空飛ぶ色いろnatsuno07

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2012.08.02  めっちゃ医者伝 



18世紀末にイギリスのジェンナーが考案した種痘は
天然痘の予防策として既に西洋では普及していましたが、
幕末の日本では、まだ「予防接種」という発想が受け入れられません。
そういう無理解の中で、種痘の導入に心血を注いだ
福井藩 藩医 笠原良策の物語です。

出だしから一気に、物語の世界に引き込まれます。
夏のごく日常的な風景の中に、「疱瘡の仏がきた」という声が響くと、
いっせいに人が通りから姿を消し、
そこをガラガラと音をたてて焼き場に向かう大八車が駆け抜けていくのです。
そして、無力感をつのらせる若い医師が立ちつくしています。

ある時、種痘という予防法を知った良策は、
なんとかそれを福井藩に認めてもらおうと嘆願書を出します。
しかし、それは2年もの間、城の役人によって黙殺。
ようやく認められ、痘苗を手に入れますが、
京都から、福井に運ぶ山中で大雪に合い、
あわや遭難かという困難に見舞われます。
そうまでしてもたらしたにも関らず、世間の無理解に業を煮やす日々。

現在は、「雪の花」というタイトルで、新潮文庫に入っています。
京都から福井にむかう大雪のシーンから来ているのでしょうが、
少年文庫の表紙では、真夏のまっさおな空があります。
運ばれていく遺骸を無力感とともに見送りながら、
なお人々を救いたいと願った若き日の良策がいる、そういう感じがします。

雪の花 (新潮文庫)
(1988/04/28)
吉村 昭

関連記事 in my blog: 進化への航路,   母のまなざし 父のまなざし


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