空飛ぶ色いろnatsuno07

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2016.11.26  仏ヶ浦 飢餓海峡の舞台 


仏ヶ浦
(巨大な鷲がとまっているように見える岩。
オンマウスで、ムーミン一家のような岩が見えます。)

なぜか11月に初雪が降った上に積もった東京。
そんな寒い今日この頃ですが、夏休みの思い出、
青森旅行の話をちょこちょこ書きたいと思います。
青森に行こうと思いたったのは、
新潮少年文庫の作家、水上勉と三浦哲郎の作品の風景を
実際に見てみたいと思ったからでした。

水上勉は「蛙よ木からおりてこい」でも取り上げていたように
飢えるということ、喰うということを
たびたび小説の中で表現しています。
「飢餓海峡」は終戦直後の混乱した時代に
強盗殺人を起こした男が、仲間を殺し
生き延び、成功者となるも、
のちに自分の過去を知っている女を口封じに殺すという話です。
その男、犬飼多吉(のち垂見京一郎)が最初の殺人を
犯して、逃げるのが津軽海峡の仏ヶ浦です。

冬は海が荒れるので観光船も出ないという
そんな難所、どんなところなのか??
と長い間思っていました。
その日はちょっと雨が降ったりやんだりで
おどろおどろしいことになるのか・・と思っていたら、
「極楽」という言葉がぴったりする綺麗な風景。
鷲がとまっているように見える岩など、
異国にいるような、ファンタジックな感じでもあります。
しかも海の色もとてもきれいです。
天気がいい日の夕方は、白い岩肌に夕陽が映えてさらに綺麗だそうです。

hotogegaura1.jpg
(海の水がエメラルドグリーン)

やっぱり見てみないとわからないものだなぁと思うのでした。
この飢餓海峡が新聞小説として日々新聞に載ったのが昭和37年。
今年と同じく11月に東京に雪が降った年でした。
そして小説の中で、第二の殺人が起きるのは、舞鶴。
香月泰男もシベリアシリーズの中で「海峡」の絵を
描いていますが、引き揚げ船が多く戻ってきた港でした。
大人たちは、その苦しかった記憶を
次の世代に語り伝えようとしていたのでした。
でも、風景はただただ無心できれい。

Kigakaiyo0.jpg
(古い文庫の表紙は、篠田桃紅でした)

関連記事 in my blog: 蛙よ、木からおりてこい

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