空飛ぶ色いろnatsuno07

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2013.03.10  遠い岬の物語 


遠い岬の物語
(マウスをのせると表紙にズームします。)
新潮少年文庫の第4巻、「遠い岬の物語」は、
「螢の河」で直木賞を受賞した伊藤桂一の作品です。

海難事故で死んだ父の友人である「おじさん」が、
少年に漁業の「いろは」を伝授するというちょっと教科書的設定です。
四国の海や岬の風景の美しい描写を交えながら
釣る魚の種類によって道具もエサも方法も多岐にわたる漁の繊細さ、
要求される、慎重さ、忍耐強さが
わかりやすく説明されています。

「おじさん」が、戦争から復員してきた人で、
戦地に赴いた人のこころの痛みと、戦後を生きる覚悟のようなものを
語る場面があることからすると、
主人公の少年、高男は昭和30年代(1960年代)の小学生かもしれません。

銀河鉄道の夜のジョバンニは、印刷所で働いていたし、
つい前の記事の「ちょろりん」はランプのガラス磨きの仕事をしていました。
明治、大正という時代の中ではごくあたりまえのことですが、
少年高男の生きる「昭和の日本」は、そろそろ
少年が、「仕事」をする機会はレアになっていたと思います。

「小型船舶でも、免許がいるのじゃないだろうか?
小学生が一人で船を出せるものなのか?」
「子供に船を貸した「おじさん」は、
なんかの法律に違反しないのか?」
というようなことをつい考えながら読み返していましたが、
時代がすっかり変わっているので、古い図鑑のような部分もあります。

なにしろ海や魚のごきげんできまることだから
こっちが考えるように、そううまくはいかないのさ。
でも、みんな海に浮かんでいるのは、
海が好きで、離れられないからなんだ。


「おじさん」のそんなことばに、
すさまじい津波被害から、もう一度漁業を再開しようと
がんばっている三陸沿岸の人たちの努力が
重なるような気がするのでした。

関連記事 in my blog: 古城の歌,  めっちゃ医者伝


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