2016.01.21 最後の展覧会
10月にPart IIIがはじまったらすぐに行こうと思いながら、
結局、終了まであと10日ほどになってから慌てて出かけてきました。
お正月は終わったとはいえ、まだ1月だから
鶴岡八幡に行く人で混んでいるかなぁと心配していたら、
それどころじゃない。
美術館自体がめちゃくちゃ混んでました。
チケット売り場の前に列。
二階のカフェもいっぱいで、順番待ちをしている人がいます。
テラスや中庭で写真を撮っている人も多数です。
一階のテラスのひさしに池の水の反射光が映るのが
なんとも好きでしたが、日差しが弱くてうっすら見えるだけ。
もう、すでに建物の影が薄くなっているそんな印象でした。
池のこちらからあらためて美術館を眺めると、
閉館に向けて外壁の塗り替えなどはずっと行われていなかったろうし、
なんかすっかり古びて見えました。
特に寂れている印象が強いのは、渡廊下をはさんで向こう側の新館。
なんで、開けてないのだろうとずっと思っていましたが、
耐震性に問題があるということで2007年から閉鎖されていたのだそうです。
大きな絵を展示できるダイナミックな空間だった、そんな記憶があります。
こちらはそういうわけで美術館が引っ越したあとは取り壊されるそうですが、
本館部分は鶴岡八幡と県で文化施設として残すとか。
ということは、またこの池をこのテラスから眺めることもできるのかな。
(テラスのひさしに映る冬の光:マウスをのせると閉ざされたままの新館との間にたたずむ彫刻)
中庭やイサムノグチの彫刻も残るでしょうか?
そうならうれしいことです。
展示されている絵は、葉山館で見たことのある絵もけっこうありました。
近代美術館所蔵であれば、また葉山で見ることができるかもしれません。
そういえば、歴代の館長さんと、学芸員さんの写真が展示されていました。
中でも印象的だったのが、1960年から70年くらいかと思われる
学芸員4人衆の写真。
たった今の風に吹かれている、そういう感じがする写真でした。
(昭和っぽいデザインの壁:マウスをのせるとイサム・ノグチのコケシです。)
関連記事 in my blog: 神奈川県立近代美術館 鎌倉館, 鎌倉からはじまった 初秋,
松田正平展 陽だまりの色と形
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