空飛ぶ色いろnatsuno07

ようこそ! 
本に関すること、日々のこと、いろいろです。
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文中敬称略とさせていただきます。
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author: natsuno07 ♀
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2010.06.30  うさぎのいえ 


usaginoie.jpg
うさぎのいえ―ロシア民話 (こどものとも)
(福音館書店 1969/02)
内田 莉莎子 文 丸木 俊 絵

図書館で開いて、めくってみるまで忘れていましたが、
子供のころに読んだことがある、絵本でした。
ノルシュテインの「きつねとうさぎ」と同じロシアの民話。
まるで同じではなくて、
家を奪われたうさぎを助けようとする動物が、犬と羊です。
熊は出てこなくて、最後に助けだすのは鶏は同じ。
「強面」の狼や牛じゃなくて、やさしい印象。

見たことがあると気づいたのは、部屋を占領するきつねの絵でした。
自分の身体と同じくらいの大きなしっぽをデカデカと部屋にひろげ、
足を大きく開いて、どっかり椅子にふんぞり返っています。
こどもの時感じた怖さが一気に蘇りました。
羊がうさぎに、「きっとあれは『灰色オオカミ』にちがいないよ
という時の、オオカミの長くて赤い舌も怖かった・・。

ある日突然、日常生活を奪われる恐怖が
「ひと(うさぎ)ごと」じゃなく、リアルに怖かったのは
日本人の画家の絵によるものだからかもしれません。
理屈ぬきにわかる空気感のようなものが絵にあるかも。
今はもう絶版になってしまっているそうですが、
ノルシュテインとはまた違った迫力のある絵本です。

関連記事 in my blog: きつねとうさぎ(ノルシュテイン)

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2010.06.29  れいぞうこのなつやすみ 



「空飛ぶお城」のアクセス・キーワードを見ていた時、
あまりにも関係なくてすみませんと思ったのが
「冷蔵庫 なぜ凍る」
すみません。
って、こんなことを書くと、またひっかかっちゃうかも。
おわびに面白い冷蔵庫の話など。

ある日、けんいちくんのうちでは、れいぞう子(冷蔵庫 ♀)が夏休み宣言、
最初はきぃ〜っとなるおかあちゃんも、
いちばん付き合いが多いだけあって、まぁいいやって許してあげます。
泳ぎたいという、れいぞう子にビキニまで貸してあげます。
全体的におかあちゃんがすごいんですが
れいぞう子がプールの入り口で断られたときの一言が、特にすごい。
「なんで?この子はうちの子や」
いや、おかあさん・・そっそれは・・・とたじたじしてしまうド迫力。
(ちょっと困るけど、なんだか泣けちゃう。)
かくて、けんいちくんもれいぞう子のおかげで泳げるようになりました?!

ほんとに長年使えば使うほど愛着もわいて
ちっともエコじゃないのもよくわかっているし
相変わらず、余計なもの凍らせているし
そろそろ・・・なんて考えたりもするけれど
自分のこととなると電気製品を前に優柔不断なのです。

れいぞうこのなつやすみ
(PHP 研究所 2006/05)
村上 しいこ 文 長谷川 義史 絵

関連記事 in my blog: たなばた

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2010.06.27  紫陽花 


年とった人にとって、長年使ってきた電気製品が壊れるのは
かなりショックなのだろうと思います。
壊れた洗濯機の洗濯槽をしげしげと覗き込んでいる後姿がなんとも心細い。
覗いても直らないと思うよ、なんか焦げ臭い匂いもしている・・
あきらめきれずに水を入れると危ないので、「故障中」の張り紙をして
あわてて電気屋さんで、洗濯機の物色をしました。
とはいえ、15年以上も前とはだいぶ変わっているし、
同じような位置にスイッチがないと使えないんだよなぁと暗澹たる気持ち。
メーカーに電話したところ、全く同じとはいえないけれど
雰囲気が似た洗濯機があることを教えてくれたので
ちょっと時間はかかってもそれにすることにしました。
昔の洗たく機にはなかったチャイルドロックというのがあることを
こんこんと説明したけどわかっただろうか・・・。
蓋が開かない、といじっているうちにホースがはずれて
大洪水になっていたらどうしよう・・なんて不安をかかえながらも
新しい洗たく機くん、よろしく頼むよと思うのでした。

