空飛ぶ色いろnatsuno07

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2017.09.09  ネロが見たルーベンスの絵 


ワッフル
(十字架にかけられるキリスト像 オンマウスで、十字架から降ろされるキリスト像。)

アントワープの聖母大聖堂には、ルーベンスの絵が三作品あります。
イエスの処刑の前後を描いた祭壇画が二点。
どちらも観音開きになる、屏風のような作品です。
そしてもう一点は大聖堂の真正面、祭壇上部に飾られている作品です。
聖母被昇天。イエスの死を見届けた聖母マリアが
沢山の天使とともに、空へ上って行く絵です。
「フランダースの犬」の主人公ネロが
月明かりの中で見たというルーベンスの絵は、
わたしがかつて読んだ本の挿絵によると、
向かって左側に置かれていた「キリストの昇架」のようです。

rubens4.jpg

とてつもなく天井の高い、この大きな聖堂の中に入ると、
どこかセンチメンタルに思えていた「フランダースの犬」が、
宗教的な物語であることに気づかされます。
今から145年前、1872年にイギリスで出版された子供向けの物語。
舞台となったベルギーでは
さして有名ではなかったそうです。
日本でいえば明治4年。
まだ電気もガスも水道もいきわたらない時代、
貧富の差は、身分の格差でもあり、
ネロのように10歳にならないうちから家計のために働く子供は
世界中、決してめずらしくはなかったでしょう。
そんなネロは死の間際にルーベンスの絵を見て心から喜びます。
いったい何が魂を救うのか、ひしひしと考えさせられます。

最後の画像は、わたしが子供の頃から持っている本にある挿絵です。
話の流れからすると、聖母被昇天を見上げている方が
しっくりくる気がしますが、
この位置にある絵に覆いをかけていたとは考えにくいので
やはり、金を払わないと見られない絵とは
二枚の祭壇画のことだったのでしょう。
文鳥が隠していますが、次章のタイトルは
「もう まにあわない」となっています。
「この後、時は延ぶることなし」という
聖書の黙示録の言葉を彷彿とさせます。
原書には章タイトルはありませんので、
川端康成がつけたものでしょう。
物語の内容などほぼ忘れていましたが、
このシーン、この挿絵だけはずっと心に残り続けていました。

rubens3.jpg

関連記事 in my blog:  アントワープ聖母大聖堂,  幼年世界文学全集 ーフランダースの犬

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2017.09.08  「南極料理人」に異国で食べる料理を思う 


Bergimeal.jpg

(ブリュッセルのChez Leonは、あらゆるガイドブックに載っているお店です。
なんと、創業1893年だそうで、ムール貝はやみつきになる美味しさでした。
時間がずれていたので、わりとすんなり入ることができました。)


行きの飛行機の中では、「君の名は。」を見て、
帰りは、「南極料理人」を見ました。
これがまた面白かったのでした。
ベルギーに何しに行ったんだよ、って感じですけど。

2009年の映画で、主演は堺雅人。
ペンギンもアザラシもいない
極寒の「ドームふじ観測拠点」の隊員の食事を用意する料理人のお話。
隊員たちの独特の間合いがたまらなく面白いのでした。

映画の中の、極寒の風景を見ていて思い出したのですが、
30年以上前、ヨーロッパ便には
北周りと、南周りというのがあって、
北周りは、アラスカのアンカレッジ経由でした。
ソ連の上空を飛べないために、
アンカレッジで給油して、北極の上を飛んでヨーロッパ入りするというもの。
わたしも1度だけ北周りを経験していて、
2月のアンカレッジはほぼ北極に見えました。
当時はコペンハーゲンまで20時間くらいかかったような気がします。
そんな冷戦みたいなことがやっと終わったかと思っていたのに、
昨今の世界情勢を見ると、また結局そこね、というような・・・。

南極料理人で、ともかく笑うのは、
隊員たちの、インスタントラーメン愛とか、
たとえそこに伊勢海老があっても、エビフライを食べたがる
大衆的な感じとか。
西村淳の原作をぜひ読んでみたいと思っています。

ベルギーに行く前に読んでいたガイドブックでは
レストランなどは予約が望ましいと書いてありましたが、
時間がピークじゃなければ、飛び込みでも大丈夫なお店が多かったです。
ただ、値段をみると高級レストラン過ぎて腰が引けてしまいます。
日本にくらべると外食はとても高くなるのだそうです。
野菜が豊富だし、魚介も多いしで、
料理はなかなかに美味しい感じでしたが、
味噌だの醤油だの米だのが、たかが一週間くらいでも
恋しくて、たまらん感じになって帰ってきました。
話があちこちになりましたが、
「いつもの味」に故郷あり、って気がします。

