空飛ぶ色いろnatsuno07

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2016.03.20  アシェンデン 


アシェンデン
アシェンデン―英国情報部員のファイル
(岩波文庫 2008/10/16)
サマーセット・モーム 著  中島 賢二 訳

「ABC怪事件」と同じ人が挿絵をしている
「学園の名探偵・スパイの秘密」を読んでみました。
「スパイの秘密」はサマーセット・モームの「アシェンデン」から
いくつかの話をまとめているもので、
「子供の読みもの」としてはかなりシビアな内容です。
サマーセット・モームは、実際に
イギリスの諜報機関で働いていたそうで、
短いいくつかのエピソードは、モノクロ写真のように
冷たい感触と悲惨な現実を映し出しています。

例えば、ある綺麗好きのアメリカ紳士が
クリーニングから戻ってきたシャツをかかえたまま
銃撃され血みどろになって死んでいる
それだけのシーンが、多くのことを物語ります。

英国スパイ、アシェンデンが諜報活動をしたのは
第一次世界大戦中のこと。
本文にも簡単に説明されています。

「当時、ドイツ側は、インドに駐留する
イギリス軍隊をくぎづけにしておくために
インドに内乱をおこそうとして、ひっしに地下活動をつづけていた」

また、巻末に「読書の手引き」という滑川道夫の文章があります。

「その残忍さは、いうまでもなく
戦争というものの残酷さのあらわれにほかなりません。
相対する生きるか死ぬかの戦争は、形をかえてあらわれるとしても
そこにはこうしたスパイの恐怖があらわれるでしょう」


かつて小学生だった私はこの全集の中の
「モルグ街の怪事件」で恐怖のどん底におちたものです。
子供たちに「サスペンス」の意味を考えさせるための
入り口に「少年少女世界推理文学全集」があったのか。
この本の表紙も、密告や疑念を感じさせる紫と緑と
ブラインド越しに外を見ているような感覚があって印象的です。

関連記事 in my blog: ツヨイ味方, ABC怪事件

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