空飛ぶ色いろnatsuno07

ようこそ! 
本に関すること、日々のこと、いろいろです。
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author: natsuno07 ♀
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2009.11.29  尾白と尾黒 


ojirotooguro.jpg
愛蔵版 百鬼夜行抄 尾白と尾黒
( 朝日新聞出版 2009/11/06)
今 市子

百鬼夜行抄の新刊。
しかも尾白と尾黒とな・・・
おぉお、いつのまに文鳥の尾黒と尾白を主人公にした外伝が?
と大いに盛り上がって、よくみたら、
これまで尾黒と尾白が登場しているお話を集めた愛蔵版でした。
ソノラマ文庫と違う、「大画面」の迫力を味わえる・・
カラーページもきれい、しかも、初版を買えば特製ブックカバーがあたる!
・・かもしれない応募券がついている。
文鳥好きに貸して一気に百鬼夜行抄の魅力を伝えられる・・
などの理由をもってして、う?ん、う?ん、と逡巡したあげく購入しました。
それぞれのお話には、愛蔵版だけの副題がついてます。
「狐使いの跡継ぎ」には「尾黒 洋服姿で登場」となってて
そこかぁ?と・・ちょっと笑いました。
お話の並び順は、登場順じゃないので、
文鳥好きに貸した場合、まず「桜雀」から読んでと言うべきかも
それにしても、なんで「天上の大将」のカラーページはないのだろう
手にずっしり、重っ!などと忙しくあれこれ思ったわけですが、
なんといっても、作者登場の「夜行した15年尾白尾黒編」が短いけどすごい。
作者がおうちの方の訃報で急ぎ帰省しなければならなず
呆然としているさなか、手のひらの文鳥二匹に眼をおとし
「おまえたち・・・」
そして続くその一言。あぁ。

そうだ、文鳥欲しぃ、文鳥飼いたい
と、近所のペットショップに行っては、眺めてます。

関連記事 in my blog: 眠れぬ夜の


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2009.11.26  万寿子さんの庭 


万寿子さんの庭
(小学館文庫 2009/10/06)
黒野 伸一

若い頃は、星占いといえば、恋愛運。
でも最近気になるのは健康運だぁ・・・
なんて話を友としていました。
だいたい、若い頃、さえぎる間もないくらい彼氏の話をしまくった人は、
自分の健康状態について、さえぎる間もなく話すような気がする。
お互い気をつけようね。
熱を入れて、通院報告をしたりしないようにしようね・・なんて。
とはいえ、整形外科の待合室に座っていると、
おばあさん同士、実に朗らか、かつ楽しそうに話しているのねと思います。

さて、おばあさんが出てくるお話。
本屋さんの平台でお勧めのポップが立っていたのと
「庭」の文字に惹かれたのとで、手にした「万寿子さんの庭」
何度も、うっ・・と泣きそうになりながら読みました。
「認知症」が悪化しつつある万寿子さんと
20代はじめのOL京子さんのお話。

どっちの立場に身をおいて読むか・・というと、
ここは20代の京子さんに。(主人公だし)
京子さん、同期に好きな男の子がいます。
もう、昔のことだけど、
「同期会」で飲んでいるときの、
微妙な感じがとっても「わかる」のです。
偶然、他の同期の女の子と飲み会終わりに待ち合わせているのを、
見てしまう、そのガアンと来る感じ。などなど。

あっ・・でも、泣きそうになったのはそこじゃないです。
そもそも、京子さんにとって、万寿子さんとの出会いそのものが
「泣きそう」な状況から始まるのです。
近所のワルガキか?という万寿子さんに、
悩まされ、立ち向かい、どうなるか・・。
京子さんは最後に近所のガーデンセンターへ転職?
とても「泣きたい」現実でありながら、
万寿子さんも京子さんも、いとしい人だと思えるお話しでした。


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2009.11.25  トロールの森2009 その2 


池の周りの柵が、色ガラスならぬ、色アクリル板で
ステンドグラス風になっていました。(黒野裕一郎作)
日が当たって地面に色が映っているのがきれい。
背が柵ほどしかないチビッコたちが面白そうに覗き込んでいました。

">mor2009-3-1.jpg
(画像をクリックすると拡大されます)

