空飛ぶ色いろnatsuno07

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2012.06.16  マアおばさんはネコがすき 


マアおばさんはネコがすき
(マウスをのせると中表紙が見えます。)

「マアおばさん」ちは、国文学の研究者である「おとうさん」が、
部屋の中はもとより廊下にも本を積みあげるので、掃除が大変。
娘6人の他に、メスネコ3匹と、おひとよし(おねこよし)オスネコ1匹がいます。
さらには、あたりのボス野良猫のシロもやってきて大騒ぎです。
ある時、「おとうさん」の書斎でネコが「やってくれて」しまったためえらい匂い、
フンフンしながら場所をさぐりあてると漱石全集のひとかたまり。
「しかたがないわねぇ、まんざら縁がないでもないんだから・・」
(いわずと知れた漱石=「吾輩は猫である」の著者だからですが)
マアおばさんの呑気な様子に、
「ネコ追放!」と怒ったりがっかりしたりの「おとうさん」
戸棚に爪をたてるネコに「ネコ・ツメ・トグナ」
と書いておくマアおばさんも変だけど、その札の横に
「ワカッチャイルケドヤメラレナイ」と書いておく娘も面白い。

ほのぼのした挿絵もとてもいいです。
今も昔も変わらない、人の気持ちが生き生きと伝わってきます。
戦時中の話が出てくるので、えっ?そんな古い話だった?
と著者紹介を見ると、1907年生まれ。
理論社の名作愛蔵版として出版されていましたが、現在入手不可。
挿絵もそのまま、復刊してくれないかなぁ、と思っています。

マアおばさんはネコがすき (理論社名作の愛蔵版)
(1967/01)
稲垣 昌子 作/ 福田 庄助 絵


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