空飛ぶ色いろnatsuno07

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2017.06.04  影について 


kagenitsuite0_.jpg
影について
(1993/11/25 新潮社)
司 修 作

画家らしい切り口、
色、光、形、音、影、白、点
について、それぞれ2つの短編で描かれます。

偽悪的とも露悪的とも、
自虐的とも他虐的ともいえる小説です。
少年時代、蝉や蛙のような無害な生き物をいたぶった光平が、
結婚して、赤ん坊を抱き命の重みを知ると、
危険なスズメバチを殺すことをためらいます。
そういう「感傷的」な勘違いというか、
自分にとって、本当に危険なものとそうでないものを
見分ける能力がダウンしている状態、
誰かに反発しながら、
けっきょく自分がされたことと同じことをする状態。
それはもう、どんな時代にもありうることなんだろうさ
ということなのか。

著者が絵本にするならまずこれだと思ったという
「セロ弾きのゴーシュ」も
ある意味「動物虐待」な話ではあります。
楽団の中で劣等感を抱えるゴーシュが
訪れる動物には、えばったり、意地悪をしたりする。
そういえば、わたしはこの話それほど好きじゃないんだな
ということを思い出したりしていました。
特にカッコウがガラス窓に何度もぶつかるところが痛い。
最後にゴーシュは謝るけれど、
カッコウの恨みは残るなぁ、などということを
メラメラ考えていました。

人間は心で感じ、心で生き、心の病いを持つが
人間の体のどこを探しても心は見つからない。
「いのち」は見つけられるのに形とすることができない。

そうなのか。
装幀は著者によるもので、とても素敵だと思います。

関連記事 in my blog: 気ままなる旅 装丁紀行

あらすじは(続きを読む)から、ご参考までに。
メモ程度です。
←続きを読む



2017.06.01  千の天使と読みたい本 2017年6月 


Juneumi_.jpg

昼間の明るい時間が長いこの季節、好きです。
あんまり本を読むって感じでもなくなりますが。

先日、日本橋から東京駅の方に向かって歩いていたら、
もうくらくらするほどの日差し。
ちょっと行くとビル建設中、
またちょっと行くとビル建設中
3年後のオリンピックの頃には、
ずいぶん風景が変わるのかなと思います。
一方、マンダリンオリエンタル東京のエンタランスに
大きな暖簾が揺れているのを見て
江戸の頃の日本橋はどんなだったのだろうと思ったりもしました。
藍色に白く型抜きした紋の入った暖簾をさげた
大店が並んでいる通りの向こうに
富士山が見え、川べりでは柳が風に揺れ、
今頃だったら、ツバメが飛び交っていたり、
もしかすると夜になると、螢が飛んだりもしたかもしれません。

さて、先月読んだ小説は、「難しい」のばかりでした。
今月は「アメリカの鳥」のオーデュボンの伝記と
中谷宇吉郎の「雪は天からの手紙」
それから、三宅菊子の「セツ学校と不良少年少女たち」を
読もうと思っています。
みんなレトロな本です。

関連記事 in my blog: 千の天使と読みたい本 2017年5月

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2017.05.31  プラハ市民会館 ミュシャの鳥たち 


市民会館
(市民会館の玄関前のアーチ、 オンマウスで、硝子の天井。
ちょっと温室みたいな感じです。)

夕方の7時過ぎにプラハの空港について、
当初予定していなかった地下鉄で中心部にむかった初日
石畳にへろへろしながら、トランクを引きずっていくと
どーんと目に入った市民会館
ライトアップされたその建物のなんときれいだったことか。

いる間は、ホテルに向かうときの目印だったこともあり、
ここのファサードが見えるとホッとしました。
はじめに見たものを母鳥と思うヒヨコのごとし、です。
ホッとしすぎて、全然デジカメしてなかったことに
帰ってから気づきました。

市民会館では館内ツアーがあります。
時間割はわりと直前までわからないので、
前日に確認して窓口で申込みました。
カメラ撮影の許可を得るには、追加料金が必要。
「なし」にしたのですが、あとで後悔しました。
たとえ、下手でも、気になった細部もろもろを
デジカメしたかったなぁと思いました。
ミュシャの手がけたステンドグラスや、カーテン、椅子、床
目につく様々な装飾がいちいち綺麗です。
特に、鳥が気になります。
市長ホールの円天井には、鳥が飛んでいましたし、
そのほか、細かくあちこちに鳥模様が見つかりました。

