空飛ぶ色いろnatsuno07

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2010.07.18  風の歌を聴け 


kaze
風の歌を聴け
(講談社 1979/07)
村上 春樹

夏の初めに蝉の声を聞くと必ず
クラブの部室に「風の歌を聴け」の本が、投げ出されていたことを思い出します。
本は先輩たちのうちの誰かのもので、
読みかけだったのか、読み終えて誰かにかすつもりだったのか。
すでに先輩たちは就職活動入り、部室に現れることが少なくなっていて、
その日はついには誰もいなかったのでした。
というような私的な記憶は、どうでもいいことなのですが、
その誰もいない部室で、その夏初めの蝉の声を聞いていたのでした。
学生という殻を抜け出していく先輩たちの、抜け殻を見るようなキモチ。
一年後には自分にもやってくるシーズンを思って茫然としていました。

その「風の歌を聴け」を久しぶりに読み返しました。
読み返したくなったもう一つの理由は、「たのしい川べ」
「風の歌を聴け」には「鼠」というあだ名の友だちが出てきます。
そして「たのしい川べ」の原題は「the Wind in the Willow」
それから川ネズミとモグラが聞いた不思議な音楽。
頭の中のキーワード検索が、やみくもに引っ張りだしてきたのです。

結果・・何の関係もなかったのでしたが、こんな場面があります。
これから何をするつもりか・・という話になったとき
「小説を書こうと思う」と鼠が言います。
「自分自身のために書くか・・それとも蝉のために書くかさ」
鼠は説明します。夏の奈良で古墳を見たこと、それから
「蝉や蛙や蜘蛛や、そして夏草や風のために何かを書けたらどんなに素敵だろうね」

あっ・・蝉とつながった・・
たぶん自分はここのシーンが、最初に読んだ時も好きだったのだろうと思いますが、
部室で蝉の声を聞いたことばかり思い出していたのでした。

「風の歌を聴け」は、読み始めは笑うのに
そのうち、とてつもなくカナシクなります。
そして沈みそうになったところで、ふっと浮輪を見つけたみたいに
古墳ならぬ「デレク・ハートフィールドの墓」を訪ねた
という作者のあとがきに笑ってしまえるのです。
なんだかちょっと大人にあやされているような・・。
「たのしい川べ」を引きづりすぎかな。

関連記事in my blog: たのしい川べ


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