こちらもガラスのように見える透明アクリル。
小さな穴が遠くからだとマトリックスさながら、弾痕のようですが、
近くに寄って向こうの風景を透かしてみると、
鳥が飛んでいるように見えるのでした。
サインボードというタイトル。(小松綾作)
OPEN、準備中・・Closed、For Sale、売り地
なにが見えるの?と聞かれて、なにかなぁ・・
なんてぼんやり窓の外見ているみたい、でも外にいるんだけど・・
という、不思議な感じ。

サインボード
(マウスをのせると作品を横からみた画像に変わります)

善福寺公園にいるガチョウ、たまに猫と間違えるのですが、
この日は、ベンチに座っている人と間違えました。
(ベンチにのぼっていた)
ガチョウはフツーにクワクワクワと鳴いたのですが
一瞬、喉に何か詰まらせでもしたのかと・・。
そ、そうよね・・(ドキドキ)と納得しつつ、通り過ぎました。

関連記事 in my blog:トロールの森2008 その1 その2 その3

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2009.11.24  トロールの森2009 その1 


先週末、善福寺公園の「トロールの森」を覗いてきました。
ボート乗り場の近く、誰やらの銅像を囲む一角のあちこちに
仕事場でしょっちゅう耳にしている言葉の吹き出しが・・・。(赤塚えり子作)
疲れるよ?。やだよ?と抵抗しながら落ち葉をざくざく踏み逃げ出します
ふと見ると作品か、本当の忘れものなんだかわからない上着がベンチに。
いったい何を調整にいったのやら。
薄べったい背広が日があたっている・・気なる風景ではありました。

mor2009-4-1.jpg

池の向こうには、これまた仕事を思わせる、巣箱からとびだしてるネクタイ。
題して「男巣」・・メンズと読むそうな。
上司のオヤジギャクに、乾いた笑いを返すごとくの気持ちで
見上げていると、でも、なんだかちょっと可愛い。(開発好明作)

mor2009-5-1.jpg

秋晴れの公園は穏やかで
少し情けないような、とぼけたような水鳥たちの声が響き
まぁ、ともかく・・ひと休み、ひと休み・・と思うのでした。

(画像をクリックすると拡大されます)


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2009.11.20  木守り 


kimamori2.jpg

柿のかたちの和菓子には、
木守りという名前がついていることが多いようですが、
こちらの本郷三原堂のお菓子も「木守り」。
枝がついていて、本物みたい。
皮の部分にちょっぴり焦げ目のようなものがついていて
熟してきているな・・という感じ。
つい柿の味を思い浮かべながら口にいれると中は黄身餡。
味覚と視覚がちょっぴりずれるのが楽しいのでした。

木のこずえにひとつだけ残す柿を木守りというのだということを
子供のころ、絵本で覚えました。
「二ほんのかきのき」
ようやく図書館でみつけて、開いてみたら覚えていたのとちょっと違う。
おじいちゃんと男の子が出てくる話だと思い込んでいましたが、
写実的な絵で、柿の木の一年を子供に伝えている
日本むかし話のドキュメンタリー版みたいな絵本です。
作家の熊谷元一は長野県の写真家でもあり、教師でもある人だそうで、
なるほど、教育的な感じ。
「虫封じ」という民間医療?などを紹介している絵本もあるそうなので
ちょっと見てみたいなと思うのでした。

それにしても、おじいちゃんと男の子はどこにいっちゃったのだろう?
気になってしかたないので、また探しはじめたら、
そちらは「りょうちゃんの朝」という絵本らしい。
朝・・とか男の子の名前とかの記憶を絞り出すように思いだし
ようやくネットでたどり着いたのでした。
リアルな感じの絵がちょっとだけ似ているといえば似てます。

nihonkaki.jpg

二ほんのかきのき
(福音館書店 1968/01)
熊谷 元一 作 絵


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2009.11.16  だるまさん 


だるまさんが
(ブロンズ新社 2007/12)
かがくい ひろし

この頃は、夕方も6時となると夜みたいで、
そんな濃い闇に明るく
「くま手」と、ダルマさんのお店が出てました。
今年の一の酉は、11月12日(木)でしたが、
逗子では15日(日)に縁日がたったようです。
小さいダルマさんを買いましたが、
ちゃんと、「よよよい」で気を入れてくれました。
まだ願い事はかなってなくても、
願い事があるということはなかなかにいいことのような。

