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空飛ぶ色いろnatsuno07

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2018.11.27  戦う操縦士 (古典新訳文庫) 


tatakausojushi20181101.jpg
戦う操縦士
(光文社古典新訳文庫 2018/3/20)
サン=テグジュペリ 著 鈴木 雅生 訳 望月 通陽 表紙

古典新訳文庫で、「戦う操縦士」を読みました。
堀口大學訳で読み返したのは8年も前のこと。
その時は途中からとても難解になって時間のかかる読書でしたが、
今回も決してすらすらと読んでしまえるわけではありませんでした。
けれど、古い言葉の多い堀口訳で読むより
ずっと理解しやすく、後半難解な箇所が来るはず
と身構えながら読んでいたら、ふっと終わってしまったので
驚いたりしました。

後半部分、《共同体》と《人間》との関係を
カテドラルとカテドラルを作る石材に例えているあたりは
以前読んだよりもずっとわかりやすかったです。
サン=テグジュペリの思考や哲学について、
わかったとも共感したともいえませんが
偵察機としての危険な飛行に飛び立つ
パイロットの「思い」というものにこころ打たれます。

敵の攻撃が激しくなってきたそうだ。
それでも私は、この夕暮れの青さに驚かずにはいられない。
(中略)
ポーラ、おかしな戦争だよ。なにもかもが青く染まった
どこかさびしい戦争だよ。(19章より)


これは幼い頃の記憶にある乳母のポーラを
偵察飛行中に、思い出しているシーンです。
詩のような美しい訳だと思います。
古い新潮文庫の
難波 淳郎のカバー絵を改めて思い出すのでした。

光文社のホームページに
訳者のインタビュー記事をみつけました。
「あとがきのあとがき=訳者・鈴木雅生氏インタビュー記事」
その中で、訳者は
「誤読されると危険な作品」と語っています。
たしかにわたしもまた上に引用したように、
部分だけきりとって、
自分のいいように読んでしまいたくなっているのかもしれませんが、
そんな反省もふまえ
また読み返したくなるだろうと思います。

関連記事 in my blog: 戦う操縦士, 夜間飛行


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2018.11.21  戦う操縦士 古い文庫本のこと 


tatakausojushi20181102.jpg
戦う操縦士
(新潮文庫 1956/11/5, 1970年20刷)
サン=テグジュペリ 著 堀口 大學 訳 難波 淳郎 表紙

「戦う操縦士」の古い文庫本です。
「人間の土地」「夜間飛行」の時と同様、
このカバー絵も音楽的ですが、
これまでのジャジーな雰囲気に加えて
クラッシックな趣もあるような気がします。
人間の土地や、夜間飛行に出てくるような
荒れた天候とは真逆の
視界も良好に思われる、美しい青空。
しかし、この飛行はこれまでの
郵便飛行とは違う困難に直面しているのです。

この絵を見た時に浮かんだのが
「虐殺されたモーツアルト」という
「人間の土地」のラストに出てくることばでした。
フランスを去るポーランド人労働者で混雑した
列車の中で見かけた子供の寝顔に
モーツアルトの音楽のような美しさを
サン=テグジュペリは、見出します。
しかし、それと同時に人間一人一人の中にある
「虐殺されたモーツアルト」という絶望感も
見ているのです。

「夜間飛行」よりも、そもそもの刷数が少なかったのかもしれませんが
先に20刷を越えているということは
当時は、けっこう読まれていた本なのでしょうか?
今までの文庫よりも保存状態がいいのは、
古書店でみつけて買ったものだからです。


関連記事 in my blog: 夜間飛行 古い文庫本のこと


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2018.06.14  村上さんのところ 


murakamisan201806.jpg
村上さんのところ
(新潮文庫 2018/5/1)
村上 春樹 フジモトマサル 挿絵

こちらも、ゴールデンウィーク前に本屋さんに
平積みされていた人気の本です。
メールで寄せられた質問に
片っ端から村上春樹が答えるという内容。
こんなにどうでもいい質問と、
こんなに、どうでもよくはないことに関する質問が
ごっちゃになっていていいのかと思ったりしました。
それこそがリアルというものかもしれませんが。

