空飛ぶ色いろnatsuno07

ようこそ! 
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author: natsuno07 ♀
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2009.03.31  ハチミツとクローバー 


駅までの道すがら、いつも、驚かされる猫に今朝も遭遇。
おっ・・と思うと後ろに、恋人らしき猫の姿・・・。
どうりでいつもより嬉しそうで、目がまん丸。
ふん。春です。

そんな春の映画で好きなものをもう一つ。
「さくらが散るとなんだかほっとする。」
とはじまる、映画の「ハチミツとクローバー」。
原作の漫画を読んだことないのですが、
それぞれ恋に落ちて挙動不審な5人の美大生の物語。
「ひとが恋に落ちる瞬間をはじめて見てしまった・・」
という最初のシーンと、
水が流れているみたいなピアノの曲が切ない感じで好きでした。
この映画を見たあとで、図書館に行ってエミリー・ディキンソンの
「草原を作るには・・蜜蜂とクローバーが必要だ」
という詩を探しました。でも、彼女の詩はあまりにたくさんあって
そう簡単に見つかるもんじゃなかったのでした。

関連記事 in my blog: トラ猫の考えごと


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2009.03.30  春のソナタ 



楽しみにしていたことも終わり、
ぼおと穏やかな週末を過ごしていました。
樹に満開の花を見ると、
ロメールの映画「春のソナタ」を見たくなります。

花の咲き乱れる庭で、庭仕事をしている映像がきれいなのです。
主人公は高校で「哲学」を教えているジャンヌ。
フランスの高校の授業に「哲学」があるというのが驚きでしたが、
いかに彼らが哲学の授業に真摯であるかをジャンヌが語るシーンがあります。
「それは自尊心の問題なのだ」と。
高校で「哲学」は学ばなかった上に、哲学が何かもわからない人間は
はたして「自尊心」がないのだろうか・・
ずっと心にひっかかっているのでした。

のんびり買い物帰りの道すがら、よその庭の椿がきれいでした。
椿の落花はあでやかだけど、散り際で桜にかなう花はない・・・
そんなもう今更言うまでもないようなことを考えているうちに、
日本人にとっては、「美意識」が自尊心の問題だと言われるほうが
わかりやすいのかもしれないと思うのでした。
「何を美しいと思うのか・・どうして美しいと思うのか・・」
ふいに真剣になってしまった自分にちょっと笑えてしまいながら、
考えてみたくなったりするのです。


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2009.03.23  日向が丘の少女 


わたしが子供の頃、小学館から出ていた
「少年少女世界の名作文学」という全集がありました。
今、図書館に行って探しても見あたらないのですが、
その昔は必ずといっていいほど並んでいたものです。
表紙には世界の名画がつかわれていました。
ベラスケスだとか、ピカソだとか、
文学と一緒に名画も鑑賞しよう・・という盛りだくさんぶり。
分厚くて、中を開くと2段に活字が組まれており、
うっわぁ、と相当に気後れする感じの本でした。
「こどもにも、きちんと本物を見せよう・・」
という意気込みもさることながら、
高度経済成長期を迎えていた日本の大人の「気張り」も見え隠れするようです。
その中に北欧の話をまとめた1冊があり、
「日向が丘の少女」というお話が入っていました。
他にはアンデルセンの「絵のない絵本」なんかが入っていた・・
ような気がします。
ノルウェーのノーベル賞作家ビヨルンソンの小説です。
探してみましたが、ほとんど絶版。ようやく図書館で一冊見つけました。

「もみの丘」の農場に生まれる男子は代々2つの名前を交互に名乗っています。
しかし、片方の名前の持ち主が安定した幸福な家を築くと、
もう片方の名前の持ち主が禍をもらすという繰り返し。
その呪われた名を持つトルビョルンは、父セームンから、厳しく育てられています。
しかし、生来のきかん気で、喧嘩早く、
やはり「もみの丘」のトルビョルンだ、
と敬遠されるような青年になっていきます。