自分もいずれ、新しい電気製品を嫌がる(怖がる)ようになるのかも。
高齢化社会の進む昨今なので、たとえ性能はパワーアップしても
スイッチの位置やデザインがあんまり変わらない定番があってくれると
いいなと思います。
というわけで、毎年変わらない花を見るとなんだかほっとします。
紫陽花は雨の中でもキレイだけれど、晴れた日の紫陽花も好きです。
おお、晴れたぞ、洗濯しよう!というあの気分です。

ajisai
(マウスをのせると、別のアジサイがみえます。)


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2010.06.24  ぼく、あめふりお 


amefurio.jpg
ぼく、あめふりお
(教育画劇 2007/06)
大森 裕子

この子、てるてる坊主くん。
ですが・・・「てるてる坊主」たるもの
明日天気にしてやらないといけないのに、
なにゆえ、「あめふりお」なのか? 
にっこり、傘を持っていていいのか・・?

この、「にっこり」にいたるまでが、大変だったのです。
「おまえがいると雨になる」
てるてる坊主仲間から、そんなこと言われ
太陽探して雨の中をとぼとぼ歩いていくけれど。
ゆけどもゆけども雨ばかり。
そんなはずはないと思っていても、
やっぱり自分ってだめかも・・と、泣けてきてしまった雨の公園。
気晴らしに遊べもしないじゃないかぁ!!
わ?ん。でも・・
そこに、雨なら雨の楽しい遊びができることを
よ?く知っている女の子がやってきました。

最後のにっこりは、
彼女によってもたらされたものではあるけれど、
自分自身が決めて、もたらしたものでもあるところが
いいのです。
この子、最強のふれふれ坊主・・・。
あめ、ふりおくんです。


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2010.06.23  ニドネノサンバ 



明け方に夢うつつで雨の音を聞いている6月。
はぁ、雨か。
なんて思ってから、もうひと眠り。
二度寝、二度寝、二度寝・・
と、最近、クインテットで聞いたニドネノサンバが
頭の中に聞こえてくると、うつらうつらしつつ笑っちゃいます。

あぁ、なんとも心地よい二度寝。
だけど、
夢の中で、なぜかしっかり出掛ける支度をしたりするから
目が覚めてから大慌て。
「チコクはトンマー♪」
になっちゃうところだったりします。
雨の日は早めに出ないと、電車が遅れがちなのに。

それでふと思ったのですが、
いったん起こしたのに、まだ寝ている寝坊すけには、
何気なーく、耳元で、ニドネノサンバを歌うのがいいかも。
わかった、わかった・・起きますよ、とほほ。
というように、ゆるーく起こせる気がします。
どんな歌かわからないと、なんのこっちゃかと思いますが、
なんとも、こうくすぐったいような
聞こえてきたら、やっぱり起きて笑いたいような楽しい歌なのです。
あぁ、でもやっぱり一声
「ニドネノサンバー♪」
と歌って、また嬉々として眠っちゃうかも。

関連記事 in my blog: フラットさんのクラリネット


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2010.06.21  こどものためのお酒入門 


kodomosake.jpg
こどものためのお酒入門 (よりみちパン!セ)
(理論社 2009/02)
山同 敦子

「そろそろ大人」になりかけている人向けの、
「よりみちパン!セ」というシリーズの中の一冊。
日本酒、焼酎、ワイン、ビール、泡盛・・ってどういう風に作るお酒?
ということが、わかりやすく解説されています。
さらに実際にお酒をつくっている人へのインタビュー記事がよいのです。
「仕事」ってなんだろう?
なんてことまで教えてくれる、素敵な人々が登場します。

「よりみちパン!セ」では
著者が必ず谷川俊太郎からの4つの質問に答えています。

1.何がいちばん大切ですか
2.誰がいちばん好きですか
3.何がいちばんいやですか
4.死んだらどこへ行きますか

本の終わりにある、このページを見て、
この人の話なら読んでもいい、
こんな人の話は読みたくない
と、「大人になりかけている人たち」は選択するのでしょうか。
この「こどものためのお酒入門」の著者の答えは、
酒造りのプロたちのことば同様、
誠実で、まっすぐな感じがしました。
著者が大人向けに書いている本も読んでみたいと思っています。

関連記事 in my blog: こどもびいる 大人ビール


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2010.06.18  ルーシー・リー展 


6月21日(月)まで、国立新美術館でやっている
ルーシー・リー展に駆け込みで行ってきました。
もう、諦めかけていましたが、行ってよかったです。
ポスターになっているエメラルドグリーンの器の印象で、
現代的な器を思い描いていたら、
もっとずっと古代っぽい器の数々でした。