スメタナホールも案内箇所に含まれています。
ここもアールヌーボー風の壁画や
ステンドグラスがきれいです。
スメタナホールは、別の日にコンサートでも行きましたが、
きちんと正装している観客たちに混ざって
精一杯すましいる都合上、
あまりきょろきょろ見て回るわけにもいかなかったので、
ツアーに参加して、装飾をじっくり見られて
よかったなと思いました。
コンサート前に軽く夕食を食べた
市民会館のカフェのメニューの表紙もミュシャの絵でした。

shiniminkaikan4_.jpg
(写真許可料金を払わなかったことを後悔しながら、買ったカタログ。
うちの文鳥の右が市長ホールの丸天井、左はドア幕のクジャク。)

関連記事 in my blog: Hotel Paris プラハ その1

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2017.05.30  スラブ叙事詩の星空 


Mucha_.jpg

先日、草間彌生を国立新美術館に見に行ったとき
ミュシャも見てこようかな・・と思っていたのですが、
どちらかに入るのがやっとという混雑だったので、
先週金曜日の夕方再挑戦しました。

「スラブ叙事詩」
よくぞ海を渡ってきたなと思う大きさです。
草間彌生の絵を見たときにも思いましたが、
一枚仕上げるのに、一生かかりそうだと思えるくらい、
ひと筆ひと筆こまやかに描かれている、絵ばかりでした。

音楽のようなバレエのような。
光の加減が独特で、紗がかかっているようです。
その薄い膜の向こうに
ほんとうにその世界があるようです。

萩尾望都の「スター・レッド」や
「銀の三角」に出てきそうな風景でした。
スター・レッドは、故郷の火星を愛する少女セイの物語、
ミシャがチェコのことを思ったように
いまは地球を思う時なのかもしれないと
思えてしまうくらい
最初の「原故郷」の絵は宇宙な感じの絵でした。

スラブ民族の歴史は音声ガイドを聞いたくらいでは
すぐにわかるものではないけれど、
第二次世界大戦中、そして戦後と
この絵のたどってきた歴史は少し実感がわきます。
6月5日までです。

Mucha1_.jpg
(スマホカメラ撮影可の絵が数枚ありました。
少女の弾くハープに、鳥がとまっています。)

関連記事 in my blog: Hotel Paris プラハ その2 

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2017.05.25  むぎばたけ 


mugibatake.jpg
(ちょっとハリネズミが文鳥にちゅっとしている、みたいな。)

むぎばたけ (日本傑作絵本シリーズ)
(福音館書店 1989/7/10)
アリソン・アトリー 作 矢田澄子 訳 
片山 健 絵 

5月にして、気温30度超えしてしまったので、
もう夏のような気がしていましたが、
梅雨明けどころか、入りもまだでした。

「むぎばたけ」は、季節柄
出してきて読みたくなる絵本です。
まるで海水浴に出掛けるようにつれだって
夜の麦畑に、麦のささやく音を聞きにでかける
はりねずみと、かわねずみと、のうさぎ。
馬の影が見える牧場、
小川のせせらぎ、星々の輝き、
などなど、ページをくくるごとに癒されます。
初夏は夜のお散歩も気持ちのいいシーズンです。

ハリネズミは日本では、
野性では見かけませんが、
イギリスでは、かなり普通に
人の家の庭などで生きているのだと、
先日、「ダーウィンが来た」でやっていました。
「きりのなかのはりねずみ」でも、歌いながら歩いていたので、
どんな声かなと思ったら、キュウキュウという
可愛い鳴き声でした。
かわねずみも、ダーウィンに登場したそうですが、
こちらは見そびれてしまったので、見たかったです。

関連記事 in my blog: ゆうちゃんのみきさーしゃ, アトリー 妖精のおよめさん, 
きりのなかのはりねずみ

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2017.05.23  光の時代ー Le Temps de Lumiere 


hanakosan1.jpg
如月小春精選戯曲集2
(2016/12/19 新宿書房)

