空飛ぶ色いろnatsuno07

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2018.07.11  2018年7月 読みたい本 


umi201807.jpg

なんたる暑さ。
駅から家までの十数分歩くだけで、ぐったりしてしまいます。
こう暑いと、読書欲は著しく低下しますが、
7月は旅行に出るので、移動時間中に読もうかと
2冊ばかり本屋さんで買ってきました。

1冊は、三浦しをん「あの家に暮らす四人の女」
表紙のカラスに惹かれてしまいました。
もう1冊は、三上延「江の島西浦写真館」
鎌倉のビブリア古書堂ではなく、
江の島の写真館・・。
どちらも、どんな話か全然知らないのですが、
読むのが楽しみです。

ほかには、光文社から出ている古典新訳文庫の中の
サン・テグジュペリの作品、
新しい翻訳で読んでみたいなと思っています。

暑いといえば、子供の頃、田圃道を
1時間くらい歩いて小学校に通ってました。
1学期の終業式前後は、すっかり夏の日差し
途中水分補給をするために、水筒をさげての登下校です。
しかもこの時期、なんだかんだ荷物が重いのです。
家に持ってかえらないといけない書道セットだとか
水彩絵の具セットだとか。
朝顔の鉢とか、ひまわりの鉢だとか。
あとは、夏休み用に図書館でたくさん借りた本があったり。

時は流れ、駅からの平坦な道10分でも
ひいひいいいながら歩いて、
暑い暑いと文句を言っています。
でもまぁ、あの頃より確実に暑いし。

関連記事 in my blog:  2018年6月 読みたい本, 

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2018.07.05  たなばたの羽衣 


たなばた
(カササギの橋にくわわる文鳥、オンマウスでアヒルと出会う文鳥。)
たなばた
(福音館書店 1977/04/01)
君島 久子 再話 初山 滋 画

先日、韓国の王朝物のドラマを見ていたら、衣装がまるで
織姫、彦星のようだと思ったのですが、
七夕はもともと中国にお話の起源があって、
織姫、彦星の衣装は漢服という中国の衣装だそうです。
そういえばベトナムのあおざいも美しい衣装です。
アジア圏の国々で、どこかしら似通ったデザイン
似ているけれども、独自の部分もあり
なかなか面白いなと思います。

織姫は天女姉妹の末っ子で、
羽衣を隠されてしまって牽牛と結婚するという
絵本を出してきて読むたびに
えっ、そういう話だったかなぁと思ってしまう
七夕は、いつのまにか自分の中で
日本の夏の物語に変わっているのかもしれません。

こどもの頃着せてもらった浴衣の
金魚のひれみたいな帯がとても好きでした。
ピンクと白で、どこか羽衣の感じがしたものです。
そして初山滋の絵本「たなばた」もまた、
羽衣の透明感と浮遊感を感じさせます。

関連記事 in my blog: たなばた


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2018.06.26  雁の寺 


gannotera201806.jpg
越前竹人形 雁の寺
(新潮文庫 1969/3/20)
水上 勉

先日読んだ「ものぐさ太郎の恋と冒険」には、
乱世が生み出す鬼が出てきましたが、
「雁の寺」もまた、戦争に向かっていく昭和の混乱期
貧しい生まれの少年が、
抑圧され虐待されたあげく鬼となる作品です。

横溝正史と松本清張を足して二で割ったような
昭和っぽいミステリー風小説。
面白いか、と聞かれるとう~ん、とうなってしまいますが、
古い映画を見るように
当時の空気感のようなものが感じられるところが
面白いと言えるような気がします。

雁の寺で起きたできごとの「目撃者」となるのは、
寺の和尚に囲われて生きる色っぽい女性です。
色っぽいということが、この女性の生きるすべ。
戦前の女性は男性の庇護なしに生きることが出来なかった
それもなかなかに不気味だし、異様な感じがします。

小説が書かれた昭和30年代の日本でも、
まだまだ女性が「自立」して生きるのが難しい時代でした。
働いていたとしても、会社の女の子、職場の花
結婚までの「腰かけ」がせいぜい。
背広を着て、列車の中をタバコの煙だらけにして
日本全国を飛び回り、猛烈に働いているのは男たち。
そういう男らしさや、女らしさがあたりまえだった時代は
すっかり遠のきました。
その一方で、今を生きる人間には今目の前の問題がある。
犯罪の手口も、犯罪の動機も。
「らしさ」の定義は変わっても、人のこころの闇は
あいかわらず不気味でありつづけるようです。

