空飛ぶ色いろnatsuno07

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author: natsuno07 ♀
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2018.03.30  いきものたちの音がきこえるーミロコマチコ展 


書影
(オンマウスで、入り口からこちらを見てる猫。)

世田谷文学館で開かれているミロコマチコ展
ずっと楽しみにしていましたが、なかなか時間ができなくて
ようやく行くことができました。
始まった頃はまだ寒かったのに、終わりに近くなって
文学館の近所の桜もはらはらと散り始めていました。
絵本の中の「てつぞう」が飛び出してきて
いそがしく、花びらを追っかけているような気がします。

これまでもこじんまりとした場所で個展を見ることがありましたが、
こんなにいっぺんに絵を見ることができるしあわせ。
猫をはじめ動物の絵が多いのかと思っていたら、
「空を吹く」というコーナーには
けっこうな数の鳥たちがいました。

羽の一枚一枚に世界が詰まっていて
わたしは息をのんでしまう
小さくて大きい世界がたくさんありすぎて


図録の中のことばです。
ほんとうに描かれている鳥たちには、
その鳥の世界があって大きいのです。
羽が夜空のような「よたか」や
羽が太陽みたいな「ミノキジ」
画面の四角の中にはいろうと
ちょっと無理な姿勢をしている鳥もいますが、
狭いところが大好きで、すぐもぐってくるうちの文鳥みたいです。

そしてたくさんの獣たち。目に威厳のある象、
降りしきる雪のなかでうずくまろうとするトナカイ
月明かりに青白い狼
その気配。

よおく考えれば、広い目で思えば
絵本の「ぼくのふとんはうみでできている」のように
人間も地球という場所で動物たちと一緒に寝ているのに
つい忘れるよねということを思い出しながら帰ってきました。


撮影OKエリアでみつけた鳥たち。(画像はクリックすると大きくなります。)
mirokomachiko2018033005.jpg mirokomachiko2018033003.jpg
mirokomachiko2018033004.jpg mirokomachiko2018033001.jpg

関連記事 in my blog: ぼくのふとんはうみでてきている, てつぞうはね

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2018.02.27  王宮にて 王子シャルル・ド・ベルジックの絵 


KarelV20170806.jpg

KarelV20170801.jpg KarelV20170800.jpg

ブリュッセルの王宮は夏の間(7月~9月)、一般公開がされています。
入る前にチェックがあって、貴重品以外の荷物は預けさせられました。
そういえば2016年3月、空港でテロがあったばかりだからなのか、
夜のブリュッセル中央駅は、ごつい装甲車がやってきて
銃を持った兵士が警備していました。

その王宮では、第二次世界大戦中、ナチスにとらえられた兄王に代わって
ベルギー王をつとめたシャルル・ド・ベルジック(Karel van Vlaanderen)の絵画と
在りし日の写真などが展示されていました。
画像はすべてクリックすると大きくなります。

KarelV20170810.jpg KarelV20170811.jpg
KarelV20170812.jpg KarelV20170813.jpg

右下の青いネクタイをしている自画像が印象的でした。
「わたしは画家であるが、あいにく王子でもある」
第二次世界大戦中のヨーロッパの歴史を体験した
公人であり私人である人のニガイ言葉です。
ベルギー旅行の直前に見た萬鐡五郎の
「雲のある自画像」を思い出していました。

王宮はほかに、玉虫の羽根をつかった装飾の間と
(ちょっとぞわぞわ)
シャンデリアがいっぱいの大広間を見てきました。

KarelV20170814.jpg KarelV20170815.jpg

王宮の外観。
KarelV20170816.jpg

関連記事 in my blog: 萬鐡五郎展


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2018.02.21  ブリュッセル 楽器博物館 




マンガ博物館同様、こちらもアールヌーボー様式の建物が使われています。
もとはデパートだったそうです。
予定では、入るつもりはなかったのですが、
土日の王立美術館は、11時にならないと開かないので、
時間待ちでこちらに入ってみたところ、期待をはるかに超えた感動でした。
楽器というものが、こんなにもきれいなものなのかと
びっくりしてしまいました。
時間に少しでも余裕があれば、カフェもあるのでお勧めです。

