空飛ぶ色いろnatsuno07

ようこそ! 
本に関すること、日々のこと、いろいろです。
ゆっくり遊んで行ってください。
文中敬称略とさせていただきます。
引用は青字にしています。

プロフィール

author: natsuno07 ♀
絵を見ることが好き。 読書が好き。文鳥が好き。
日常のあれこれ書いてます。
うちの文鳥


yumenosuke


natsuno07



@soratobuiroiro

更新通知なつぶやき


小鳥なつぶやき




カレンダー


06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -


記事の年月でさがす


2017年 08月 【4件】
2017年 07月 【6件】
2017年 06月 【10件】
2017年 05月 【13件】
2017年 04月 【14件】
2017年 03月 【15件】
2017年 02月 【12件】
2017年 01月 【7件】
2016年 12月 【9件】
2016年 11月 【13件】
2016年 10月 【2件】
2016年 09月 【3件】
2016年 08月 【6件】
2016年 07月 【8件】
2016年 06月 【9件】
2016年 05月 【12件】
2016年 03月 【8件】
2016年 02月 【2件】
2016年 01月 【2件】
2015年 12月 【8件】
2015年 11月 【3件】
2015年 10月 【3件】
2015年 09月 【2件】
2015年 08月 【3件】
2015年 07月 【2件】
2015年 06月 【4件】
2015年 04月 【6件】
2015年 03月 【7件】
2015年 02月 【5件】
2015年 01月 【2件】
2014年 12月 【3件】
2014年 11月 【3件】
2014年 10月 【2件】
2014年 09月 【2件】
2014年 08月 【2件】
2014年 07月 【1件】
2014年 06月 【3件】
2014年 05月 【6件】
2014年 04月 【6件】
2014年 03月 【8件】
2014年 02月 【3件】
2014年 01月 【3件】
2013年 12月 【5件】
2013年 11月 【3件】
2013年 10月 【4件】
2013年 09月 【12件】
2013年 08月 【15件】
2013年 07月 【16件】
2013年 06月 【11件】
2013年 05月 【11件】
2013年 04月 【6件】
2013年 03月 【7件】
2013年 02月 【3件】
2013年 01月 【7件】
2012年 12月 【3件】
2012年 11月 【4件】
2012年 10月 【5件】
2012年 09月 【4件】
2012年 08月 【10件】
2012年 07月 【10件】
2012年 06月 【2件】
2012年 05月 【7件】
2012年 04月 【4件】
2012年 03月 【10件】
2012年 02月 【7件】
2012年 01月 【7件】
2011年 12月 【4件】
2011年 11月 【10件】
2011年 10月 【13件】
2011年 09月 【5件】
2011年 08月 【12件】
2011年 07月 【15件】
2011年 06月 【6件】
2011年 05月 【9件】
2011年 04月 【11件】
2011年 03月 【5件】
2011年 02月 【5件】
2011年 01月 【13件】
2010年 12月 【7件】
2010年 11月 【4件】
2010年 10月 【10件】
2010年 09月 【8件】
2010年 08月 【11件】
2010年 07月 【16件】
2010年 06月 【18件】
2010年 05月 【13件】
2010年 04月 【16件】
2010年 03月 【12件】
2010年 02月 【9件】
2010年 01月 【2件】
2009年 12月 【11件】
2009年 11月 【11件】
2009年 10月 【12件】
2009年 09月 【5件】
2009年 08月 【16件】
2009年 07月 【15件】
2009年 06月 【8件】
2009年 05月 【14件】
2009年 04月 【18件】
2009年 03月 【11件】
2009年 02月 【13件】
2009年 01月 【22件】
2008年 12月 【13件】
2008年 11月 【18件】
2008年 10月 【7件】



カテゴリでさがす

手書き風シリーズ星本の種類、など
記事のメインカテゴリーです。



キーワードでさがす




タグでさがす

手書き風シリーズ星記事の多い順です。


RSSリンクの表示




2017.07.30  雪は天からの手紙 


yukiwaten2_.jpg
雪は天からの手紙 中谷 宇吉郎エッセイ集
(岩波少年文庫 2002/6/18)
池内 了 編

以前、寺田寅彦の「科学と科学者の話」を読んだときは
すごく面白いと思ったのですが、この人に限らず漱石の門弟が
鏡子夫人を「悪妻」と「印象操作」したのでは・・
というような話を聞いてからは、つい色眼鏡で見てしまいます。

その寺田寅彦の弟子が中谷宇吉郎。
雪の結晶の研究が有名な、物理学者。
寺田寅彦と同じ編者で、少年文庫になっている本があり
読んでみることにしました。

・・・・・
果たして、寺田寅彦の話も出てきます。
原子物理学の権威である長岡半太郎が、
趣味的に書いた地球物理学の論文に対して
寺田寅彦が激怒するというエピソードです。
一途でまがったことが大嫌い、
学問の世界のなんとも封建的な風景に
颯爽と物申す的な風情です。
まぁ、ちょっと怖い人だな思うのでした。

