空飛ぶ色いろnatsuno07

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2013.05.09  博士の愛した数式  


hakasenoaishita_.jpg
博士の愛した数式 (新潮文庫)
(2012/07/01)
小川洋子

1975年、交通事故で頭に大怪我をして、
それ以降は80分しか記憶の続かない博士にとって、
江夏は阪神の選手であり続けます。
だから博士の家の家政婦の息子である少年が、
「江夏は広島カープに移籍した」という話しを聞かせると
博士は80分間の間だけ激しくショックをうけます。
博士は「阪神の」江夏の大ファンなのです。
少年は深く後悔して、
その後は、そのことについて話さないことに決めます。

でも、それでいいのか?
わたしが、今よりもっとずっと野球をよく見て、阪神ファンだった頃
江夏はすでに「広島カープの選手」でした。
めっぽう強かった広島のリリーフピッチャー江夏が
こころに焼きついています。
そして引退後、薬物で逮捕されたことも。

何を知っているわけではないけれど。
江夏がまだ阪神にいることにして、
ナイターを平和に観戦する風景は嘘だと思うのでした。
でも、多くの場合平和というものはそういうものかもしれない。
ともあれ、博士の永遠の記憶の中にある背番号28
その怒りとも悲しみとも喜びともつかない「存在感」には、
こころ打たれるものがあります。

この小説は2003年に出版されています。
少年の誕生日が9月11日であり、
博士と少年の「離れ」での記憶の最後になることには
意味があるのだろうと思います。
2001年の不幸なテロも予測できない
どんな原発事故も予測できない
すこしいびつだけれど、平和に見える1980年代後半の風景です。

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