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空飛ぶ色いろnatsuno07

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2019.05.24  ポーランド・ポスター展 


ポスター展
ポーランド・ポスターの光彩
(東京美術 2019/4/15)
籾山 昌夫 編著
(オンマウスで、美術館入口広場。)

神奈川県立近代美術館へ出かけてきました。
ちょうどいい具合に晴れて
連休中にぎわっていた海辺も静かでのんびりしていました。

はいってすぐの展示室では、「彫刻のある風景」
どこかで(鎌倉で?)見た気がする野外彫刻を
野外風景から切り離された室内で見るという空間です。
外にあれば、ここぞとばかりに鳥が日向ぼっこしたり
昆虫が巣をつくったり。
ふしぎな光り方をするガラスには、興味をひかれる生き物もいれば
怖がる生き物もいて、枯葉が落ちかかったり、蔓に絡まれたり。
そういう自然と彫刻の共存のあり方を思うと
改めて人間の生き方の意味も見えてくるような気がするのでした。

それからさらに奥に進んでいくと「ポーランド・ポスター展」が始まります。
すべてサイズが同じためなのか、整然と感じられます。
トランプの兵隊がずらっと並んでいる迷宮に迷い込んだ気持ち。
1950年代から1970年代のポスターだそうですが、
どのポスターからも
古さというよりは、新しさを感じてしまうのでした。
何かを告知するため、街に1枚ずつ貼られていたはずのポスターの
それぞれの本来的な使命も渦巻ながら、
美術館に独特の空間が出来上がっていました。

ヘンリク・トマシェフスキが特に好きでした。


関連記事 in my blog: 黄色ずきんちゃん


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2019.04.16  くまのプーさん展 


書影
(オンマウスで、会場内のパネル。)
クマのプーさん 原作と原画の世界
(玄光社 2019/2/25)
アンマリー・ビルクロウ/ エマ・ロウズ

4月14日までで終了しましたが、
渋谷のBunkamuraで「クマのプーさん展」を見ました。
現在は大阪あべのハルカス美術館で6月30日まで開催中です。
ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館でも
10年に一度しか見られないという、
「クマのプーさん」の挿絵の下絵の数々です。

ディズニーの映画を見たことがあるからか、
本を読んだことがなくても登場人物たちをなんとなく覚えていて
楽しく見ることができました。
鉛筆で描かれている未完成な絵には
独特のぬくもりがあります。
また、線がぶれている分動き出しそうな感じもするのでした。

こうしてE.H.シェパードの挿絵を見ると
よくもまぁ、ディズニーはこれを描きなおして
アニメにする勇気があったな、と感心してしまいます。
もちろん、「ディズニーのプーさんが好き」という人も
たくさんいると思うのですが、
E.H.シェパードのプーさんしかなかった時に
リメイクしてみようかな、と思う感覚は
良い意味でアメリカらしいなぁと思うのでした。

E.H.シェパードは、
わたしの大好きなファージョンの
「銀色のシギ」や「ガラスのくつ」の挿絵も描いていて、
わたしがこのお話を好きな理由の半分くらいは
挿絵にあるような気がします。

E.H.シェパードが挿絵をつけている
クマのプーさんは岩波から愛蔵本として本が出ています。
挿絵を色つきにして「クマのプーさんえほん」としても、
全部で15冊、出版されているので、
こんどじっくり読んでみたいなと思っています。

関連記事 in my blog: THIS BOOK BELONGS TO, ダレシラヌ国の「ガラスのくつ」


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2019.03.13  小原古邨展 


koson201903.jpg

去年の秋に茅ヶ崎美術館で開かれていた展覧会が開かれたときは、
行きたい行きたいと思いながら、
あまりにも忙しくて、あきらめたのですが、
原宿の太田美術館でも古邨の絵が
見られるというので、でかけてきました。
(会期は3月24日まで)

描かれている鳥たちが表情豊かで
鳥好きにはたまりません。
日本画では題材としてよく取り上げられるし
羽根模様などが美しく、装飾的に描かれてはいますが
結構、無表情だったりして。
ほんとは、もっと表情豊かな愛情深い生き物なんだよ、
と思う、そういう目の感じや、しぐさが
かゆいところに手が届く的に?表現されています。
ほんとにぬくもりを感じる絵ばかりでした。

日曜美術館で、竹と雀の絵が紹介されているのを見て、
家守奇譚と冬虫夏草の文庫のカバー絵の、
神坂雪佳と勘違いしましたが、
小原古邨の方が11歳若い1877年(明治10年)生まれだそう。
神坂雪佳は、物語を感じる絵で、
古邨の絵は、ナイスショットな動物写真のような。

ウィークデーの閉館の40分前くらいに入りました。
とても混んでいました。

関連記事 in my blog: 家守奇譚,  冬虫夏草


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2019.02.28  CIRCUS ヒグチユウコ展 


Circus20190201.jpg
(雨なのに・・・)

去年から楽しみにしていた
CIRCUS ヒグチユウコ展を見に行きました。
おお、はじまったぁと
初日に世田谷文学館へ出掛けたのですが、
開館10時の段階で建物のまわりに
ぐる~っと列が出来ているのを見て、すごすごと退散。
それから2週間後、今度は開館30分前に行きましたが、
やっぱり列はできていました。
前の方に並んでいた人たちの整理券は
グッズ売り場にまず行く時間帯のものだったので
そのあとの時間帯になったわたしは
ほぼ、展示室に一番のりして、
広々絵を見ることができる幸せを味わったのでした。
とはいえその日
グッズについては、ガチャガチャ以外はほとんど売切れ、
去年末にギュスターブ8号くんが
「とっておきのグッズが待ってます」とお知らせしてくれたけど、
残念無念、そうかぁと肩を落としていたら、数日後
ギュスターブ4号くんから
「いっしょうけんめい再生産してます」とのお知らせ。
ツイッターも楽しいヒグチユウコワールドです。

