。(中略)
だが、知ってのとおり、真実というものは世界をシンプルにするもので、
事態を紛糾させるものではない。


人間が生きていける場所というのは
限定されたわずかな場所でしかない
地上から「いくらか距離を置く」
パイロットだからこそ見えた真実というものなのでしょう。

堀口大學訳も雰囲気がありますが、
「人間の大地」は新訳の方がわかりやすかったです。
光文社古典新訳文庫からは、
他に、サン=テグジュペリの「夜間飛行」
「闘う操縦士」も出版されているので、
これらの作品も読み返してみようと思っています。

関連記事 in my blog: 人間の土地 古い文庫のこと,  雲のはて


よろしければポチっとお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村




2018.07.18  人間の土地 古い文庫本のこと 


下の画像は、サン=テグジュペリの「人間の土地」
40年以上も前の古い文庫本です。
岐阜で41度近い猛暑日になったそうですが、
これもまた灼熱の
アフリカの砂漠に沈む夕日かと思われる
Jazzっぽい印象のカバー。
サン=テグジュペリの「人間の土地」
といえばこの表紙という気がします。
擦り切れているし、経年ヤケが酷いしするのですが、
大切にしている1冊です。

あらためて開いてみると、本文もさることながら、
巻末の文庫のラインナップが、
40年前の文庫本然としていて面白いなぁと思います。

海外文学の項目が
<フランス><イギリス><アメリカ><ドイツ>
<ロシア・ソヴィエト><その他の国>に別れて
結構な数の作品がつらつらと並んでいます。
今は、よっぽど在庫の豊富な大型書店でもない限り、
こういう外国文学の文庫本は置いていないし、
置いてあったとしても、超有名タイトルのみです。
でも、むかしは本屋さんにいくとこういうタイトルが
ディキンスは茶色、テネシーウィリアムスは黄色、
サガンはピンク、ヘミングウェーは青
という具合に色が記憶に残るくらい幅をとって棚さしされていたのでした。

それがどうしたという話ですが、なんというか
夏休みにぜひ読んでみたらと、おすすめしたい本の中には、
こういう外国文学の超有名ではないかもしれないけれど、
いぶし銀の輝きをもつ作品がいっぱいあるんだけどなと
思ったりするのでした。

ningennotochi201807.jpg
人間の土地
(新潮文庫 1955/4/10, 1974年35刷)
サン=テグジュペリ 著 堀口 大學 訳 難波 淳郎 表紙

関連記事 in my blog: 戦う操縦士


よろしければポチっとお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村






2018.04.13  アンダーグラウンド  2 


underground20180400.jpg

「地下鉄サリン事件」の被害者の
インタビュー集の中で、いくつか
心に残ることばがありました。

ひとつは、日本の競馬学校の教官として
来日していた時事故にあった
アイルランド人の男性の話していたことです。
レースの最中に馬が「もう駄目だ」
という感じになった瞬間に騎手がするべきことは
馬を励ますことだということでした。
もうひとつは、動物実験廃止の市民運動に
参加するようになったという女性の話でした。

どちらもサリン事件とは直接的には関係ありませんが、
ニンゲンも動物も生き物である
ということを感じさせられることばでした。
このことを忘れてしまうことが
ニンゲンを非人間的な方向に向かわせてしまう
そんな気がしてなりませんでした。

以前、中谷宇吉のエッセイをまとめた
「雪は天からの手紙」を読んだとき
そのロマンチックなタイトルとは裏腹に
うさぎの耳を切断する実験の話がでてきました。
うさぎの耳を持たない人間が、
それを知ることに何の意味があるんだ?
と思う実験でした。
それよりも単純にわかることがあるはず。
「耳を切ればうさぎは痛いのだ」

コリンエステラーゼの数値しか見ていない
目の前の患者の痛みを見ていない
サリン中毒の症例を欲しがっているに過ぎない
そんな医師に二次的に苦しんだ被害者もいたようです。
もちろんそういう医師ばかりではなく
必死で救命にあたった医師が
沢山いたのだと思いますが。

関連記事 in my blog: 雪は天からの手紙

よろしければポチっとお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村





2018.04.10  アンダーグラウンド 1 


underground20180401.jpg
アンダーグラウンド
(講談社文庫 1999/2/15)
村上 春樹

細雪は、末の妙子が
昭和13年の阪神大水害で命を落としかけます。
その時に妙子を助けたカメラマンの板倉は
耳鼻科の手術の失敗で壊疽になり悶絶死します。
危機的状況に直面する人間の身体的感覚が
文章だけで、こんなに
ありありと表現されていることが驚きでした。
無駄に説明が多いわけでもなく、
無駄にグロテスクなわけでもありません。
でも読んでいるだけでその感覚がこちらに
伝わってくるようで、かなり壮絶です。

ドラマに、ドアノーの写真が出たから
そう思ったのかもしれませんが、
原作を読みながら、ベトナム戦争時に撮られた
戦場写真を思い出していました。

ドラマの平成細雪は、1994年12月で終わります。
翌月1995年1月阪神淡路大震災が起き、
3月東京では地下鉄サリン事件が起きました。
ドラマの言うところの「失われた時代のはじまり」
とはいったい何を意味するのだろう?
そんなことを思ったもので、
読みかけになっていた「アンダーグラウンド」を
再び読み始めました。
地下鉄サリン事件の被害者62人に村上春樹が
インタビューをしたもので単行本は1997年の出版です。
今回はどうしても読まなきゃという気持ちで
ぶ厚い本をせっせと持ち歩き、なんとか読み終えました。