花瓶もたくさん展示されていて、
花が活けられているところを想像しながら見ていると
あぁ、土なんだ・・と唐突に思います。
アメリカンイエローと説明書きにあった黄色、
桜色、ココア色など、微妙な色合いと、
手書きの線の、独特の雰囲気は、
やはり実際に見てみないと、わからなかったものでした。
茶軸線文の器の中でもカップがとても素敵で
これで、コーヒーを飲んでみたいなぁと思いました。

アトリエで制作中のルーシー・リーは、
清楚な感じのするきれいな老婦人です。
日本の焼き物にもどこか通じる器の世界を
ぐるっと一回りしてくると、
どう見ても日本人ではない、Lucie Rieが、
ルーシー・リエさんに思えてくるのでした。

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2010.06.17  ぼくのくれよん 


bokunokureyon.jpg
ぼくのくれよん
(講談社 1993/04/09)
長 新太

きちんと箱にはいった7色のクレヨン。
これ、特大くれよん。ごろごろころがると、おっと危ない。
持ち主はぞうくん。
青いクレヨンでぐるぐるっと塗ると、かえるは池と間違えちゃうし
大きなバナナかとみんながあつまってきたら、
黄色のクレヨンで塗ったところ・・
いろいろ騒ぎが起きるので

ライオンに怒られちゃいました。
(ここが大好き。)
「ごめんなさ?い」とぞうは鼻を頭に乗せて謝ってます。

でもやっぱり描きたいゾウくん
クレヨン三本いっぺんに持って
道みたいな虹みたいな線をひいて走っていきます。

大きなレモンや大きなオレンジ
大きな木を描いてほしいなといいたくなるような、
あはは、と笑えてくるような、
とっても楽しい絵本です。
「えをかく」も面白いけど、ちょっぴり理屈っぽい。
ばかみたい?といわれても
こらっ!と怒られても
なんだかこんな風に楽しいお絵かきがしたくなるのです。


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2010.06.15  えをかく 


eokaku.jpg
えをかく
(講談社 2003/03/25)
谷川 俊太郎 文 長 新太 絵

「いのくまさん」が面白かったので、これはどんなかな?と
開いてみました。
絵を描くことと、言葉で文章を書くことは、
全然違う感じがします。
でも、やっぱり頭で言葉を使って考えながら絵は描くものかしら?
と、だんだん頭の中がこんがらがります。
たとえば「物を食べる」時は、
「まず箸を持って・・食べられるくらい箸でつかんで・・」
なんていう風には、考えてなくて、
「うわっ、揚げたて、うわっ、ソースの香り」なんですが・・。
消化器官は、もっと淡々と
この絵本の言葉みたいに働いているのかもしれません。

なんだろう?なんて思っているうちに、だんだん、
絵を描いて確かめたくなって、
「白い画用紙、どっかになかったっけ」と
探し始めてしまう絵本です。
画用紙がみつからないと、
余白はたっぷり、落書きの誘惑にかられますが、
まさか・・。
大人はそんなことはしないところが、
いいような、つまらないような。

関連記事 in my blog: いのくまさん

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2010.06.14  ここん ぷいぷい 


kokonpui.jpg
ここんぷいぷい―創作ことばあそび絵本
(福音館書店 1997/02)
織田 道代 作 木葉井 悦子 絵

痛いときのおまじない「ちちん ぷいぷい」を
きつねが使うと「ここん ぷいぷい」?
「あぶらだ、かぶらだ はぶらしだ」
何の呪文だ、虫歯予防?
頭をハテナでいっぱいにしながら先に進んでいくと
「かさねことば=同じ音やにていることばをいくつもかさねる」で、
「しかのしかには しかしか いかない」
「いかのしかには いかしか いかない」
漢字にしますと、「鹿の歯科には鹿しか行かない、烏賊の歯科には烏賊しか行かない」
ごもっともで。
山の中の鹿の歯医者さんと、海の中の烏賊の歯医者さん。
自分は烏賊ではないが、
見た感じ、烏賊の歯医者さんがいい。
単純に、「烏賊歯科」のほうが背景がブルーで清潔そうに見えるから・・。
しかし、絵本の中のきつねくんときつねちゃんは
「いやだ、やだ」と大抵抗したため、
烏賊歯科の先生に、
「まぜかえしことば=相手のことばの一部をつかっていいかえす」で
「やなら や(矢)になりとんでいけ」
と海からおっぽり出されています。