宮部みゆきの三島屋変調百物語のように、
人はどこか語りたいという気持ちを抱えていて、
そのはじまりとして「問う」ということをするのかな
などと思いました。
村上春樹も答え役としてというよりは、
どちらかというと聞き手としての役割を果たしているからなのか
あまり実像というようなものは見えてきません。
もろもろはぐらかされている気がします。
真摯に応えている、と思える時でも
ほんとかな?というキモチになります。
フジモトマサルの絵がほのぼのしているので、
ほのぼのしたままに読み進みますが、
いったいこの本の意図するところは・・・などと考え出すと
ふと不安になってきたりもします。

それで、たとえば女性誌によくある占いのように、
自分のタイプをみつけるつもりで読めばいいのかな
なんて思うのでした。

1.いちばん印象的だった質問は
2.いちばん好きなフジモトマサルのイラストは
3.いちばん自分もしてみたいと思った質問は
4・いちばん共感した答えは
5.いちばん考え込んだ質問と答えは

そんなふうに。
何とかと答えたあなたはナントカタイプ、・・・なんて。
人の質問と、その答えに照らして
自分を見つめるような感じです。

・核発電所のこと
・もし馬主になったら
(タキノシラタキと名付けられた馬のことをしばし思い馳せ)
・1Q84の続編は?
・人文系学部の危機
・花屋を経営するのに役立ったことば
などが印象に残っています。
わたしはいったい何タイプなんだろう・・・

関連記事 in my blog: 1Q84


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2018.05.08  はしっこに、馬といる―ウマと話そう II 


hashikkoni201805.jpg
はしっこに、馬といる―ウマと話そう II
(カディブックス 2015) 
河田 桟

尻屋岬の寒立馬は本州北端の馬ですが、
この本は日本列島最南端の与那国島の馬のお話。
馬語手帖の続編です。
与那国馬も野生の馬だそうですが、
その群れからはぐれてしまった仔馬カディと
成長を見守る著者の間に
コミュニケーションができあがっていくまでの
心の流れが描かれています。

颯爽と本のページを
駆けて行ったかと思うと、
気持ちよさそうに休んでいたり
草を食べていたりする挿絵の馬に
いざなわれながら
詩集のようにも、絵本のようにも
何度もくりかえし読みたくなる本です。

たとえば寄せてはかえす波のように、
つながりながら、変化しながら、
たがいを育んでいくようなこと、
地面に結びついているようなこと
「野生」には
そういう質もあるような気がしています


ある固定した状態を守るだけではなくて、
一緒に「変化」していくということも
また「自然」であるということ。

読みながら、どうしてだか
「風の又三郎」の中で嘉介が
逃げた馬を追っかけて行く場面が
思い出されて仕方なかったのですが、
最後のほうに、カディとは
「与那国」の言葉で「風」を意味するというのを見つけ
ガラスのマントが光ったような
そんな気持ちになったりもするのでした。

関連記事 in my blog: 馬語手帖―ウマと話そう, 風の又三郎


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2018.03.07  誰がネロとパトラッシュを殺すのか 


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誰がネロとパトラッシュを殺すのか
(岩波書店 2015/12/10)
An van. Dienderen, Didier Volckaert 編著・塩崎香織 訳

フランダース地方では、まったく知られていない「フランダースの犬」を、
フランダース地方出身の著者たちが検証するという、とても面白い本でした
作家のウィーダについて、
物語の舞台となったフランダース地方での受け取り方について、
アメリカ映画に翻案されることについて、
日本のアニメ化作品について、などなど。

ウィーダについて書かれている第一章を読むと、
昭和30年代の日本の児童書の挿絵が、
著しくオランダと混同しているというのも、
あながち無知によるものとはいえないのがわかります。
ウィーダ自身が「フランダース」を
オランダ風な舞台に設定しており、実在する地名を借りた、
ウィーダ自身の頭の中にのみ存在している場所といえそうです。
それに実際のアントワープ大聖堂を見てみると
あの祭壇前で、あのラストは難しいと思えます。
キリスト教最大の行事を迎えている12月24日、
言うなら参拝客の多い大神社の大晦日みたいな状況ではないかと。
またアントワープは寒いと言っても、
そんなに雪が降り積もるような都市ではないのだそうです。