そのほかにも、研究費が国から回ってこないことや
権威ある人々との交遊録とか。

というわけで、
耳を切断されたうさぎや、
チョコレートを無理やり食べさせられて死んだうさぎの
「いたましさ」しか記憶に残らなかったという残念感はありました。
ドミトリーともきんずで、兎を飼っていた中谷博士とは
似ても似つかない感じ。
こうした編集や、ディフォルメによって受ける印象が違うということを
学んだということかもしれません。

関連記事 in my blog: ドミトリーともきんす, 科学と科学者の話

よろしければポチっとお願いいたします。


にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ
にほんブログ村

スポンサーサイト




2017.07.28  漱石の思ひ出 復刊本 


Sosekinoomoide_.jpg
漱石の思ひ出
(岩波書店 2016/9/14 復刊本)
夏目 鏡子 述
松岡 譲 筆録

「漱石の思ひ出」の文庫本は
ウィリアム・モリスの「すいかずら」が表紙に使われています。
これもなかなかに素敵だと思うのですが、
函に入った昔ながらの本も魅力的です。
没後100年を記念して出版された
復刊本の函は、橋口五葉の百花譜から、
本の表紙は初版の函絵からです。
わたし的にはこのオレンジ色の雰囲気が
夏目鏡子という人に近い感じがしています。

以前に、旺文社文庫の「こころ」の表紙が
「ヒトデ」の絵であったことを書きましたが、
「こころ」ははじめ岩波書店から自費出版で
出されたそうです。
採算を度外視した装幀の本を作ろうとする編集者に
なぜか作家の漱石の方が小言を言うという
ほほえましいエピソードが
「漱石の思ひ出」の中で語られています。
その本の装丁が最終的には、
漱石全集の装丁にも使われています。
そして初版の「漱石の思ひ出」は、その「こころ」の
の「妹」のような感じの装丁で作られています。

聞き書きをしている松岡譲は、
夏目夫妻の長女筆子の夫であった人で、
よくぞ、この本を残してくれたと思います。
1928年、鏡子51歳、
漱石が亡くなった時39歳だった人は
12年の歳月が経て、すでに孫もいます。
でも語られる記憶は生き生きとしています。
筆録とあるので、とても根気のいる仕事だったでしょう。
聞き手が優れているからこその「語り」でもある
そんな気がします。

復刊本は「旧かなづかい」です。
ほぼ100年前の時代を生きた人の語りが
「旧かなづかい」に見え隠れします。
「さうかい、怪しからん話だと思つて聞いてゐたら、
俺たちのことかい」

なんて感じで。
それもまた雰囲気があるのです。

関連記事 in my blog: ぎん色いろ色ー夏目漱石の妻,  夏目漱石の「こころ」を読む

よろしければポチっとお願いいたします。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村





2017.07.25  聞かせてよ愛の言葉を 


bungaku_.jpg
家族手帳 Livret de famille
(水声社 2013/1/10)
パトリック・モディアノ 著 安永 愛 訳

阪大の文学部長の「何のために文学部に行くのか」
という式辞が話題になっているそうです。

そんな折、村上春樹が韓国で歴史問題と文学について語った言葉を
ネットでみかけました。
「大きく深い集団的な心の傷を有効に表現し、
癒すことが文学の役割ではあるが、
明確な目的を持って書かれた小説は
大部分が文学的に成功できないという事実を肝に銘じなければならない」

例えば、どんな小説が「明確な目的を持って書かれている」のか
知りたいような気がしますが、ともあれ
数か月前に読んだ、「騎士団長殺し」「影について」「家族手帳」
この3つの小説は、
「大きく深い集団的な心の傷について」の小説でした。
言い換えると第二次世界大戦という
歴史的背景をかかえた物語です。

モディアノの「家族手帳」の翻訳者
安永愛のあとがきには、以下のようなことが書かれていました。

そもそも文学に人を行動に駆り立てる直接的な力はない。
世の不正を糺したり、あるべき未来を指示したりする展望の力もない。
モディアノはそのことを強く感じていることだろう。
しかし、書くことを通じて、書かれたものを読むことによって
何かを悼むことはできる。愛おしむことはできる。
悼み、いとおしむことで他者の生を生き、
少しばかり自分の立ち位置について思いを巡らす。
文学に可能なのは、そのようなささやかなことではないだろうか。


「聞かせてよ、愛のことばを」というシャンソンは
作者の中にユダヤ人がいるために
占領下のパリでは歌うことが禁止されていたそうです。
でも年越しライブでその歌を歌っている歌手がいる。
それを聞いている父母がいる。
その二人から生まれた「わたし=パトリック・モディアノ」が、
自分の知らない、その過去の瞬間に思いをはせています。
「自由」「魂の尊厳」「愛」などなど
もろもろが混ざりあいながら、
たしかに、そこにあるのは、人の愛しさだなと思うのでした。