もみの丘は日にかげることも多く、作物の育ちは決してよくはありません。
一方、むこうに見える「日向が丘」では、
名のとおり日当たりもよく土地は肥沃で作物の実りも豊かです。
この日向が丘に生まれた、美しい少女シンネーべと
トルビョルンが恋に落ちるのです。

ふつうに恋の話と考えると、古臭いのですが、
もみの丘と日向が丘の神話のように考えると、
なんともロマンチックです。
周期的な災厄にみまわれる土地と、
そこにあるだけで恵まれた豊かな土地。
シンネーベは、あるとき荒れた花園を
こっそりと直していったトルビョルンに惹かれていきます。
やがて、呪われた周期の中に生まれたトルビョルンは、
自らを律することにより、シンネーベの心をつかみます。
小学館の本の挿絵のシンネーベはほんとうに美しい少女でした。

関連記事 in my blog: 秘密の花園 その2


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2009.03.22  園芸家12ヶ月 



園芸家12カ月 (中公文庫)
(1996/03)
カレル チャペック 著 小松太郎 訳


いよいよ桜が開くと浮かれていたら、今日の空は灰色。
咲き始める寸前の桜の枝は、銀色に輝くような気がします。
「町長選挙」には、アンチエイジングにはまってしまっていて、
ちょっとでもカロリーの高い食べ物を食べると、
すぐさまフィッティングマシーンで
身体を動かさないといてもたってもいられなくなる・・・
という人の話が出てきましたが、
なにごとも、一所懸命、まじめに向き合ってしまう人ほど、
度が越えていくという部分はあるのかも。

「長い、長いお医者さんの話」の作者である、
カレル・チャペックの
「園芸家の12か月」を長い、
長い時間かけて読んでいます。
ここに登場する園芸家たちも、
園芸好きが高じてややノイローゼ気味といってもいいほど。
季節ごとに、一喜一憂、
やむにやまれぬ気持ちで
庭に馳せ出でていってしまうような人たちです。
それをカレル・チャペックが愛情をこめて、
かつ、やや呆れかえりながら描いています。
ちょっと旅行に行くので・・
とご近所に庭の世話を頼んだ「園芸家」が
最初は控えめに、やがて
激情にかられたようにその「ご近所」に
庭のことを書いた手紙を送ってくる
など、ユーモアたっぷり。

わたしも、春から夏にかけてだけ、
にわか園芸家になって
花を咲かせよう・・ともくろみ、
ベランダの植木鉢に種をまいたり球根を植えたりしますが、
持ち前の大雑把さがあだをなし、
あまり見事な結果を見ないことも多く
「はまる」に至らないのが、いいのか悪いのか。
昨年の秋、慌てて植えておいた、
チューリップも無事蕾をつけてくれています。
でも、なんかあちこち好き勝手な方向を向いていて、
おおい大丈夫かい?という感じです。

追記:カレル・チャペック自身もまた、
熱烈な園芸家でもあったそうです。
面白くて、つい読み進みましたが、先を急いでしまうのがもったいなくて、
8月まで読んだところで、ストップしています。

関連記事 in my blog: カッパ会議


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2009.03.18  はるのうた 


Toriippai.jpg
鳥いっぱい (まどさんの詩の本)
(理論社 1997/04)
まど みちお 詩 長 新太 絵


今朝、うぐいすが鳴いてました。
おぉー、美声じゃ、と思いながら、歩いていたら、
こんどは四十雀がさかんにツーピーツーピーツ、
と高らかにさえずっています。
小鳥たちがこんな風に鳴き出して、
こぶしの花も咲きはじめたからには、もう春・・に違いなく、
昼間はずいぶんぽかぽかしてました。
今年の冬は予約だけで
チェックインに現れなかったお客さんみたい。
そのまま、旅立っていってしまった様子。
あぁ、忘れ物・・なんて戻ってこないのかなぁ、と気になります。

ちいさなことりがよんだので
でてきた でてきた
とうとう でてきた
おおきな はるが


まどみちおの「ちいさなことりが」という詩です。
冬らしい冬に出会わなかったせいか
春の大きさよりもさることながら
こなかった冬の大きさにちょっと溜息をついてしまってます。