第二章ではアメリカ映画にかかると、ネロの物語が
貧乏から這い上がるアメリカンドリームな物語に変わってしまうことが
書かれています。
援助を申し出る人が出てきたり、死んだと思ったけど夢だったとか。
こういうハリウッドマジックを半ば呆れている著者ですが、
日本のアニメについては、批判もあるけれど、肯定する部分もあるようです。
ただ日本のアニメもオランダと混同しており、
よく登場する跳ね橋は、ゴッホのアルルの跳ね橋からのイメージで
ゴッホはオランダ人だけれど、風景はオランダですらないというのです。
浮世絵を愛し、日本人にはなじみ深い
非業の最期をとげるゴッホとネロのイメージがどうもダブルらしい。

日本のとある村で、(でも風景はどう考えても日本とは思えない)
村八分になって死んだ若者の話を外国人が愛し
その舞台となった場所になぜだか「観光」に来ては感動する、
フランダースを故郷とする人にとっては、
「なんだかなぁ」な感覚なんだろうということがわかります。

関連記事 in my blog: 幼年世界文学全集 ーフランダースの犬,  
アントワープ聖母大聖堂


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2017.07.28  漱石の思ひ出 復刊本 


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漱石の思ひ出
(岩波書店 2016/9/14 復刊本)
夏目 鏡子 述
松岡 譲 筆録

「漱石の思ひ出」の文庫本は
ウィリアム・モリスの「すいかずら」が表紙に使われています。
これもなかなかに素敵だと思うのですが、
函に入った昔ながらの本も魅力的です。
没後100年を記念して出版された
復刊本の函は、橋口五葉の百花譜から、
本の表紙は初版の函絵からです。
わたし的にはこのオレンジ色の雰囲気が
夏目鏡子という人に近い感じがしています。

以前に、旺文社文庫の「こころ」の表紙が
「ヒトデ」の絵であったことを書きましたが、
「こころ」ははじめ岩波書店から自費出版で
出されたそうです。
採算を度外視した装幀の本を作ろうとする編集者に
なぜか作家の漱石の方が小言を言うという
ほほえましいエピソードが
「漱石の思ひ出」の中で語られています。
その本の装丁が最終的には、
漱石全集の装丁にも使われています。
そして初版の「漱石の思ひ出」は、その「こころ」の
の「妹」のような感じの装丁で作られています。

聞き書きをしている松岡譲は、
夏目夫妻の長女筆子の夫であった人で、
よくぞ、この本を残してくれたと思います。
1928年、鏡子51歳、
漱石が亡くなった時39歳だった人は
12年の歳月が経て、すでに孫もいます。
でも語られる記憶は生き生きとしています。
筆録とあるので、とても根気のいる仕事だったでしょう。
聞き手が優れているからこその「語り」でもある
そんな気がします。

復刊本は「旧かなづかい」です。
ほぼ100年前の時代を生きた人の語りが
「旧かなづかい」に見え隠れします。
「さうかい、怪しからん話だと思つて聞いてゐたら、
俺たちのことかい」

なんて感じで。
それもまた雰囲気があるのです。

関連記事 in my blog: ぎん色いろ色ー夏目漱石の妻,  夏目漱石の「こころ」を読む


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2017.06.14  セツ学校と不良少年少女たち 


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セツ学校と不良少年少女たち
(じゃこめてい出版 1985/1/12)
三宅 菊子

先日、弥生美術館で長沢節のスタイル画を見てから
探し出して読みました。

三宅菊子は芸能記事のライターもしていたそうで、
まさにそんな感じに、「セツモード」大絶賛。
ただただファンでしかないという。

そういえば、弥生美術館では、
節がクロッキーをしている映像を流していました。
その筆運びは、驚くほど慎重で丁寧なものでした。
絵を描くときの姿勢と、画板の位置について
書かれている箇所がありましたが、
まさにそういう「まっすぐ」さと「妥協のなさ」
そこから、何十年たっても古さを感じさせない
風をまとったように生き生きした
人物の絵が生みだされたのだろうと思います。

この本が出版された1985年は、
平野ノラがギャグで着ているボディコンやニュートラの時代、
一方、ハウスマヌカンとか、メゾンとか言って
やたら入りにくい店もたくさんあったような気もします。
60年代、70年代の若者と比べ
「今の若者ってどうなのよ?」
てな疑問を80年代の若者に投げかけていたのかもしれません。
でも、それももうお笑いのネタになるくらい古いお話です。

関連記事 in my blog: ぎん色いろ色ー文鳥スタイル


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