昭和36年、水上勉はこの作品で直木賞を受賞し、
翌年に「飢餓海峡」を執筆しています。

関連記事 in my blog: 仏ヶ浦 飢餓海峡


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2018.06.20  ゆくへもしらぬ 


monogusa201806.jpg

1970年代に10冊だけ出版された「新潮少年文庫」を
読み返した時、「ものぐさ太郎の恋と冒険」については、
他の作品にくらべて、なぜこの作品?という違和感のあるものでした。
どうもすっきりせず、先日再び読み返してみました。
読み返そうと思った、もう一つの理由は
昨今さかんに話題になるMe too的視点で
読むとどうなんだろうという好奇心でした。

「新潮少年文庫」の10タイトルのうち、女性作家の作品は2タイトル
阿部光子と、田中澄江によるものです。
この2作品に描かれる女性たちは
当時の慣習や世間体に翻弄されている
リアルな女性たちです。
面白いか、面白くないかというということは、置いておいて。

さて、この「ものぐさ太郎の恋と冒険」は面白い話なのです。
鬼退治、大人的に言うと、
性暴力にさらされている女性たちを
ひとりの男が勇気と愛情で助け出す話です。
でも、ものぐさ太郎の恋のアプローチの仕方が、
ほぼストーカー行為であったり、
女性があまりにも男の人の頭の中にしかいない人物像過ぎて
かぐや姫にしか思えないという非現実感もはなはだしいです。

1970年代に描かれた女性像は、
一見フェミニストな男性視線で描いてもこんな感じだった
ということを検証するつもりで読み返したのですが、
実は、読み進むにつれて、そういうことよりも、
むしろ太郎の「笛の音」が強く響いてくるのでした。
乱れきった世の中に響く
「もののあはれ」ともいうような哀調。
困難を乗り越え仲睦まじく暮らたとしても、
いつかは死に別れる、諸行無常の響き。
恋女房を失くし最後はゆくえ知れずになるものぐさ太郎も
盗人として羅生門から姿を消した下人も
どちらにしても、人の人生は終わるのだという
なんとも空しいような感覚と、この瞬間のかけがえのなさ。

あらためてよく見ると挿絵は村上豊。
夢枕獏の「陰陽師」の挿絵画家です。

関連記事 in my blog: ものぐさ太郎の恋と冒険


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2018.06.14  村上さんのところ 


murakamisan201806.jpg
村上さんのところ
(新潮文庫 2018/5/1)
村上 春樹 フジモトマサル 挿絵

こちらも、ゴールデンウィーク前に本屋さんに
平積みされていた人気の本です。
メールで寄せられた質問に
片っ端から村上春樹が答えるという内容。
こんなにどうでもいい質問と、
こんなに、どうでもよくはないことに関する質問が
ごっちゃになっていていいのかと思ったりしました。
それこそがリアルというものかもしれませんが。

宮部みゆきの三島屋変調百物語のように、
人はどこか語りたいという気持ちを抱えていて、
そのはじまりとして「問う」ということをするのかな
などと思いました。
村上春樹も答え役としてというよりは、
どちらかというと聞き手としての役割を果たしているからなのか
あまり実像というようなものは見えてきません。
もろもろはぐらかされている気がします。
真摯に応えている、と思える時でも
ほんとかな?というキモチになります。
フジモトマサルの絵がほのぼのしているので、
ほのぼのしたままに読み進みますが、
いったいこの本の意図するところは・・・などと考え出すと
ふと不安になってきたりもします。

それで、たとえば女性誌によくある占いのように、
自分のタイプをみつけるつもりで読めばいいのかな
なんて思うのでした。

1.いちばん印象的だった質問は
2.いちばん好きなフジモトマサルのイラストは
3.いちばん自分もしてみたいと思った質問は
4・いちばん共感した答えは
5.いちばん考え込んだ質問と答えは