ワッフル

(ゲントのMaxというお店は、ベルギーワッフルの発祥のお店だとか。
ここも古くて1839年創業。特製ワッフル、想像していた以上に美味しかったです。
珈琲カップについている絵は、小さくてわかりにくいでしょうがドラゴン。
アールヌーボーな店内も素敵だし、お店のひとも感じが良かったです。
オンマウスでお店の外観。)


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2017.09.01  故郷ー失いたくない風景 



故郷
(オンマウスで裏表紙、とてもきれいな写真です。)
故郷ー私の徳山村写真日記
(じゃこめてい出版 1983/9/28)
増山たづ子

旅行から帰ってきて、確かどこかにあったはずと
本棚をさがしたのがこの一冊でした。
アニメの「君の名は。」で思い出した30年以上も前の写真集です。
ダムに沈む故郷を「ぴっかりコニカ」で撮って回ったという
素人写真家の写真集。
30年前に母が買った本で、当時母はとても感動して
わたしにも見せてくれたのでした。

30年前には、「ふうん」程度の思いで見たという記憶があります。
今になって母が何故そんなに感動したのか
ようやくわかるような気がします。
増山たづ子さんは、岐阜県の徳山村で生まれ徳山村で育ち
同じ村出身の青年と結婚しました。
「君の名は。」のテッシーとさやかみたいに。
たづ子さんの夫は、
インパール作戦で出征の際に行方不明となりました。
夫が帰ってきたときに、村がダムに沈んだとは言えないと
最初は反対もしたとか。
けれどもやがて、村に生きる人々の写真を撮りはじめたそうです。
夫の帰りを待ち続けながら、
せめて生まれ故郷の風景を写真に残しておこうと思う優しさと悲しさ。
村の景色を背景に人々の笑顔のなんて素敵なことか。
本が出版された年には66歳だった増山たづ子さんはもう亡くなっています。

戦争もダムも、大きなお国のまえには大河に
蟻がさからうようなものだと思って諦めました。


あとがきにある、たづ子さんの言葉です。
詩人の石垣りんも言葉を寄せています。

時の流れにけっころがされながら懸命に生きて来た者が、
どたんばでこちらを振り返った目のようでもあります。

戦争を経験したことのある世代が
どんどん亡くなっていく中、わたし自身の親たちを含めて、
懸命に守りたいと願った平和というものを
見失いたくないと思う今日この頃です。

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2017.08.31  「君の名は。」を時空を超えながら見る 


shonan201708_.jpg
(湘南の海。ことしの夏はあまり晴れませんでした。)

飛行機で「君の名は。」を見たら良かった、と
会社の人が何人も言うので、
わたしも飛行機の中の小さい画面で見ました。
飛行機で移動すると時間にずれが起きるから、
なんかこうしっくりくるんでしょうか。
大林宣彦の「転校生」と「時をかける少女」が
ちょっとずつ思い出されるような感じでした。

ある町が一瞬にして失われてしまうということ。
そこにいた多くの人が亡くなってしまったということ。
2011年の大震災のあとで見るから、
いっそう心打たれるのかもしれません。

風景のきれいなアニメで、東京などはきれいすぎです。
眩しすぎる四ツ谷、千駄ヶ谷、代々木、新宿が出てきます。
実際のところ、アニメの中のようにきれいな感じで山手線はすれ違わないです。
もっとげんなりした感じです。
でも長く東京に暮らしてきて、失われればやはり悲しいと思う
そういうキオクの輝きなのかなと思うのでした。
考えてみるとすべて震災当日自分が歩いて通り過ぎた駅でした。

「時をかける少女」には、
尾道の醤油づくりの跡をつぐ吾郎という高校生が出てきます。
吾郎と、村の土建屋の跡をついでここで生きていくというテッシーが
似ているなと思いました。
地元に根を下ろして、その風景の中で地道に生きようとする
どちらも、ちょっとおじさんくさいけれど
なんだか頼もしくもあるし、他人を見守ったり、助けたりする
そういう心をもった男の子です。
だからこの映画では、死んだかと思ったテッシーが生き延びていて
なんと結婚まぎわじゃないか
というシーンがいちばん嬉しかったのでした。

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2017.08.30  東京へ帰ってきた 


hekiga2.jpg
(ブリュッセルの街中では、ビルに描かれた漫画があちこちにあります。
これはマグリットの光の帝国みたいに、真昼と夜がまざった街角の絵。)

1週間のベルギー旅行から昨日帰国しました。
夜の9時まで明るい土地から帰ってくると
ああ東京はもう秋が始まっている・・
てなメランコリックな気分もつかの間、
外に出ると、むわっと激暑でした。
実はフライト料金が安かったことと、
フランス語を使ってみたいという理由で
深く考えずに決めたベルギー旅行でしたが、
いろいろ奥深くて、さらなる興味を惹かれるのでした。
もっとも、ブリュッセル以外はあまりフランス語は使われていません。
列車の案内放送なども、まずはオランダ語から。
でもどこでも気軽に英語を話してくれました。
人のテンションは高すぎず、低すぎず。
男の二人連れが多いなぁと思っていたら、
早くからゲイのカップルを認めている国だそうです。

hekiga.jpg
(こちらも壁画。ゲイのカップルは若い二人も、熟年な二人もいろいろでした。
総じておしゃれな人たちです。)