アールヌーボーな内装と外装
(画像はクリックすると大きくなります。)
mm12.jpg mm09.jpg mm04.jpg

アールヌーボーな建物の中にいるせいか、
楽器は虫や花のように見えてきます。
金管楽器、木管楽器、弦楽器は、すまして並んでいますが
人がいなくなると演奏をはじめそうです。
どの楽器にも魂があって
これまで自分が奏でた音楽を記憶しているような風格です。

様々な形の楽器たち
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mm06.jpg mm03.jpg mm01.jpg

ひととおり見たあとは、カフェで早めのランチをすることにしました。
バイキング形式で、なぜかシャンパンが付きます。
野菜がいっぱい食べられるし、パンが美味しかったです。

最上階のカフェ (Mim)
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関連記事 in my blog: 図説 プラハ: 塔と黄金と革命の都市


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2018.02.20  ブリュッセル マンガ博物館 


Trolls2017
(オンマウスでミュージアムショップなど、博物館の一階の様子)

中央駅前の大通りを北駅の方角に歩いて
銀行の前を過ぎて、植木鉢を持った男の子のモニュメントをみつけたら
そこの階段をくだっていくとマンガ博物館があります。
ビクター・オルタの作ったアールヌーボー建築
織物市場を博物館に改装しているので、内装にも雰囲気があります。

(画像はクリックすると大きくなります。)
cm01.jpg cm02.jpg cm03.jpg

下記の画像のように、マンガ博物館の内部を漫画にした大きなパネルが展示してあって
バーチャルとリアルを同時に楽しむこともできます。

cm04.jpg cm05.jpg cm06.jpg

訪ねた日は、イタリア人漫画家Gipiの特集をしていて、
たくさんの原画を見ることができました。
水彩の滲みに、陰鬱な表情の若者たち。
言葉はさっぱりわかりませんが、絵の世界だけで引き込まれました。
cm07.jpg cm14.jpg cm09.jpg

もちろん、ベルギーのコミックの人気者の展示もいっぱいです。
左からタンタン、スマーフ(青い小人と作家)、
そしてDickie(内容は、マンガ博物館に犬を連れてきたけれど、犬禁止と言われたので、
タンタンの犬みたいにトリミングしてやってきたという もの。)
cm10.jpg cm11.jpg cm12.jpg

せっかくなのでアールヌーボーなカフェで一息つきたいと思っていましたが、
4時頃で閉店してしまい、入ることができませんでした。

関連記事 in my blog: ムーミンとお三時


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2018.02.16  フォロン美術館  


FM25.jpg

フォロン美術館は、エンタランスからすでに不思議な演出になっています。
人間の瞳の中に白い鳥が飛んでいくアニメーションのあと
ゆっくりと本の表紙をひらくように中に入ります。

ニューヨーカーの表紙によく登場しているフォロンの絵ですが、
世界各地の作家の本の装丁も手掛けています。
中には日本の作家の本も展示されていました。
アニメーション展示も多くありました。
イブ・モンタンとの会話を交えたアニメ、
ボードレールの「酔いどれ舟」、カフカの「変身」など。
カフカの「変身」はムカデのような虫になった主人公が
沢山の手にジョウロを持って花に水をやっている姿がありました。
鏡張りの部屋に鳥が飛んでいくアニメーションが流れているインスタレーションも。

隣の建物に移ると、
ここはオブジェ作品が集まっています。
最後の2つの部屋には
砂浜に腰かける山高帽子の人のオブジェと、
夜空に梯子をかける山高帽のオブジェがありました。

美術館にはカフェもあります。
公園をもっとゆっくり散歩すれば、
野外のオブジェはもっとあったようですが、
バスの時間を気にして急いで戻ってしまったので
気づきませんでした。

人のような鳥たち
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手に乗る人と鳥
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噴水の中で傘をさす人
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(動画はAdbe Flashを有効にしてご覧ください)



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2018.02.15  フォロン美術館への行き方 


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鳥の絵が印象的なフォロンの作品を集めた「フォロン美術館」
ブリュッセルの郊外にあります。
今回のベルギー旅行で、行くのが一番難しそうなところでした。

