空飛ぶ色いろnatsuno07

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2011.08.21  ねこになった少年 


nekoninattashoen.jpg
ねこになった少年 (岩波少年文庫)
(1996/11/15)
征矢 清 作 やまだ紫 絵

ニンゲンの男の子が猫になるという、
ポール・ギャリコの「さすらいのジェニー」のような話です。
猫になる男の子は日本人だけれど、
フランス人からもらった不思議な眼鏡をかけたとたん、
パリの猫になります。
(この魔法には年齢制限があります)
男の子はニンゲンであったことは忘れてしまいますが、
かつて自分がニンゲンであったことを思い出し
ニンゲンに戻ることを強く願った時には、
元に戻ると聞かされていました。

1954年の第五福竜丸事件で死んだ猫が
(実在したのかどうかはわかりません)
猫の作法「心伝え」によって
被爆の様子を伝言していくシーンが凄いです。
広島、長崎の原爆のことは知っていても
水爆実験で「死の灰」を浴びたこの船の事件を
知っている子供は案外少ないかもしれません。

やがて灰色猫(男の子)は
パリ郊外の「麦畑」のある村で、
生まれたばかりの仔猫に名前をつけようとして、
かつてニンゲンだった時の祖母の名前を思い出すのです。
祖母は、夏の朝、洗濯物を干しているときに被爆しました。
そのとき足元にいた仔猫が
ニンゲン同様にやけどをして苦しんでいた、
それをどうしてやることもできずに
つらかったと話していたことを思い出します。
そして男の子はニンゲンに戻ろうと強く思うのです。
ニンゲンとしてニンゲンが愚かなことをしていることを
「心伝え」をするために。

この地球上に生きているのは「ニンゲン」だけではない。
そのことを改めて思うのでした。

関連記事 in my blog: 緑色の猫

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