それで2月も終わる平日にお休みをもらったので、二回目にでかけました。
雨だし、平日だし、ちょっとは空いているかなぁと思いましたが
そんなことはなかった・・。
でも欲しかった「神ミイル茶」を買うことができました。
入っていたシールは「膀胱炎さま」。ううむ。
一方ガチャガチャは会期半ばにしてすでに完売、マシンもありませんでした。
次来たときにまた回そうかなと思っていたのは
実に甘い考えだったのでした。
でも再生産の予定はありとのことです。
http://higuchiyuko.com/

というわけでグッズはまたいずれどこかで
出会えるチャンスがありそうですが、
こんなに沢山の原画をみる機会は
そうはないので、ほんとうにもう一回くらい行きたいなという
そんな気持ちです。
絵本で見る絵も素敵ですが、線の細やかさや色のきれいさは
どれだけでもじっくり見ていたいなという感じでした。
そして、ヒグチユウコの世界にいる
たくさんのふしぎな生き物たちが益々好きになります。
帰ってきてから、また持っている絵本を開いて
眺めたりしていました。

Circus201902.jpg
ヒグチユウコ画集 CIRCUS
(グラフィック社 2019/1/24)
ヒグチ ユウコ

関連記事 in my blog: MUSEUM ミュージアム ヒグチユウコ塗り絵本


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2018.11.18  みんなのレオ・レオーニ展 


書影
(みんなのレオ・レオーニ展チラシ、オンマウスで、図録表紙。)

11月の初めころに用事があって新潟に行ったときに、
新潟県立万代島美術館で「みんなのレオ・レオーニ展」を見ました。
新潟は12月の中旬まで、その後は来年の4月から広島へ。
そして夏頃に東京へも来るようです。
それから鹿児島と沖縄へ。
巡回予定はこちら

5年前見たときには、原画の色の鮮やかさを堪能しましたが、
今回は、グラフィックデザイナーとしての作品や、
オブジェなども見ることができました。
新潟県立万代島美術館の中には、日本語の絵本が
沢山用意されていたので、それも読ませてもらいながら、
ゆっくり過ごすことができました。

前にも思ったけれど、自分が背負いきれないほど大きな殻で
身動きがどれなくなってしまうかたつむりの話は
なかなかに怖く悲しいです。
「せかいいちおおきなうちーりこうになったかたつむりのはなし」
というタイトルです。
このかたつむりは、自ら進んで殻を大きくしたから
自業自得ともいえますが、
実は、知らず知らずに背負わされている大きな借財のようなものだったら
どうなんだろう、なんて考えたりするのでした。

また「うさぎをつくろう」のような作品を見ていると、
ただ受け身で絵本を読んでもらうというのにとどまらない
こどもが読んでいるうちに、自分でも試してみたくなるような
そんなきっかけを促すような絵本でもあるなぁと思うのでした。

関連記事 in my blog: ひとあしひとあし


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2018.11.12  トロールの森 2018 


Troll201801.jpg
(おどるあなたをおぼえている/ 新江 千代)

11月3日にはじまったトロールの森、はじまった日に行きました。
初日はいろいろイベントがあって、その後べつの日に行ったときより
ずっとにぎやかでした。
静かに見るのも、イベントと一緒に見るのもどちらも楽しいと思います。
トランプのキングやクイーンがピンク色の衣装を着ている
ような感じの人たちが、公園のボードに乗って
優雅に水遊びを楽しんでいたり、
なかなかにワンダーランドなことになっていました。

今年は「不在」というテーマで、
林のあちこちに衣食住の痕跡をみるような
そんなアート作品がありました。
不在というのは、いつか帰る予定があるということ
今はたまたまいないということで、
空き家とは違うのだななどということをつらつらと考えながら。

Trolls2017
(Celebration/宮嵜浩 オンマウスで、ズームアウト。)

トロールたちに用意された、こんなゴージャスな食卓もあるし
大きな道のようなテーブルクロスもありました。

Troll201803.jpg
(テーブルクロス/ 金沢寿美)


関連記事 in my blog: トロールの森 2017

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2018.10.20  祖父の創作ノート 愛しいお人形たち 


harada20181004.jpg
祖父の創作ノート
(2018/9/20)
オニール原田芽

先月の終わりに、西荻の「もりのこと」で、
「祖父の人形」の原田栄夫さんの作品を見ることができました。
2017年の4月にTitleで見てすっかり惹かれていたお人形
たまたまTwitterで作品展の情報をみつけて、
大急ぎで見に行きました。
心惹かれるお人形たちが沢山でした。

原田栄夫
(浦島太郎 オンマウスで、4人の女の人たち。)

祖父の創作ノートは、栄夫さんが100歳になったときに描かれた文章
「このごろの自分の生活」で始まります。
日々について淡々と描かれた文章から、お人形と同じような
やわらかさ、穏やかさが感じられます。そして

メグさんが自分の工作物(粘土細工等)の本を造ってくれたので
びっくりしている。有難いことだ。


ということばで終わっています。
その「メグさん」が、在廊されていて、お人形のことを
説明してくださいました。
ハシビロコウは最期の作品だそうです。

作ったお人形を気軽に人にあげてしまう方だったそうですが、
お孫さんである芽さんは、それをティッシュにくるんで
タッパーに入れて大切に保管しているそうです。
そしてこうして、多くにひとに見せてくれたのは
ほんとうにありがたいことだと思うのでした。

原田栄夫
(ハシビロコウ オンマウスで、ワンコ。)

関連記事 in my blog: 祖父の人形


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