関連記事 in my blog: 家族手帳, 影について

よろしければポチっとお願いいたします。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村




2017.07.23  闇のヘルペス 


hadazawari_.jpg
肌ざわり
(中公文庫 1983/5/10)
尾辻 克彦

1ヵ月近く痛みがつづいた帯状疱疹もようやくおさまってきました。
1週間目ぐらいには、銀色の糸みみずが肌の上にいるような
妙な感覚もありました。
それよりもずっと色のない、ちりちりとした痛みが
まだ時々走ってます。

帯状疱疹は英語で、Herpes zosterというそうで、
そういえば、尾辻克彦の「闇のヘルペス」
という短編があったなと読み返しました。

唇の横にできたヘルペスに紫色の薬を塗られた
ホラーのような形相で、
漏電を心配して天井裏を覗いている真夜中の話。
そこに子供の頃、天井裏の電気の配線コードを見て
蛇がいると思った記憶などが絡んできます。
そんな得体の知れない感覚に悩まされる夜、
「そうだね。関係って苦しいし、痛くなる。
関係って病気だね。黴菌だよ」

なんて知人と電話で話したりしています。

電気トラブルを気にするというのもわかる
電気刺激を感じているような痛み
痛みの違和感を
万華鏡の中に入れて、くるくると回しながら見ているような。

表紙は尾辻克彦と「本人」の間柄にある赤瀬川原平の絵で、
小さな胡桃子ちゃんの姿があります。
この病気を扱った小説の中で、
胡桃子ちゃんの存在は光です。
玉子のように眠っている姿、
元気に学校に出掛けて行く姿。

この小説は大学生の時に読みましたが、
ようやくわたしはこの
得体のしれない病気を現実に知ったのだと思うのでした。


関連記事 in my blog: 父が消えた

よろしければポチっとお願いいたします。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村





2017.07.12  千の天使と読みたい本 2017年7月 


forum0705_.jpg
夜の東京駅近く。ガラスの飛行船みたいなフォーラムの明かりが見えます。

灼熱の真夏が始まりました。
6月はダウンしてしまって、あまり本も読めませんでしたが、
そうこうするうちに7月もあと半分くらいのところにきています。

6月に引き続き、長沢節の本、
萩尾望都の「ポーの一族・春の夢」
夢枕獏の安倍晴明シリーズの新刊
梨木香歩の「冬虫夏草」など、好きな作家の本が本屋さんに並んでいて
読みたいなと思っています。
読書じゃないけど、科博の深海展も興味ありです。
頭の透明な深海魚デメニギスとか、計り知れない。

6月は世間でもいろいろありました。
もろもろまとめて、なんでやねん、という感じの。
それでふいにすっかり忘れていた
昔の歌を思い出しました。
ユーミンが作った「世界の子供たち」というTV番組の主題歌。

空まで広がる草原で集めた野の花と
カードを結んだ伝書鳩
世界のどこかへ飛ばしたい
遥かな国の君の元に届いたなら
君のことばでうれしいよとつぶやいて
大人になっても壊れない 君の時計では今何時?


その時計、わたしも持っていた気がするんだけれど、
どこ行ったかな?

関連記事 in my blog: 千の天使と読みたい本 2017年7月

よろしければポチっとお願いいたします。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村







2017.07.02  レミング 座・高円寺 


reming0_.jpg

寺山修司のレミングを観てきました。
このお芝居、
1983年に、寺山修司好きの人にチケットを取ってもらって
横浜教育文化ホールで観たことがあります。
寺山修司が亡くなった直後でした。
今は、横浜教育文化ホールも無くなってしまったそうです。
ストーリーはすっかり忘れていましたが、
一緒に行った人がダビングしてくれた
J.A.シーザーの音楽の入ったカセットは、
何度もくりかえし聞いていたので
話は忘れているのに、もう何度も見たように感じました。
このカセット、MDに録音し直したというのに、
いつの間にかMDデッキもなくなり、もう諦めてました。
今回CDを買うことができたので、また音が戻ってきました。

床下にいる「面倒くさい」母親や、
患者に話を合わせている看護婦
フィルムがはいっていないとわかっていて
カメラの前で演技をしてみせる女優
嘘と本当の壁が不確かなのに、
魅力的な女性たち。
一方、男たちはちょっと我慢強いというか、
自分を殺しているというか、誰が誰やらわからないというか。
そして、ラスト近くのダイ・インのような場面は
いまどき比喩とも思えない気持ちでした。

上野紀子の絵に出てきそうな帽子をかぶった女の子が
白兎を抱いていたり、
明かりのともった小さな家が並んでいたり
この間の身毒丸とはまたちがったメルヘンチックな世界でありながら、
グロテスクさもある、不思議な魅力の舞台でした。

reming1_.jpg
(1983年のパンフレットは、合田佐和子の絵)

関連記事 in my blog:  身毒丸

よろしければポチっとお願いいたします。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村




 Home