ブリュッセル中央駅(Gare Central)からメトロの1番か5番でMerode。
次の乗換はトラム81番ですから、地下鉄駅の表示にしたがって地上にあがります。
トラムは10分から15分くらい乗ってFlagyで下車。
週末には生鮮食品の朝市が開かれる広場と、線路をはさんで向こう側に
池のある公園があり、その向こうに黄色い「バス停」があります。
乗るバスの番号は366番で、車体にTECと書かれた明るい黄色いバスがやってきます。
バスの時間はこちらから→時刻表
バスはIxelles Flageyから乗ってLa Hulpe Etangs Solvayで降ります。
乗車時間は20分強。
バスで20分というと近い感じがしますが、高速道路を使うので
えっ?と心配になるくらい遠くに行く印象です。
バスの車窓から見える風景が美しいです。

バスを降りると、フォロン美術館のトレードマーク山高帽をかぶった像が立っていて、
Ferme du Château de La Hulpe
というユルプ城の農場跡の広大な公園の入り口を示す看板があります。
この公園を20分ほど徒歩でまっすぐ歩いていきます。
この20分の徒歩があるので、天気のいい日を選ぶことにしていました。
バスの時刻は曜日によって変わるので、出発する前に要確認です。

下の画像が公園の様子です。お城が見えてきて
ゆるい丘を登って下って林を抜けると美術館があります。
農場の建物が道の両脇にあり
グラフィック展示の建物から入って、見終わってから
反対側のオブジェ展示の建物に移動します。
その際に受付で教えられた入り口の暗証番号が必要になります。

(画像はクリックすると大きくなります。)
FM24.jpg FM02.jpg FM03.jpg 
FM17.jpg FM04.jpg FM16.jpg 

FM06.jpg FM13.jpg FM18.jpg

T形に手をひろげたオブジェの左側にあるのが
美術館の受付です。(つづく)

「一握の砂」のような人影
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トランクの海
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2018.02.12  小さな生き物たちの姿 ブリューゲル展 


Brueghel201802-3.jpg

上野の都美術館へ「ブリューゲル展」を見に行きました。
ピーテル・ブリューゲル1世からはじまる
ブリューゲル一族の作品の数々。
改めて16世紀にこの絵を描いたのかという
ピーテル1世、2世の魑魅魍魎渦巻く世界に驚きますが、
この展覧会はピーテル1世のもう一人の息子、ヤン・ブリューゲル系列の
子孫の絵が多く展示されています。

ヤン・ブリューゲル1世2世は
フランドル地方の景色を背景に
いるわけのない南国の動物たち鳥たち、
季節を無視した花々などを描いています。
人間だか虫だか動物だかわからないピーテル1世2世の絵と比べると
一見「当たり前」ですが、やはり奇妙で少し気持ち悪いです。
描かれている生き物たちの「場違い」さ
剥製をつかった写生の「陳腐」さが、
立派なタイトルとそぐわない印象です。

その一方で静物画の中に小さく描かれている
カタツムリ、蝶々、虫がとても生き生きとした存在感を見せてくれます。
まるで図鑑のように細かくこうした生き物の姿を描いた習作もありました。

3階の展示室では、期間限定で「フラッシュなしの撮影」ができました。
タイトルはブーケーの絵ですが、よく見るとそこに
小さな生き物の姿がリアルに描かれています。
その生き物が本来いる場所ではないところに
くっついてきてしまった違和感に見入ってしまいます。

展示されている絵は、ほとどが「個人蔵」のものなので、
よく見る「ブリューゲル」の絵ではない、
「ブリューゲル一族の絵」を見ることができる展覧会でした。

真っ黒を背景にしたブーケの絵。
画像はクリックすると大きくなります。
(左の絵の右下にカタツムリ、左中の葉に紛れて蝶がいます。
右の絵の下の方には蝶と虫がいます。)

Brueghel201802-2.jpg Brueghel201802-1.jpg

関連記事 in my blog: ベルギー奇想の系譜


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