人種も様々で、ヨーロッパだけではなく、
アフリカや中東の雰囲気も漂っています。
2016年3月にはブリュッセル空港で爆破テロが起き、
旅行直前に、スペインのバルセロナでテロがあって、
帰ってきた日に、最初に目に飛び込んできたニュースは
北朝鮮のミサイル発射について語っている菅官房長官の姿。
世界各地の平和で穏やかな風景とは裏腹に、
もめごとは絶えない世界情勢です。

hekiga1.jpg
(画面の真ん中、山高帽の人影がいる部分は漫画の壁画です。
探偵物みたいな感じ。実際右側に警察署があり手前の車はパトカーです。)

インターネットの普及した今、Web Meetingも盛んになり、
わざわざ海外出張をしなくても、
世界はつながる世の中になりました。
でも、現地に行ってその地に生きる人々と同じ空間に立たないと
わからないことも多々ありました。
プラハ旅行の時は、いろいろ書きたいと思いながら
すぐに書けなかったので、
今回はなるべく書いてみたいなと思っています。

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2017.08.27  廃病院のマリアたちーメムリンク美術館 


マリア像
(室内に展示されているマリア像の一つ。オンマウスで入口のマリア)

12世紀、聖ヨハネ施療院(St. John's Hospital)として使われていた建物を利用した
メムリンク美術館がブルージュにあります。
遠い昔、貧しい人々のために、開かれた病院です。
あくまでも石造りで質素。
高い天井や、古びた硝子がはめ込まれた
大きな窓を見上げていると、
怪我や病気に向き合った当時の聖職者たちの、
祈りが、漂っているような気がします。
医療の気高さと、苦悩のようなスピリッツ。

美術館の名前の由来は、
ベルギーの秘宝と呼ばれる「聖ウルスラの聖遺物箱」の
作者メムリンクによるものですが、全く把握してなくて。
ふううん、ぐらいの気持ちで見てしまいました。
むしろ、いくつか展示されているマリヤ像にとても心惹かれました。
部分的に欠け落ちていたり、色褪せていたりする。
日本のお地蔵さまを思い出させるような
優しい表情を浮かべています。
名もない人々の祈りに寄り添う姿に見えます。

この美術館のすぐ向かいにノートルダム聖堂があり、
ここにはミケランジェロの聖母子像があります。
聖堂の後方部分は、修復作業中なので、
うっかり通り過ぎるところでした。
メムリンク美術館で、聖堂のチケットも売っていて、
一緒に見るか?と聞かれたので見ることが出来ました。
十字架からおろされたイエスの亡骸を抱く
バチカンのピエタと比較すると、聖母マリアの膝に寄る
幼子イエスと、なんて可愛らしく和む姿か。
ピエタも、すごいけれど、このミケランジェロは必見だと思いました。

マリア像
(ミケランジェロの聖母子像。オンマウスで、ズームイン。)

関連記事 in my blog: クローディアの秘密

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2017.08.26  ピンクの象とデビルなアヒル 


ピンク象
(オンマウスで、チェリー味のビールも。)

アントワープと同じフランダース地方の
ブルージュに行きました。
ブリュッセルからは列車で1時間半くらい。
牛や馬が放牧されているのどかな風景を眺め
中世の風景をそのままに残した美しい街にたどり着きました。
運河にはスワンが浮び、おとぎばなしのようです。

そのブルージュに、2beというベルギー産のものだけを集めたお店がありました。
覗いてみると、なんと西荻名物ピンクの象発見。
Tシャツやらマグやらいろいろグッズがそろっているので、
これは何かと聞いてみたら、ビールの銘柄で、
やはり酔っぱらいをピンクの象というところからきているのだそうです。
面白いので、トランプとビールをお土産に買いました。
あちこち売り場を見ていくと
ところどころに銘柄のコスプレをしたアヒルがいます。

デビルなアヒル
(尖ったアヒル。オンマウスで、後姿もよく見て欲しい。デビルな羽とデビルなシッポ。)

こういうのに弱いわたし。
デビルなアヒルにやられて、パイレーツなアヒルとともに連れ帰りました。
下のような感じの街ですが、チョコレートなども
もろもろお茶目な感じが楽しいです。
アヒルは押すとキューキュー鳴きます。(デビルなのに)

brugge24.jpg


関連記事 in my blog: ダンボの見たピンクの象と西荻の象

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