被害にあった人は6000人を超えるそうですので、
インタビューに答えている人たちはその1%
村上春樹のインタビューの方法によって
ある固定した感じが生まれていて
このインタビューがすべてではないのだろうと感じました。
巻末にある村上春樹自身の文章は難しくて、
お笑いのサンドイッチマンの
「ちょっと、何言ってるのかわかんないんですけど」
というボケを思い出しつつ
でも、なんとか理解しようと繰り返し読んでみました。

読み終えて漠然と思ったことは、
谷崎潤一郎の「細雪」は
たとえば報道では決して伝わらないこと
小説でしか伝えようのないことを
伝えていたのだなということでした。
(つづく)

関連記事 in my blog: 1Q84


よろしければポチっとお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村






2017.09.01  故郷ー失いたくない風景 


故郷
(オンマウスで裏表紙、とてもきれいな写真です。)
故郷ー私の徳山村写真日記
(じゃこめてい出版 1983/9/28)
増山たづ子

旅行から帰ってきて、確かどこかにあったはずと
本棚をさがしたのがこの一冊でした。
アニメの「君の名は。」で思い出した30年以上も前の写真集です。
ダムに沈む故郷を「ぴっかりコニカ」で撮って回ったという
素人写真家の写真集。
30年前に母が買った本で、当時母はとても感動して
わたしにも見せてくれたのでした。

30年前には、「ふうん」程度の思いで見たという記憶があります。
今になって母が何故そんなに感動したのか
ようやくわかるような気がします。
増山たづ子さんは、岐阜県の徳山村で生まれ徳山村で育ち
同じ村出身の青年と結婚しました。
「君の名は。」のテッシーとさやかみたいに。
たづ子さんの夫は、
インパール作戦で出征の際に行方不明となりました。
夫が帰ってきたときに、村がダムに沈んだとは言えないと
最初は反対もしたとか。
けれどもやがて、村に生きる人々の写真を撮りはじめたそうです。
夫の帰りを待ち続けながら、
せめて生まれ故郷の風景を写真に残しておこうと思う優しさと悲しさ。
村の景色を背景に人々の笑顔のなんて素敵なことか。
本が出版された年には66歳だった増山たづ子さんはもう亡くなっています。

戦争もダムも、大きなお国のまえには大河に
蟻がさからうようなものだと思って諦めました。


あとがきにある、たづ子さんの言葉です。
詩人の石垣りんも言葉を寄せています。

時の流れにけっころがされながら懸命に生きて来た者が、
どたんばでこちらを振り返った目のようでもあります。

戦争を経験したことのある世代が
どんどん亡くなっていく中、わたし自身の親たちを含めて、
懸命に守りたいと願った平和というものを
見失いたくないと思う今日この頃です。


よろしければポチっとお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村






2016.06.09  父が愛したゾウのはな子 



父が愛したゾウのはな子
(現代書林 2006/9/14)
山川 宏治 著

海外から東京へ出張してくる人に、
ジブリ美術館に行きたいとよく言われます。
いきおい井の頭公園もFamous Parkになっていて、
Park SideのYakitori Restaurant?なんて問われて
ん? ヤキトリレストランって・・なんて思ったりします。
昨年の暮れには、そんなFamous ParkのMiserable Elephantとして
はな子さんは話題になってしまいました。
都知事さんが海外でリッチなホテルに泊まっても、
象はこんな狭いところにいるThat’s Tokyo’s status。
やるせない話です。

先日の若冲展では、江戸時代の市井の人がどんな風に
象という摩訶不思議な生き物に
想像を膨らませたかわかって面白いようでした。
1949年、テレビもなかった終戦後の日本のこどもたちも
似たりよったりだったことでしょう。
戦災孤児や、戦地で息子や夫を失った母親たちがたくさんいた時代。
そういう時代に平和という「イメージ」を背負って迎えられた象。
その象が、どういう生き方をしたかが
この本「父が愛したゾウのはな子」にはわかりやすく書かれています。
そして「イメージどうこう」の問題ではなく、
現実に象にかかわった飼育員の方たちの
生き様に、胸を打たれます。

はな子さんは愛されていたのは確かですが、
ものすごく正しい飼われ方をしたかどうかはわかりません。
でも、現場で必死で
より良い環境をめざした人たちがいたことは間違いありません。

ラストに空から象舎を見下ろしている写真があります。
はな子さんがいて、来園者がいて、桜が咲いています。
のどかな春の風景です。
退職されて間もなく亡くなった飼育員、山川清蔵さんの魂が
見下ろしているようです。
「平和に見える」、「ほんとうは平和じゃない」
どっちだろうか、どっちにしても大人たちは
がんばらないとなと思うのです。

関連記事 in my blog: 動物園にできること, 動物を守りたい君へ


よろしければポチっとお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ
にほんブログ村