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空飛ぶ色いろnatsuno07

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2019.09.14  みえるもののむこう 


chojugiga201909-2.jpg

柚木沙弥郎の「鳥獣戯画」と同時開催していたのが、
女性のアーティスト5人による「みえるもののむこう」です。
映像、写真、油絵
この美術館の窓の外には海が見えていますが、
その風景も含めて、作品の世界にひきこまれる
とても不思議な展示の世界でした。

一番奥の展示室には
View, the passage, Hayama という
津上みゆきの作品がありました。
壁一面にひろがる明るい色の世界です。
抽象的なのに
すごく風景が見えてくる気がしました。

その真反対の海ぎわの展示室には、
月のしずく、風をつかむ、3つの星
など、宇宙をかんじさせるタイトルの
白石由子の作品。
A Dayという時計の文字盤のように
12枚の絵がならべられた作品は
仰ぎ見るような高い位置にありました。
縦縞、横縞、水玉模様
どれをとっても、ちょっとめくってみたくなる。
みえているものの向こうなのかな、と思うのでした。

中ほどの三つの展示空間は
アトリエに紛れ込んだような
今現在、製作中であるかのような
そんな展示のされ方をしていました。
このアルバム見てもいいのかなとか
このメモは作品なのか?
などなど、ちょっとためらったりするような。
台風15号が近づいているとはいえ
外はまだまだいい天気だし
ついつい見とれて、時間があっという間に
経っていたのでした。


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2019.09.11  柚木沙弥郎 鳥獣戯画 


書影
(オンマウスで、鳥獣戯画に登場していたフクロウ。)

行きたい、行きたいと思いながら行けずにいた
柚木沙弥郎 鳥獣戯画展の最終日に
駆け込みで見てきました。
神奈川県立近代美術館です。

新作の「鳥獣戯画」のほかにも、
柚木沙弥郎の絵本「トコとグーグーとキキ」の原画とオブジェ
「雉女房」「雨ニモ負ケズ」の原画
そして布の作品が展示されていました。
混んでいましたが、楽園な感じの空間。

絵本「雉女房」は
窮地に落ちた鳥を助けてやるのは
鶴の恩返しと同じですが、
雉にからんでいた蛇のうらみもかうという
複雑さもからんんでいます。
この蛇女が怖いけど、見入ってしまうのでした。

鳥獣戯画は怪しげな女狐が気になったし
なんだか不思議なこころの世界を
さまよう気分でした。


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2019.08.17  2019ボローニャ国際絵本原画展 


書影
(図録表紙。オンマウスで、裏表紙。)

ボローニャ国際絵本原画展の最終日
駆け込みで見てきました。
以前行ったのはなんと7年前でした。
その時は高島平の駅からの道に迷ったりしたので、
今年は成増の駅からバスに乗りました。
こちらの方が、時間的に早いということがわかりました。

素敵な作品がいっぱいでした。
上の画像は、図録です。
図録の表紙につかわれているのは、
城や塔などの建築物を背中にのせて飛ぶ
様々な鳥の姿。
ロシアのイーゴリ・オレイニコフの作品で、
2018年に国際アンデルセン賞を受賞している作家だそうです。

心惹かれる作品は沢山ありましたが、
中では韓国のキム・ソルギの「モモとトト」
可愛らしいうさぎと猿が出てきます。
自分の好きな色を相手に勧めることが友情ではなく
相手の好きな色に気づくことが友情であるというお話です。
恋人同士、夫婦、親子にも
同じことは言えるかもしれません。
猿の好きな黄色、うさぎの好きなオレンジ色
子供がすんなりと入っていける絵本ではないかと思いました。
もう一つ、イタリアのダニエラ・ティエーニ
「ペルシャの昔話」も素敵でした。
ドラマティックでエキゾチックです。
カタログには一つしか絵が載っていないので
イタリア語は読めないけれど絵本が欲しいなと思うのでした。

成増経由で行けば、さほど大変じゃないということがわかったので
来年ももしあるのなら、時間に余裕を持って見に来たいです。

関連記事 in my blog: ボローニャ国際絵本原画展


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2019.05.24  ポーランド・ポスター展 


ポスター展
ポーランド・ポスターの光彩
(東京美術 2019/4/15)
籾山 昌夫 編著
(オンマウスで、美術館入口広場。)

神奈川県立近代美術館へ出かけてきました。
ちょうどいい具合に晴れて
連休中にぎわっていた海辺も静かでのんびりしていました。

はいってすぐの展示室では、「彫刻のある風景」
どこかで(鎌倉で?)見た気がする野外彫刻を
野外風景から切り離された室内で見るという空間です。
外にあれば、ここぞとばかりに鳥が日向ぼっこしたり
昆虫が巣をつくったり。
ふしぎな光り方をするガラスには、興味をひかれる生き物もいれば
怖がる生き物もいて、枯葉が落ちかかったり、蔓に絡まれたり。
そういう自然と彫刻の共存のあり方を思うと
改めて人間の生き方の意味も見えてくるような気がするのでした。

それからさらに奥に進んでいくと「ポーランド・ポスター展」が始まります。
すべてサイズが同じためなのか、整然と感じられます。
トランプの兵隊がずらっと並んでいる迷宮に迷い込んだ気持ち。
1950年代から1970年代のポスターだそうですが、
どのポスターからも
古さというよりは、新しさを感じてしまうのでした。
何かを告知するため、街に1枚ずつ貼られていたはずのポスターの
それぞれの本来的な使命も渦巻ながら、
美術館に独特の空間が出来上がっていました。

