空飛ぶ色いろnatsuno07

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2016.09.03  妖怪たちの存在感 



戦国時代のハラノムシ―『針聞書』のゆかいな病魔たち
2007/4/30
長野 仁 (編集), 東 昇 (編集)

江戸東京博物館でやっていた「大妖怪展」をお盆の頃に見に行きました。
もう終わってしまっているので、今更ですが、ほんと面白かったです。

なかでも「針聞書」と「姫国山海録」に登場する皆様方
それぞれに、厄介だったり剣呑だったりする性質があるようですが、
ほのぼの感と不気味可愛いさを漂わせていました。
たとえば「針聞書」に出てくる肝臓にとりつくというソリの肝ムシは、
うちの文鳥もときどきこんな顔しますよ
みたいな表情をうかべて、わーい、と腕を広げているのです。
すっとこどっこい感が半端ない。
もしお医者さんに行って、
「ごらんなさい。あなたの体のなかにはこれがいる」と見せられたら、
自分よりお医者さんを哀れに思ってしまいそうです。

すっかりハラノムシに惹かれて、本を買いました。
「針聞書」のめんめんは、九州博物館から来ていたのでした。
この本の中で「蛇型」としてまとめられているムシたちは、
どいつもこいつも似た感じですが、その形態ゆえに
「文字」のようでもあります。
文字にも力がこもるという意味を考えたりしました。

8月はまだウォークラリー中だったので、
隅田川の厩橋の方まで散歩しました。
風景はすっかり変わったでしょうが、
川があることは江戸の昔も今も変わりません。
夜の隅田川はなんだか底知れない感じで
流れも速そうだし怖いのでした。
暗闇から現れたらたとえジバニャンだって怖い、
その怖いと思うキモチは大切なこと
忘れてはいけないこと、
妖怪たちの存在感はそこにあるのだなと
なんだかしきりに思う
妖怪展の帰り道でした。

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