これは、如月小春の「光の時代」が 
劇団NOISEで再演されたときのポスターです。
大学構内に貼られていたのがほしくて
頼んで一枚もらいました。何十年も前のことです。
芝居は見に行けなかったのでしたが、今も大事に持っています。

「はな子さん、起きなさい、今は授業中だ」
「夢よ、これは全部夢なんだわ!」


物語はいくつかのパラレルワールドになっています。
夕方、少女と男がエレベータと建物の屋上で話している世界。
昼間、退屈そのものの世界史の授業が行われている世界。
そして、朝、裸字有無(ラジウム)高原ホテルで、
世界史イベントが行われている世界。
合間合間に
ゆるいディスクジョッキーが時間の経過と、
ありそうでなさそうな曲名を告げていきます。

世界史教師は退職のあいさつで
自分の心情をぶちまけます。
授業中に眠っていた「生徒」たちを強く憎んでいたと。
一方「ホテルイベント」の「歴史を遊ぶ」騒がしい人々は、
ペストではなくインフルエンザにかかったことを
必死になって隠そうとしたりします。
なにしろ中世といえばペストじゃなきゃ、と。

ある危機的状況が生じる直前に、
まるで無関心な状況と
危機をことさらに演出している状況がある。
そういう感じの物語です。

ちなみに光の時代は、啓蒙思想の時代を意味する
Le Temps de Lumiereの直訳だそうです。
17世紀から18世紀初頭。
一方、芝居が上演された1980年代は「光ファイバー」が
通信で使われ始めた頃でもありました。

今は授業中、世界史の真只中
眠らずに! 眠らずに!
こっちを向くんだ


ラストに夕暮れの街の様子を柔らかく描写したDJが
最後に少女がエレベータの中で殺されたというニュースを
少し硬く遠い感じで伝えています。
それは、世界史の授業中に眠っていた
あのはな子さんだったのかどうか。

如月小春の「光の時代」は、1980年2月
劇団綺畸で、駒場小劇場にて上演されたのが初演です。
この戯曲も如月小春精選戯曲集2に収録されています。

関連記事 in my blog: 「朝、冷たい水で」

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2017.05.21  オルセーのナビ派展 


naviha_.jpg

真夏のような日差しが照る中
三菱一号館美術館でオルセーのナビ派展を
誘ってもらったので、見てきました。
なんと最終日でした。

前に見たいと思っていたヴァロットンの
「ボール」を見ることができたのが嬉しかったです。
視線が水平方向なのか垂直方向なのか混乱する
不思議な原っぱの陰から日向に向かって
麦わら帽子の女の子が走っていく絵です。
ちょうど今日のように日差しのつよいフラットな感じのする絵で、
妙に、こころがざわめく感じです。

モーリス・ドニの「ミューズたち」という
黄色く紅葉した木木の間で憩う女性たちの絵は
三菱一号館美術館の重厚な感じのするドアと並んで
展示されていました。
この並びがとても不思議で、ドアを開くと
そこに絵の続きがあるような気がするのでした。

ボナールの「庭の女性たち」という細長い4枚の絵は、
まるで浮世絵の美人画とか、
夢二の絵の女の人のようだと
思いながら見ていたら、「音声ガイド」でまさに
そうだと説明されていました。
ボナールは「日本かぶれ」だったそうです。
チラシにつかわれている猫を抱いた女性の絵も、
浮世絵の弁慶縞を思い出しました。

あまりよく知らなかったナビ派でしたが、
「何の変哲もない」日常を
心に映った色合いで描いた絵
日々の「愛しさ」を描いた絵にすっかり惹かれてしまいました。
装飾性というのも大事にしていたということで、
絵を見ていると物語を感じるという
それは、本の挿絵や装幀とも似た世界だなと思うのでした。

三菱一号館美術館の「音声ガイド」はいつも
教えてもらわなければ気づけないことや、
それを知るともっと面白く絵を見ることのできる情報があって、
ほんとに借りて良かったなと思います。
中には、ただただ無駄に盛り上げられて、
しらけてしまうようなガイドもあるのですけど。

ナビ派
(三菱一号館美術館 オンマウスで、庭のバラ。)

関連記事 in my blog: 夢のなかで,  俺たちの国芳 わたしの国貞

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