他にも楽しいことば遊びがいっぱい。
そこに、木葉井 悦子の絵が加わるとなんだかもう
マッサージ効果があるような、くすぐったいような。
頭の血行がよくなる気がします。
今は、図書館に行くか、
古本屋さんで見つける以外には読めません。
欲しいなぁと思うのですが・・。

関連記事 in my blog: サバクでおちゃを

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2010.06.13  きりのなかのはりねずみ 


kirinonaka.jpg
きりのなかのはりねずみ
(福音館書店 2000/10/25)
ノルシュテイン & ヤールブソワ 作 こじま ひろこ 訳

こちらも、ノルシュテイン&ヤールブソワの作品です。
はりねずみが、ともだちのこぐまと星を見るために
おみやげの「野イチゴのハチミツ煮」をもって
夕闇の中を出掛けていきますが、
深い霧にまかれて道がわからなくなってしまいます。

お土産の包みをうっかり置き忘れてきてしまったり、
川に落ちてしまったり、
「どうしよう、どうしよう」
という心の声が聞こえてきそうです。
それだけに最後の「こぐまくんといっしょはいいな」
の言葉にたどり着いたとき、なんともいえない喜びを感じます。

絵本では、霧の中で、クリンクリンクリンと
銀色の蛾とはりねずみが踊っている絵が好きでした。
はりねずみは不安と怖れを感じつつ、
霧の世界を楽しんでもいたのです。

展示されていた「映画のための絵コンテ」では
ラフに描かれているはりねずみが、
ちょこまかちょこまか、かわいらしいのでした。
また、映画の模型(マケット)がいくつか展示されていて
3Dを見るようでもありました。

美術展のタイトルになっている「話の話」は、詩的な幻想の世界で、
「きつねとうさぎ」と「きりのなかのはりねずみ」
をさらに感覚的にしたような不思議な作品でした。
おおかみの子が戸口に立って、開いた扉から明かりがこぼれてくる
そんな情景が、懐かしいような、さびしいような。

関連記事 in my blog: つみきのいえ, きつねとうさぎ

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2010.06.10  きつねとうさぎ 


kitsuneusagi.jpg
きつねとうさぎ―ロシアの昔話 (世界傑作絵本シリーズ)
(福音館書店 2003/11/01)
ユーリー ノルシュテイン 文 こじま ひろこ 訳
フランチェスカ・ヤールブソワ 絵

神奈川県立近代美術館で、6月27日までやっている
ロシアアニメーションのノルシュテイン&ヤールブソワ展「話の話」を先日見てきました。

ロシアの昔話「きつねとうさぎ」の
壁画のような原画がとてもきれいでした。
絵本にない「映画にもとづくコラージュ」という大きめの作品では
冬の間のきつねと、うさぎの家の様子がよくわかります。
アイスケーキみたいな
氷の家の中できつねはスケートを履いていました。
一方、うさぎの家はとってもCozy。
アニメだと、服をしまってある緑の箱、こじんまりしたかまど
ギターなんかがあることもわかります。

そのまま、きつねの氷の家が溶けなければ、
どうぞご勝手に・・で平和だったのに。
春が来て、なに着て外に行こうかな、なんて浮かれていたうさぎは、
行く場所がなくなったきつねに、家を奪われてしまいます。
しょんぼり風呂敷包みを持って野原を歩いて行くと
(ちょっと食べたそうだった)おおかみも同情して、
追い出してやる、と出かけていきます。でもだめでした。
そのあとも、どう見たって強そうな熊だの牛だのが交渉に出かけていくのに
きつねは追い出せません。

野原で泣いているうさぎの声がなんとも悲しげです。
ときどきにんじんをぽりぽりしているのも、切ないです。
夜が明けて太陽が昇った頃、鶏があっぱれきつねを追い出します。
おまえなんか「帽子にしてやる」
で撃退です。よかったね、めでたし、めでたし。