本来は、玩具だそうで、
なるほどそれで絵本に登場してくるかと納得したのでした。
たしかに願い事と子供って、とても近いところにいる存在かも。

「おしくら・まんじゅう」の作者の人気シリーズ。
「だるまさんが」のほかに、
「だるまさんと」「だるまさんの」があって、
わたしは「だるまさんが」がいちばん好きです。
この絵本はなんといっても、
小さな子と読むのが醍醐味だろうなと思います。
だるまさんが・・・
といいながら、絵本のページをめくるのがとても楽しそう。
さてさて、うちのだるまさんには、何を願うかな。
そうそう、二の酉は11月24日(火)だそうです。

darumasan.jpg

関連記事 in my blog:おしくら・まんじゅう


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2009.11.15  秋の日の熊 


okashi2.jpg
「祭りの晩」で、山男がどんと届けた「たきぎ」
収穫と、冬支度が秋・・ってものね、と改めて思うのが、
神田神保町の「ささま」の11月の生菓子。
この薪のように見えるお菓子は、「初霜」という名前で、
よく見るとほんのり霜がおりています。霜月のお菓子。

むかし、神保町で働いていた頃は、
「『ささま』のお菓子をお使い物にするから買ってきて」と言われ出かけました。
昔ながらの店先で、
くるっくるっと箱にきれいに紐かけしてくれるのを
じっと眺めて待っていたものです。
今は、「ささま」のお菓子を買いに行く!
と意を決して、仕事を切り上げ飛び出さないと
夕方6時までなので、間に合いません。駿河台下、書泉グランデのお隣。

明日のお茶のお菓子に・・なんて思いながら
気になるから半分だけ・・と「初霜」を食べ始めたら
やめられなくなって、結局全部ペロリと・・・。
秋の日の熊のような自分でありました。

関連記事 in my blog:山の贈り物


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2009.11.11  おしくら・まんじゅう 


oshikura.jpg
おしくら・まんじゅう
(ブロンズ新社 2009/04)
かがくい ひろし

甘やかにもたれかかってるみたいな
この紅白まんじゅうちゃんたちですが、じつは
「おしくらこんにゃく」だとか「おしくら納豆」なんて
わけのわからないことに挑戦しているのです。
もちろん最初は、ちゃんと「おしくらまんじゅう」をします。
ところが間に挟まれた、温泉まんじゅう風の子が泣き出してしまい、
「泣いちゃった・・」「ごめんね」なんてうろたえることに。
温泉まんじゅう風の子は、雰囲気がぼおっとしていて
おっとりしておりかわいいのです。
おしくらまんじゅうがどんな遊びかもよくわかんなかった様子。
この紅白まんじゅうコンビも、マナジリけっして
いろいろためしてみるところが
なかなかに好奇心旺盛でかわいい・・です。

そういえば、遠い昔の小学生の頃、
運動会で、紅白まんじゅうをもらいましたが、今でもそんなことしてるのかな。
作者は、今年の秋お亡くなりになりました。
だから、最後のページの絵を見るとちょっぴり悲しくなります。
下の写真は、「泣いちゃった」温泉まんじゅう風のおまんじゅう。
でも、温泉まんじゅうじゃなくて、中身はさつまいも餡。美味しかったです。

onsenmanjuu.jpg


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2009.11.05  f植物園の巣穴 


shokubutuen.jpg
f植物園の巣穴
(朝日新聞出版 2009/05/07)
梨木 香歩

タイトルに惹かれて、本屋さんで立ち読みしているうちに
やめられなくなって、買ってきました。
「不穏な痛みが出来(しゅったい)しはじめ・・・」なんて
古臭い言い回しで、淡々と語りはじめられていますが、
湿気て暗く寒い日本家屋の階段をぎしぎしのぼる時のような
ややカビ臭い古い本を開く時のような、好奇心にかられる冒頭です。