そんなふうに。
何とかと答えたあなたはナントカタイプ、・・・なんて。
人の質問と、その答えに照らして
自分を見つめるような感じです。

・核発電所のこと
・もし馬主になったら
(タキノシラタキと名付けられた馬のことをしばし思い馳せ)
・1Q84の続編は?
・人文系学部の危機
・花屋を経営するのに役立ったことば
などが印象に残っています。
わたしはいったい何タイプなんだろう・・・

関連記事 in my blog: 1Q84


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2018.06.12  あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続 


ayakashi201806.jpg
あやかし草紙 三島屋変調百物語 伍之続
(KADOKAWA 2018/4/27)
宮部みゆき

三島屋変調百物語の五巻は

開けずの間
だんまり姫
面の家
あやかし草紙
金目の猫

の5話が収載されています。
1巻から聞き役をつとめたおちかが
従兄弟の富次郎にその役を引き継ぐこととなり
百物語が語られる「黒白の間」には
富次郎とおちかの二人が聞き手として入るようになります。
語り手に若い娘が一人で対峙する
緊張感が薄れ、やや落ち着かない。
おちかが嫁ぐ相手に選んだ人も唐突な印象でもありましたが、
縁談がまとまる時というのは確かに、
ひょんなことからいきなり
ということが多いのかもしれません。

5つの物語の中で特に
不気味だったのは「開かずの間」

人は弱いから、欲をかくから、いろんなことを願う
その弱さにつけこむ行き違い神は
喰らうものに困らない


それが願いであるのか、欲であるのか
見分けがつかないからこそ招く不幸というものがあるのでしょうか。
なかなかに後味の悪い怪異譚です。
「だんまり姫」は、亡者を呼び醒ます声を持つという
少女が、国難を救うという物語です。
「面の家」は悪人になる素質があるものに
悪が見えるという逆説的な物語でした。

百物語の聞き役おちかが、
どうして瓢箪古堂の勘一に嫁ぐことを決意したか
そのいきさつが描かれているのが
表題作の「あやかし草紙」です。
その理由というのが、少し辛い。
辛いけれど、人とつれあうということの
根本的な意味なのかもしれません。


関連記事 in my blog:  三鬼 三島屋変調百物語 四之続


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2018.06.09  三鬼 三島屋変調百物語 四之続 


sanki_.jpg
三鬼 三島屋変調百物語 四之続
(日本経済新聞出版社 2016/12/9)
宮部 みゆき

今年のゴールデンウィーク直前に本屋さんに平積みになった
宮部みゆきの「あやかし草紙」は、
江戸の三島屋の「変わり百物語」の五巻にあたります。
読み始めたものの、前の話をすっかり忘れてしまっていたので、
従兄弟の富次郎とか、瓢箪古堂の勘一が
どういう人だったのか思い出せず、前の巻「三鬼」を読み返しました。
この巻には、4つの物語が載っています。

迷いの旅籠
食客ひだる神
三鬼
おくらさま

三鬼は貧しさゆえに口べらしを与儀なくなされる
という話で、ついこの間読んだ
三浦哲郎の「おろおろ草紙」と似た恐ろしい話です。

最初の「迷いの旅籠」は
死んでしまった人に会いたいと願う思いが高じて
とんでもない変異にまきこまれていく村人の話です。
変わり百物語の聞き手であるおちかは、
いいなずけとおさななじみを惨い事件で失った過去があります。
死者から思いが離れないのは、またおちかも同じこと。

そして最後の「おくらさま」で、おちかは
いつまでも過去に囚われ
自分が自分を閉じ込めていてはいけない
ということに気づきます。
4つの別々の物語を読み進むうちに
おちかのこころに変化が生まれていることを
読者は一緒に感じます。

生身の人の語りは血が通っていて面白うございます。
ですが、生ものだけに時にはあたる。
・・・
でもですね、読み物というものは、
生身の人からはもう離れておりますから、枯れております。
どう間違ってもあたりませんし、障りません


最後の話「おくらさま」でようやく登場した
瓢箪古堂の勘一のことばです。
なぜ、人は物語を必要とするのか。
これは作者宮部みゆき自身の思いでもあるのでしょう。
作者がまるで子を思う親のように
登場人物の「おちか」をしあわせにしてやりたいと
願っているような気さえしました。


関連記事 in my blog: あんじゅう


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