ヘンリク・トマシェフスキが特に好きでした。


関連記事 in my blog: 黄色ずきんちゃん


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2019.04.16  くまのプーさん展 


書影
(オンマウスで、会場内のパネル。)
クマのプーさん 原作と原画の世界
(玄光社 2019/2/25)
アンマリー・ビルクロウ/ エマ・ロウズ

4月14日までで終了しましたが、
渋谷のBunkamuraで「クマのプーさん展」を見ました。
現在は大阪あべのハルカス美術館で6月30日まで開催中です。
ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館でも
10年に一度しか見られないという、
「クマのプーさん」の挿絵の下絵の数々です。

ディズニーの映画を見たことがあるからか、
本を読んだことがなくても登場人物たちをなんとなく覚えていて
楽しく見ることができました。
鉛筆で描かれている未完成な絵には
独特のぬくもりがあります。
また、線がぶれている分動き出しそうな感じもするのでした。

こうしてE.H.シェパードの挿絵を見ると
よくもまぁ、ディズニーはこれを描きなおして
アニメにする勇気があったな、と感心してしまいます。
もちろん、「ディズニーのプーさんが好き」という人も
たくさんいると思うのですが、
E.H.シェパードのプーさんしかなかった時に
リメイクしてみようかな、と思う感覚は
良い意味でアメリカらしいなぁと思うのでした。

E.H.シェパードは、
わたしの大好きなファージョンの
「銀色のシギ」や「ガラスのくつ」の挿絵も描いていて、
わたしがこのお話を好きな理由の半分くらいは
挿絵にあるような気がします。

E.H.シェパードが挿絵をつけている
クマのプーさんは岩波から愛蔵本として本が出ています。
挿絵を色つきにして「クマのプーさんえほん」としても、
全部で15冊、出版されているので、
こんどじっくり読んでみたいなと思っています。

関連記事 in my blog: THIS BOOK BELONGS TO, ダレシラヌ国の「ガラスのくつ」


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2019.03.13  小原古邨展 


koson201903.jpg

去年の秋に茅ヶ崎美術館で開かれていた展覧会が開かれたときは、
行きたい行きたいと思いながら、
あまりにも忙しくて、あきらめたのですが、
原宿の太田美術館でも古邨の絵が
見られるというので、でかけてきました。
(会期は3月24日まで)

描かれている鳥たちが表情豊かで
鳥好きにはたまりません。
日本画では題材としてよく取り上げられるし
羽根模様などが美しく、装飾的に描かれてはいますが
結構、無表情だったりして。
ほんとは、もっと表情豊かな愛情深い生き物なんだよ、
と思う、そういう目の感じや、しぐさが
かゆいところに手が届く的に?表現されています。
ほんとにぬくもりを感じる絵ばかりでした。

日曜美術館で、竹と雀の絵が紹介されているのを見て、
家守奇譚と冬虫夏草の文庫のカバー絵の、
神坂雪佳と勘違いしましたが、
小原古邨の方が11歳若い1877年(明治10年)生まれだそう。
神坂雪佳は、物語を感じる絵で、
古邨の絵は、ナイスショットな動物写真のような。

ウィークデーの閉館の40分前くらいに入りました。
とても混んでいました。

関連記事 in my blog: 家守奇譚,  冬虫夏草


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2019.02.28  CIRCUS ヒグチユウコ展 


Circus20190201.jpg
(雨なのに・・・)

去年から楽しみにしていた
CIRCUS ヒグチユウコ展を見に行きました。
おお、はじまったぁと
初日に世田谷文学館へ出掛けたのですが、
開館10時の段階で建物のまわりに
ぐる~っと列が出来ているのを見て、すごすごと退散。
それから2週間後、今度は開館30分前に行きましたが、
やっぱり列はできていました。
前の方に並んでいた人たちの整理券は
グッズ売り場にまず行く時間帯のものだったので
そのあとの時間帯になったわたしは
ほぼ、展示室に一番のりして、
広々絵を見ることができる幸せを味わったのでした。
とはいえその日
グッズについては、ガチャガチャ以外はほとんど売切れ、
去年末にギュスターブ8号くんが
「とっておきのグッズが待ってます」とお知らせしてくれたけど、
残念無念、そうかぁと肩を落としていたら、数日後
ギュスターブ4号くんから
「いっしょうけんめい再生産してます」とのお知らせ。
ツイッターも楽しいヒグチユウコワールドです。

それで2月も終わる平日にお休みをもらったので、二回目にでかけました。
雨だし、平日だし、ちょっとは空いているかなぁと思いましたが
そんなことはなかった・・。
でも欲しかった「神ミイル茶」を買うことができました。
入っていたシールは「膀胱炎さま」。ううむ。
一方ガチャガチャは会期半ばにしてすでに完売、マシンもありませんでした。
次来たときにまた回そうかなと思っていたのは
実に甘い考えだったのでした。
でも再生産の予定はありとのことです。
http://higuchiyuko.com/

というわけでグッズはまたいずれどこかで
出会えるチャンスがありそうですが、
こんなに沢山の原画をみる機会は
そうはないので、ほんとうにもう一回くらい行きたいなという
そんな気持ちです。
絵本で見る絵も素敵ですが、線の細やかさや色のきれいさは
どれだけでもじっくり見ていたいなという感じでした。
そして、ヒグチユウコの世界にいる
たくさんのふしぎな生き物たちが益々好きになります。
帰ってきてから、また持っている絵本を開いて
眺めたりしていました。

Circus201902.jpg
ヒグチユウコ画集 CIRCUS
(グラフィック社 2019/1/24)
ヒグチ ユウコ

関連記事 in my blog: MUSEUM ミュージアム ヒグチユウコ塗り絵本


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