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2009.03.16  クウネルがゆく 


kuunel.jpg
クウネルがゆく
(マガジンハウス 2005/09/20)
坂崎 千春


スーパーや、デパートに新生活用品が並ぶ季節。
とりあえず必要なもの、やっぱりいずれは欲しいもの・・
ちょっと無理しちゃおうかな、などなど 新しく暮らし始めるって、
忙しいけれど、心も物も整理ができてよいですよね。

この本のクウネルくんも新しい町に来て、
新しい生活をはじめたところ。
独り暮らしです。ちょっぴり寂しい・・。ドキドキもしている。
本屋さんと、郵便局と、パン屋さん、それから公園
クウネルくんが町にあればいいと思うものです。

来たばっかりの町では
なかなかお店探しの余裕はない・・かもしれませんが、
クウネルくん、みたいに
「うん、これだ!」とおもういくつかの場所を見つけてしまうと
ほっとできるかもしれません。
なんとなく、落ち込んでしまった日には
家にいながら行方不明になっちゃおうか・・
などなど、
初めての独り暮らし、ドキドキ準備中の人は、
この「クウネルがゆく」がおすすめです。
癒されたり、励まされたりすると思います。

関連記事 in my blog: 100万匹めの羊


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2009.03.13  But not for me 


butnotforme.jpg
チェット・ベイカー・シングス
(1995/04/26)
チェット・ベイカー


君忘れな、我らが恋・・。
なんて、うかれてると季節は行きつ戻りつです。
風邪気味、花粉症気味の人多数。
というわけで、チェット・ベイカーの"But not forme"
と歌いたくもなります。
They're writing songs of love. But not for me.
A lucky star's above. But not for me
(恋の歌も、幸運の星も、
わたしのためにあるってわけじゃないのよね)


チェット・ベイカーはジャズトランペッターですが、
そのトランペットの音色と同じくらい
脱力感のある、アンニュイな歌声です。
のどが痛い、歯が痛い、
というように耳のあたりが腫れているときに
なぜだか聞きたくなります。
女の人のハスキーボイスみたい。
あんまり声張って歌ってない、
ゆる?い感じに治癒効果がある気がするのです。

チェット・ベイカーのトランペットは風の音みたいだといつも思います。
彼の演奏している、Serenityという曲があります。
serenityには「平穏」という意味もあるそうですが、
この場合は「晴朗」だろうなと思います。
カルフォルニアの海岸通りと空に、ぱあっと風が吹いていくような
せいせいとする曲です。


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2009.03.10  はじめて君を知りぬ 


ぽかぽか日のあたる地面に近づいて
スミレにデジカメを向けたとたん、
「すみれのはーなー」
と歌いだしたい気分でしたが、
実はそこだけしか知りません。
続きの歌詞をさがしてみました。
「君忘れな」なんていう文語調が、過ぎた日の感じで
いいなぁと思うのでした。

弥生美術館に行った日、
同じ道沿いにある立原道造記念館にも行きました。
主に書簡が展示中です。自筆原稿もいくつかありました。
昔の人は押しなべて達筆ですが、彼の字はとてもくせがあって、
デザイン文字みたいです。
どちらかというと理系の人の字みたいだと思っていたら、
建築学科を卒業している人でした。
次からの企画展示では建築家としての立原道造もクローズアップされるようです。

その「くせ字」で、書かれた原稿を読むと、詩は全然違ったように響いてきます。
奥行のある風景画のようです。
東京府下 三鷹村 
そんな風に地名が封筒に書かれているのも不思議でした。
「来てくれたのに行き違って・・・」なんていう内容の手紙は
差出人も受取人も、もうこの世にいないとは思えません。
電話もめずらしかった遠いむかしの人の手紙を眺めながら
はじめて 知りぬ・・という気持ちでした。

