空飛ぶ色いろnatsuno07

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2017.03.17  ロルカ詩集 優しい恋歌 


Yasashii0.jpg

ロルカ詩集 優しい恋歌
(1975/7/10 サンリオ出版)
小海永二 訳 油野誠一 絵

これまた古書でみつけた本は「ロルカ詩集」
40年以上も前に出版された
ギフトブックという名の小さい本。
油野誠一(ユノセイイチ)が挿絵を描いています。

サンリオ出版は、かつてポップな詩集を出版していて
谷川俊太郎や寺山修司の詩集もありました。
谷川俊太郎は、南桂子や司修
寺山修司は上野紀子が挿絵を描いています。
ロルカの詩集は全ページカラー。
ユノセイイチの絵は、
こども向けの絵本で見るより大人びた雰囲気で、
写真とコラージュだったり布切り絵だったり、
いろいろおもしろいことになっています。

ぼくの部屋から噴水が聞こえる・・
ではじまる、「グラナダ1850年」という詩がとても好きなのですが、
それは載っていません。
スペイン内乱のさなかに生きた詩人が、
自分の生まれる前のグラナダを夢想する詩です。
もし載っていたら、どんな挿絵がついたのだろう。
この本の中では、「晩鐘」という詩が好きです。

黄色い
塔の中で
鐘という鐘が弔鐘を鳴らす


夕暮れのもの悲しい光の中、鐘が響いています。
「うみのがくたい」の見せてくれる夕暮れの海の輝きとは
また違った音のようです。

優しい歌
(晩鐘の挿絵、マウスを乗せると、別のページにアンダルシアの娘さんたち。)

関連記事 in my blog: まじょのおとしもの, 南桂子のハシビロコウ

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2016.11.12  耳鳴りのうた 



(大昔のチラシです。)

下北沢の小劇場「スズナリ」に初めて行ったのが、
30年以上も前の「戸惑いの午后の惨事」でした。
「あの大鴉、さえも」と同じ、竹内銃一郎の作品です。
空き地で「がまの油売り」の口上を練習している二人組が
組織的な殺人の目撃者となってしまい
それを金で口止めされてしまうという話でした。

芝居のラストで、主人公の「わたし」が
蝦蟇の油売りの口上の代わりに
石原吉郎の「耳鳴りのうた」という詩を朗々と吟じます。
俺が忘れてきた男は
たとえば耳鳴りが好きだ

石原吉郎は、香月泰男と同様に
第二次世界大戦後、シベリアで捕虜になり
強制労働をさせられた人です。
この詩のラストの方に、「棒紅」という言葉が出てきます。
その男が不意にはじまるとき
さらにはじまる
もうひとりの男がおり
いっせいによみがえる男たちの
血なまぐさい系列の果てで
棒紅のように
やさしく立つ塔がある


わたしはこの棒紅の意味がずっとわからなかったのです。
当時、広辞苑など、あれこれ調べました。
でも該当する言葉に出会えず、
詩に出てくる岬という言葉と
別の「本郷肴町」という詩から
棒鱈を思い浮かべていましたが、全然意味が通じません。

先日「大鴉」を見に行ったとき、ふいに思い出して
ネット検索したら、なんとすぐにわかりました。
リップスティックのことでした。
ちょっと考えればわかりそうなものですが、
俺だとか、男たちだとかいう言葉からは連想できませんでした。
でも、ようやくああ、なるほどと。
芝居の最初と最後に、まるでマクベスの三人の魔女のような
キャバ嬢風の女たちが、無邪気に空き地に種を植えていく意味も
今はわかるような気がします。

30年ぶりに、謎は解けたぞ。
桃栗3年柿8年、ワタシのオオバカ30年でした。


関連記事 in my blog: 画家の詩、詩人の絵2 明るい午前の自然が

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2016.07.18  画家の詩、詩人の絵 


gakanoshi.jpg

画家の詩、詩人の絵 - 絵は詩のごとく、詩は絵のごとく
(2015/10/19)青幻舎
土方明司、江尻潔 (監修)


湯川ゆきの市電を五稜郭前でおりて
徒歩でしばらく行くと、道立函館美術館。
「画家の詩、詩人の絵」
昨年秋、平塚美術館でやっていたときは
いけなかったのですが、ようやく見ることができました。
函館では、8月7日(日)まで開かれています。

「画家の詩」には長谷川潾二郎、松本竣介、南桂子、
香月泰男、恩地孝四郎などなど、
ああ何度みてもステキだなという絵の数々。
それから、萬鐡五郎。
岩手の花巻の人ですが、
療養生活を送った湘南の絵もたくさん描いています。
「海岸小品」という江ノ島を歌った詩は
江ノ島って一見近くに感じられるけれど、歩くと実はけっこう遠いという
日常的な会話を切り取った詩で、わたしは好きでした。

而シ押エラレタピンヲハネノケテ再ビ飛ビ出ス事ハ自由ダ
三岸好太郎の蝶の絵は本でみて小さい絵を想像しましたが、
実は壁いっぱいくらいの大きさで迫力があります。
命は軽いのか重いのか。

一方、「詩人の絵」は上手とはいえないものも数々あって
でもそれはそれとして面白いのでした。

カルモジインの田舎は大理石の産地で
其処で私は夏をすごしたことがあつた
ヒバリもいないし 蛇も出ない
ただ青いスモモの藪から太陽が出て またスモモの藪へ沈む
少年は小川でドルフィンを捉えて笑った


これは西脇順三郎の詩。
彼の絵もありました。
さすがギリシャ風な白と紺碧とエメラルドグリーンの油絵で、
ハレーションぎみなかんじがなんとも雰囲気がありました。
(つづく)