最近F町の植物園に転任してきたばかりの主人公は
奥歯が痛むため、歯医者へ行くのですが、
受付の窓からちらとのぞくと、犬が手伝っている!
先生に聞くと、涼しい顔で
「あれは家内です・・」なんていわれてしまう。
そんなふうにずれはじめた現実。
読者も主人公もろともずぶずぶ、植物園周辺の湿地帯の、
沼だか川だかにはまっていくのです。
そのあたりを読んでいると、不思議に懐かしいような、痛痒いような感覚になります。
遠い昔の乳歯が抜けるときの感覚を、ぼんやり思い出したりもしました。

ムジナモってどんなだろう・・とか、
アゲハの幼虫が山椒の葉を食べることを何故か知っていた・・、
でも、蝶の蛹の中がどういう状態なのだか実に、この歳にして知った・・とか。
細部にいちいち道草して、たっぷり時間をかけて読むのが楽しい本でした。
ちなみに、ムジナモ・・想像では、ススキの穂やネコじゃらしが
水の中にゆれているイメージでしたが、
青々とした、金魚の水槽にいれる藻みたいでした。

結末は、子供のころ高熱の真っただ中で目を覚ました時の感じ。
耳元で氷枕の中の水と氷がごわごわ鳴っているような。
「快方に向かおうと体が戦っているのだ」
と自らの身体に、自分自身が勇気づけられてでもいるような。
そんなマッサージ効果のあるような不思議なお話しでした。
同じ著者の「家守綺譚」も読んでみようと思っているところです。
そうそう、わたしはややしばらく気がつかないでいましたが、
タイトルは単に「植物園の巣穴」ではなく「エフ植物園の巣穴」なのです。
エフってどこだろう・・・。


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2009.11.04  山の贈り物 


宮沢賢治の「祭りの晩」という話しが子供の頃大好きでした。
お祭りの出店で、お金がないのに、うっかりお団子を食べてしまった山男を。
亮二という男の子がこっそり助けてやります。
その晩、亮二の家の前に、どしんがらがらと届いたのが
薪百把、そして「きらきら光る栗の実」。

「山づと」という名づけられた和菓子を見るとこのお話しを思い出します。
「山のお土産」という意味だそうです。
薪百把と、栗の実は山男からの「お礼のきもち」で
お土産ではないけれど、
「そこら一面、きらきらきらきら光る栗の実でした」という文章からすると
亮二はとても喜んだ様子です。
本郷三原堂さんの「山づと」は見た目も栗ですが、中身もやさしい栗の味。
これがお店に登場すると嬉しいのです。
ほっと一息、緑茶を入れて、あぁ美味しいと思う幸せ。

山づと
(マウスをのせるともうひとつお菓子が見えます)

関連記事 in my blog: 秋の日の熊




2009.11.01  風の又三郎 


11月になったばかりの日曜日、関東地方は強風でした。
ちょっと浜を散歩・・などと思いきや、砂がびゅんびゅん飛んできて、
じゃりじゃりしてしまいましたが、
ざわざわと打ち寄せる大きな波音を聞いていると、せいせいします。
山では、激しく頭振っている木々。
空気がさえざえとして、晴れた空が高く広がって
強い風がなんともいえない高揚感をもたらしていくような気がします。

そんな強風に、「風の又三郎」を思い出して読み返してみました。
谷川に面した小学校にやってきた転校生の男の子と
同じ小学校の男の子たちのお話。
9月の始業式の日から、たったの一週間の間に起こった出来事です。
男の子たちは川遊びやぶどう狩りなど
野遊びをしつつ、さまざまな危険や秘密と向き合います。
転校生の高田三郎と同じ5年生の嘉助も
6年生の一郎も子供らしく仲間と遊んでいますが、ふっと一人になって
何かを見たり感じたりしている瞬間があります。
逃げた馬を追っているうちに疲れて倒れてしまった嘉助が
夢の中で見た風の又三郎も、ガラスのマントにガラスの靴をはいて
唇をきゅっと結んで空を見上げています。
人はどんなときに、空を見上げるものなのか・・・。
朝一緒に学校へ行くくらい仲がいい嘉助と一郎の村でも
11月にこんな強風が吹くことがあるのでしょうか・・。
先月末にはもう冠雪しているという富士山は、雲に隠れていました。

20091101umi.jpg


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