立原道造記念館は、東大の弥生門のすぐ向かい。
「立原道造の世界6 書簡を中心として[後期]」は3月22日まで、です。
弥生美術館との共通鑑賞券もあります。


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2009.03.05  マトリョーシカなクッキー 


京都の手作り市の「絵本なクッキー」をともだちからもらいました。
マトリョーシカです。
胴体の途中がパカっとはずれて、
つぎつぎに小さなお人形が出てくるマトリョーシカは、
ロシア料理のお店に飾ってあったりするのを見たことがあるだけですが、
子供のころ、開けても開けても
中に樽がはいっている玩具がありました。
最後の小さな樽の中にだけ猿の人形が入っていたことが、
ものすごい感動として記憶の中に残っています。
それから、飽きもせずに、開けたりしまったり、
開けたりしまったり・・・
どうしてそんなことが面白かったのか、
いまとなっては茫然とするような感じです。

開けてサルを外に出すことも、
また時間をかけてしまうことも
どちらも同じくらい重要な儀式のように感じていました。
それよりもうちょっと育ってから読んだのが
「ひとまねこざると黄色い帽子」の絵本。
あのころわたしは、ジョージが
あの樽の中にいるのはやめて、自由になった猿にちがいない
・・と思っていたのでした。

matorisuka.jpg

追記: 後日いただきました。
ココアの味がしてちょうどいい硬さでとても美味しかったです。


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2009.03.03  雪が降ってきた 


hina.jpg

今年の桃の節句、東京は雪になりました。
雨なのかと思うほど湿った雪ですが、街灯に照らされると、
あぁ、雪だ・・とわかります。

器のせいで、ちょっと水に浮かんでいるみたいですが、
お雛さまのお菓子です。
やっぱり本郷三原堂。
あっ、でも、きょうがお節句だから、
明日はもうお店にないですね。
おひなさまのほうをいただきました。
黄身餡が・・黄身餡が・・
おいしいかったぁ。
もっと食べたい。
でも、「おひなさまだけください」なんて人はいないだろうなぁ。
「この前買ったときは、お内裏さまも買ったんですけどね、
でも、黄身餡が好きで・・」
なんて言い訳しながら買うのも怪しい。
3つ買えば三人官女になってしまう・・・おひなさまの立場は・・
なんて思っているうちに季節は過ぎていくのです。
ともかく、お菓子が美味しいと、お茶もおいしい・・
あぁ、しあわせ・・でありました。

(画像をクリックすると拡大されます)


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2009.03.02  三月ひなのつき 


sangatsuhina.jpg
三月ひなのつき
(福音館書店 1963/12/01)
石井 桃子 作 朝倉 摂 絵


先日、久しぶりにともだち3人で会ったとき、
何かのきっかけで小津安二郎の映画の話になりました。
ひとりは、小津安二郎の映画の世界がとても好き、
もうひとりは、うーん、退屈。
そんな話の中で、そういえば「娘を片づける」
という言い方があったなぁと思うのでした。

娘が片付かないと困るから、
お雛さまはさっさとしまわないといけない・・なんて。
だから、お雛さまはうっかりすると、
えぇ、もうあさっては三月よ、なんてあたふた出してきて、
お節句が過ぎたとたんに慌ただしく片づけたりしています。

準備と片づけが大変なお人形と違って、
一冊の本を本棚から出してくるくらいなら
忘れなさそうなものですが、
毎年、お雛様の季節に読み返そう・・と思いながら
過ぎたころになって、思い出して取り出す本が、
この「三月ひなのつき」
読み返すたびに、違う感じ方をし、
自分が年を重ねていることを知る本です。

作者は石井桃子、
舞台美術家の朝倉摂が挿絵を書いています。
お話の書かれたのが、1960年代なので、
挿絵に出てくるバスがボンネットバスだったり
映画の中でしか見たことのないような古い風景だったりもします。

主人公の女の子にとって
お節句の日はお父さんの命日でもあります。
お母さんと二人で暮らす少女が、欲しいと思うお雛様、
お母さんの思い出の中にあるお雛様
お互いを思いやりながらも、
生まれる葛藤と和解の話は、
今はもうないもの、今あるもの、
これからやってくるものを
年齢ごとに、感じさせてくれます。


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