関連記事 in my blog: 長谷川潾二郎展 ボヌール, 恩地孝四郎展

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2012.10.16  鳥の夢 


torinoyume_.jpg
鳥の夢
(玲風書房 1998/09)
松永 伍一 詩 脇田 和 画

軽井沢で、脇田和の展覧会を見てきたところで、
本棚から、この詩集を取り出してきました。

少年のころ
鳥が啼くとわたしは微熱を出した

送られる兵士たちは
影絵のように明日がなかった

うたい止めない鳥の意志が
扁桃腺に滲みるとき
・・・・


多くの若い人の命がやすやすと奪われた時代に
うたい止めない鳥の意志とは、
何だったのだろう。
戦争体験のある大人と、豊か過ぎる日本に育つ子供
のジェネレーションギャップどころか、
今は、もっと多様な人間同士のギャップがあります。
そして、岸田衿子のこんな詩も思い出すのでした。

一生おなじ歌を 歌い続けるのは  
だいじなことです  むずかしいことです


関連記事 in my blog: あかるい日の歌


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2012.03.09  頑是ない歌 


buncho0309.jpg
文鳥と文鳥お気に入りのバッグ。

新しいノートパソコンになりました。
セットアップに手こづらなかったので、よしよしと思っていたら、
長年使っていたソフトがWindows2007では使えないことが判明。
いちおう、ワードでもバックアップは取っているけれど。
愕然。あぁ。Windows98以来ずっと使えていたということが奇跡なのか。
あきらめ悪く、あれこれやってみましたがダメ。
気がついたら、ものすごく時間がたっていました。
ふと目をやると、思い切り眠そうな文鳥がこっちを見てました。
ため息ついてるみたいに、羽をふくらませてブルっとします。
「ぎゃあ、ぎんちゃん、もうこんな時間!!」
大慌てで、籠に戻して覆いをかけました。

この新しいパソコンを買った日、秋葉原から歩いて
万惣フルーツパーラーでホットケーキを食べるつもりでした。
ビルの耐震工事のため閉店してしまうと聞いて足をのばしたのです。
誰も考えることは同じらしく、
あまりに長蛇の列だったのであきらめました。
震災の影響はいろんなところに波及しています。
こういう古いビルが沢山ある神田の風景が好きだったのに。
なんだか、唐突に
中原中也の「頑是ない歌」という詩を思い出しました。

此の先まだまだ何時(いつ)までか
生きてゆくのであらうけど


でも、そう書いた詩人本人は
その先、あまり長くは生きなかったのでした。

考へてみれば簡単だ
畢竟(ひっきょう)意志の問題だ
なんとかやるより仕方ない
やりさへすればよいのだと

思ふけれどもそれもそれ


「意志」ってなんだろう。
何かをあきらめ、何かをあきらめない。
「意志」とはそれを決めることなのか。

生きてゆくのであらうけど
遠く経て来た日や夜の
あんまりこんなにこひしゆては
なんだか自信が持てないよ(中原中也の「頑是ない歌」)


翌朝文鳥は、寝不足なのにいつもの時間に起こされ
とってもご機嫌ななめでした。ほんとにごめん。

arishihinouta.jpg

在りし日の歌―中原中也詩集 (角川文庫―角川文庫クラシックス)
(1997/06)
中原 中也

関連記事 in my blog: ホットケーキの思い出


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2012.01.27  だから決めた 


朝の連続テレビ小説「カーネーション」。
何気に面白そうだからと録画予約しておいたら、はまってしまいました。
そして、ミシン欲しい病、再発。
とはいえ、夜しかできないし、そうなると音が気になるので
どうしようかなとまた逡巡してます。

ドラマに登場する、足踏みミシンは、
祖母の家にあったのを使わせてもらった経験からすると、
なかなかに楽しいです。最初は、ちょっと難しいけれど、
コツをつかんで踏めるようになると
ミシンにのって、空を飛ぶキブン。

ドラマは、
茨木のり子が「わたしが一番きれいだったとき」
という詩に書いた戦時中、終戦直後の時代が舞台です。

だから決めた
できれば長生きすることに


茨木のり子の詩のしめくくりの明るさと共通する、
「カーネーション」の主人公の明るさを
なんだかまぶしく思うのです。
わたしの(「きれいだった」かどうかはさておき)
若かった頃は、高度経済成長も安定してバブルまっさかりで真逆の時代。
それで、すごくしあわせだったかというと
そうでもなかったし、

わたしはとてもとんちんかん
わたしはめっぽうさびしかった


ような気もします。
ともかく、やっぱり思うのです。
できれば長生きをしたいのだと。

<青字は、茨木のり子の「わたしが一番きれだったとき」からの引用です。>

茨木のり子詩集 わたしが一番きれいだったとき (豊かなことば 現代日本の詩 7)
(岩崎書店 2010/01/26)


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2011.04.14  あかるい日の歌 


きのう、お昼頃の中央線に乗ったら
節電のため車内の明かりが消えており
車窓の向こうの、晴れた景色の明るさがくっきりしていました。

地震後、しきりに祖母のことを思い出します。
関東大震災の話を聞かせてくれたから
お店や駅や電車の中の「仄暗さ」に祖母の家を思い出すから
これから日本はどうなるのだろう?
そんなことを考えてしまうとき、
「昔の村へたしかめにいく」そんな気持ちになるから。
理由はいろいろありそうです。

今月7日に亡くなられたというニュースを見て
本棚から岸田衿子詩集「あるい日の歌」を出してきました。
大切な本です。
暗さの中で、あらためて気づく「明るさ」。
電車の窓から、大好きな場所をさがすように、
頁をめくりました。

P4140085_convert.jpg


関連記事 in my blog: 花のそば,  昔の村へ たしかめにいく


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