手作りの木の家具や器、織物のような、
民芸品のぬくもりを感じさせる絵と、
ちょっぴりオトボケのうさぎの絵が、好きだなぁと思いました。

関連記事 in my blog: 居心地のよい場所, うさぎのいえ, きりのなかのはりねずみ

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2010.06.07  やまんばのにしき 


yamanba.jpg
やまんばのにしき (むかしむかし絵本 2)
(ポプラ社 1967/01)
松谷 みよ子 文,  瀬川 康夫 絵

「ちょうふく山のやまんばが 子供産んだで、餅ついてこう」
月見を楽しんでいた村人は突然の雷雨とともに、その声を聞きます。
あとは、「かりっとはれた かあかあとした月夜」
震え上がった村人は、餅をつきあげますが、はて誰が届けたものか。
「こんなときこそ」と、日頃えばっている暴れん坊の若者二人に
村人は、餅の入った桶を押し付けます。
その名も「だだはち」と「ねぎそべ」
山道で、真っ青になって怯える二人を
「なんでもねぇとおもえば、なんでもねぇ」
と励ますのは、道案内の「あかざばんば」
でも、結局二人の若者は逃げ出してしまいます。
しかたなく「おらがくいころされれば すむこんだ」と
「あかざばんば」はやまんばのところへ単身向かうのです。

ところが、ちょうふく山のやまんばは
お産のあと「21日ほど手伝ってくれや」と頼むような、
いたって「なんでもねぇ」やまんばで、
帰りには「やっかいかけたな」と
使っても、使ってもなくならない反物をくれるのです。

絵を見ればわかるように、
「あかざばんば」はおっとりしたやさしいおばあさんです。
そのやさしさが村人も、やまんばも助けました。
表紙にはいませんが、
子供を産んだばかりの豊満体型の「やまんば」が
運んでもらった餅を美味しそうに食べている姿の
なんと嬉しそうなことか。

この絵本の絵や、「銀のしぎ」の挿絵を描かれた瀬川氏は、
今年2月にお亡くなりになられたそうです。
新しい作品にはもう出会えませんが、これまでのまだ知らない作品を
さがしてみようと思っています。

関連記事 in my blog: 龍の子太郎


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2010.06.06  銀色のしぎ 


絵本の森美術館の「吉田新一文庫」に
小学生の時に読んだ「銀色のしぎ」の赤い本がありました。
そこでは、係の方にお願いしないと本を手に取ることはできないので、
ガラスごしに懐かしい背表紙を見てきました。
小学校の図書館の棚に「ガラスのくつ」と並んでいた
「銀色のしぎ」がわたしは大好きで、くりかえし借りては読んでいました。

最近再び、この本を開く機会に恵まれました。
すごく嬉しかったです。
講談社から1968年に出版された「国際アンデルセン大賞名作全集」の1冊。
訳 阿部知二、挿絵 瀬川康夫。
そうだった!
瀬川康夫の描いたトム・ティト・トット!しもぶくれのドル!
ノーフォーク(お話の舞台となる場所)の、なんて懐かしい人たち・・
と、古いアルバムでも見る気分。
原書のE.H.シェパードの挿絵をところどころ踏襲しています。
なるほど、この間岩波の「銀のシギ」を読み返していた時
松谷みよ子の世界をしきりに思い出したのは
絵本「やまんばのにしき」の絵と同じ・・という記憶が
頭の隅にあったからのようです。
岩波の石井桃子訳では、「なんと、なんと、なんと、お前の名はトム・ティト・トット」
で小鬼を撃退しますが、阿部知二訳では「ないしょ、ないしょ、ないしょ・・」です。
そうそう、これぞわたしの頭の中に残ってるフレーズ。
思い出の「赤い本」でタイムトリップしてしまいました。

ginnoshigi.jpg

関連記事 in my blog: 銀のシギ, 軽井沢絵本の森美術館


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2010.06.05  レッド・ブック 


redbook.jpg
レッド・ブック (児童図書館・絵本の部屋)
(評論社 2008/10)
バーバラ レーマン

Amazonで、「きんぎょ」のカスタマーレビューで、紹介されていた
別の「赤い本」の絵本も読んでみました。

こちらも不思議で、可愛らしい・・
いっさい言葉がない「絵本」です。
ニューヨークの街角で拾った赤い本を女の子がじっと見ています。
するとだんだん、
南の島の砂浜で赤い本を読んでいる男の子が見えてきます。
よおく見ると男の子の本には
雪のニューヨークで赤い本を読んでいる女の子が見えているのです。
それから本の中では(外では?)、素敵なできごとが起こります。

女の子の次に「赤い本」を拾うニューヨークの男の子も、
ちゃんと登場しています。
それにしても、ニューヨークの街角に、
風船売りの人がいるのがなんか素敵。
本に出てくる、その交差点に行ってみたいなと思うのでした。
同じバーバラレーマンのミュージアム・トリップも
読んでみたいです。


