空飛ぶ色いろnatsuno07

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2012.10.01  古城の歌 


古城の歌
(マウスをのせると表紙にズームします。)

新潮少年文庫7巻は田中澄江の「古城の歌」で
戦争中、鳥取へ家族と一緒に疎開した病弱な少年の視点で描かれた物語です。
都会より恵まれた食糧事情にあっても、
戦死した息子(少年にとっての伯父)を思うあまり、
極端な倹約に走る少年の祖母、
地域の中でお互いを監視しあうような保守性と頑迷さ、不寛容さに
孤独感をつのらせる少年の母親。
戦時中の日本の「母」たちの姿があります。

敗戦色濃い日本が、極端な食糧難に見舞われていく時、
敵国と豊臣軍は重なるものがあったのか
「古城の歌」ではどれだけの時間がたっても消えない
戦禍の「恨み」についても描かれています。
アトリーの「時の旅人」のように、
無念のうちに命を絶たれた歴史上の人物を幻想的に思うのとは違って、
現在を生きる人の日常に具体的な影を落としています。

戦後に法が改正されて、
配偶者への遺産相続が法律で認められると、
相続をめぐる戦争未亡人と姑の確執が、隣近所のうわさ話の種になる、
なんてことも描かれています。
それにしても、家督相続だった戦前に
男の子を産んでいない未亡人女性というのは、どうやって暮らしていたの?
たとえ、男の子がいたとしても戦死していたら、どうなっていたの??
なんて、子供の頃読んだ時には考えもしなかった箇所で
考え込んだりしていました。

「城」があるということは、そこに戦いがあるということなんだな
そのリアルな戦いのさなかで、多くの女たちが
それぞれに家族を守ろうとしていたのだな、
というようなことを思うのでした。

香月泰男の表紙を見ると、
サウンドオブミュージックを思い出します。
あの映画も、戦争の話でした。

関連記事 in my blog: 蛙よ、木からおりてこい 時の旅人


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