空飛ぶ色いろnatsuno07

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2011.04.24  ビロードうさぎ 


birodousagi.jpg
ビロードうさぎ
(童話館出版 2002/03)
マージェリィ ウィリアムズ 作 石井桃子 訳

同じ物語でも絵本によってずいぶん印象が違うなと
思ったのが、このビロードうさぎ
この絵本は文章が長く、小さい子がひとりで読むには
ちょっと難しいのですが、
もう少しくわしいいきさつが見えてきます。
1920年代のイギリスの子供部屋に並んだ玩具、
そういうアンティークな雰囲気も伝わってきます。

男の子はうさぎのぬいぐるみが大のお気に入りです。
家の中でも、庭でも、森でも、
いつでもどこでも一緒に遊ぶので、くたくたのよれよれ。
ところが男の子があるとき重い病気を患ってしまいます。
うさぎはずっと同じベッドにいました。
ついに男の子は、転地療養で海辺に行くことになります。
けれども病床にあった「ぬいぐるみ」は病原菌だらけ、
有無をいわさず「処分」ということになります。

捨てられたうさぎの目から涙がぽとんと落ちます。
そこから子供部屋の妖精が現れて、
「ほんもののうさぎ」に姿を変えてくれます。
もっとも愛されたおもちゃだけに起きる魔法。

子供部屋でビロードうさぎの話し相手だった木馬が
男の子の叔父さんの玩具で、今は「ほんもの」だということや
その木馬にうさぎが「ほんものになるとき、くるしい?」と聞くところや
後ろ足を縫い閉じられているビロードうさぎが、
森で野うさぎたちにジャンプできないとは言えず虚勢を張ったりする
そういう細部もこの物語にはとても大事な気がします。
子供がまるで分身のように大切にしているぬいぐるみの話として
作者は、さらに大切なことを伝えようとしています。
「生き物はぬいぐるみじゃない。
だから完全でないものも深く愛する、
そしてまた病とたたかわなくてはいけないときもある
さよならしなければならないこともある
それはとてもくるしいことでもある」

野うさぎになったビロードうさぎと、
元気になった男の子の出会いで終わるラスト
男の子は「似ているな」と思うだけで、気づきません。
でも、野の草が香るような
「育つこと」の力と「回復する」喜びが感じられる気がするのでした。


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