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2010.06.04  きんぎょ 


kingyo.jpg
きんぎょ
(セーラー出版 2009/05)
ユ テウン 作 木坂 涼 訳

この絵本も「綺譚」という感じがします。
「きんぎょ綺譚」か「図書館綺譚」・・。

ジェジェ(男の子)は金魚鉢を抱えて、仲良しの金魚と
おじいさんの働く図書館に行きます。
はっと気がつくと、水の中に金魚がいません。
探していると、高いところにある赤い本に
金魚の尾ひれがひらひら紛れ込んでいきます。
その本を開き・・・ジェジェは海を泳ぎ、空を飛びます。
それからジェジェは金魚に「また来ようね」
と言いながら図書館を後にします。

古びて紙が変色しているような背景の色に
繊細な線と、赤い色が印象的な、とても綺麗な絵本です。
なんか面白そうな絵本ないかなぁ?
きんぎょ?と思って、わたしはこの本を図書館の棚から引っ張りだしました。
すでにたくさんの人が読んでいるらしくずいぶんくたびれた感じの本だったので、
とても昔の絵本なのかと思いました。
ざーざーぶりの雨の日の夕方、ぱらぱらとめくって顔をあげると
金魚どころか、絵本コーナーには人の姿がありません。
わたしまで本の中に入り込んだような、なんとも不思議な感じでした。

湿気を嫌うはずの、図書館に「水の気配」
ほら、やっぱり「綺譚」だよねと思うのでした。

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2010.06.03  濹東綺譚 


梨木 香歩の「家守綺譚」を読んだとき、「綺譚」って言葉なんかいいなぁ
と思った勢いで、「濹東綺譚」を読んでみました。
雨が降ってきて、女が傘に飛び込んでくるという出だしは、
けっこう綺麗なんですけど。
つまるところ、こういう恋愛系「一人称小説」はヒトゴトだし・・・
ま、ふうん・・という感じで。
ただやっぱり「濹東綺譚」というタイトルは雰囲気あるなぁと思います。
川のイメージ、墨絵のイメージ、「水」の気配がする感じ。
「家守綺譚」にも、池や川が出てきます。
「綺譚」は水のある場所で起きる・・そんな感じがするのです。

木村荘八の挿絵がよい・・
とあちこちで書かれていますが、不思議な行き止まり感があります。
東京の街角も今とはまるで違います。
ほんのり江戸の香りを残している風景。
木村荘八の著書で
同じ岩波文庫に「新編 東京繁昌記」というのがありました。
これも面白そうです。

関連記事 in my blog: 不思議な偶然

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2010.06.01  小人たちの新しい家 


こびとたちのあたらしいえ
小人たちの新しい家 (岩波少年文庫)
(2007/06)
メアリー ノートン


「床下の小人たち」はある、どちらか判然としない「謎」を持って終わります。
アリエッティと語り手の弟に共通する「あること」。
「どっちだったんだろう?」
物語がこういう風に終わるのが、わたしはわりと好きです。

1952年に出版された「床下の小人たち」は、
そのように、ちゃんと完結しているお話ですが、
その後4冊の続編が出ていて、すべてAではじまる単語がタイトルにあります。
The Borrowers Afield (1955)
The Borrowers Afloat (1959)
The Borrowers Aloft (1961)
The Borrowers Avenged (1982)

最後のAvengedの意味を調べたら、「復讐する」「仇をうつ」「報復する」とあるので
なんちゅう、イメージの悪いことばを・・
とびっくりしたのですが、「借りを返す」という意味もあるそうで、
なるほど、Borrowers「借り暮らし」にかけたね・・と納得したのでした。
今回、「床下の小人たち」を読み返すついでに、
Aloft 「空を飛ぶ小人たち」と
Avenged「小人たちの新しい家」も岩波少年文庫で読んでみました。
(AfieldとAfloatは大人になってから、読んでいたので飛ばしました。)

5作目「小人たちの新しい家」は、
先の4作から20年もたって書かれています。
フランバースの「愛ふたたび」も
やはりある一定の時間が過ぎてから書かれた完結編で、
こちらは、あんまり面白いとは思えませんでしたが、
Avenged「小人たちの新しい家」は、面白かったです。

関連記事 in my blog: 床下の小人たち


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