空飛ぶ色いろnatsuno07

ようこそ! 
本に関すること、日々のこと、いろいろです。
ゆっくり遊んで行ってください。
文中敬称略とさせていただきます。
引用は青字にしています。

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author: natsuno07 ♀
絵を見ることが好き。 読書が好き。文鳥が好き。
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2008.11.30  ともだちは緑のにおい 


ともだちはみどりのにおい
ともだちは緑のにおい (きみとぼくの本)
(理論社 1988/12)
工藤 直子 文 長 新太 絵


どうしてかわからないけれど元気がでない、
気分転換、気分転換。
そんなときは軽い運動がいいんですよね、きっと。
だけど外に行くのもおっくうだ・・などなど、
どうしても、ぐずぐずしてしまう時、
工藤直子の詩は効き目があります。
よし、ともかく散歩行こう・・と思えます。

「ともだちは緑のにおい」には
ロバとライオンとかたつむりが出てきます。
彼らは草原のともだち。
(まるまるおしりの)ろばのための体操プランだとか、
(ゆううつな)かたつむり はげましのうた、だとか、
「憂いの顔」を鏡で練習するライオンだとか・・。
そんなお話と一緒に長新太の絵を見ていると、
ほんわかして肩の凝りもほぐれ・・。
そうこうするうちに、
「わしの背中に乗ってかたつむりは空を飛び・・・」


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2008.11.27  こねこのぴっち 


こねこのぴっち
こねこのぴっち (岩波の子どもの本)
(1954/12/10)
ハンス・フイッシャー 作 石井 桃子訳


このブログを始めてから教えていただいた絵本です。
全然知らなかったのですが、本屋さんによっては、
一緒にぬいぐるみや、絵ハガキも並んでいたりします。
知らない方がめずらしかったのかな・・・。

くしゃくしゃっとしたやわらかな線と
そこにのせられた清潔感のある色合いが、とてもきれいです。
昔好きだったチロリアン風のブラウスだとか、
ブドウや鶏の絵が描いてある南欧の絵皿を思い出しました。
この絵本の作家、ハンス・フィッシャーは、スイス生まれの画家で、
ぴっちは、1948年の作品。
1958年に49歳にして亡くなっています。
同じ地球上にいたことはないのに、
今もこうして絵本を楽しませてもらえる不思議。

子供のころから心臓が弱かったそうなので、
ぴっちのようにベッドにふせっていなくては
いけないこともあったのでしょうか。
ぴっちがおんどりのマネをしたり、
あひるのマネをしたりしている様子も可愛いのですが、
病気になってしまってから、大きなベッドに
小さく沈み込んでいるのがなんともいえません。
同じハンス・フィッシャーの
「ブレーメンの音楽隊」や「長靴をはいた猫」も、
こんどぜひ探してみようと思ってます。

善福寺公園でも、数匹のネコたちに会いました。
遠目に「ネコが二匹日向ぼっこしているなぁ」と思いながら
近くにいったら、一匹は大きなガチョウでした。
しかし・・実は、ガチョウに化けていたネコだったのかもしれない・・。
ぴっちみたいに水に入って風邪ひかないようにね。

zenpukukuro_.jpg
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2008.11.26  トロールの森2008 その3 


オアシス1
そして、こちら丸山芳子作「オアシス」
池のほとりにおかれたサイドテーブルに
公園の木々が映り込んでいます。
たいがい鴨たちがほけほけ日向ぼっこをしているあたりです。
一緒に覗き込んでいた小さい男の子は中に蝶々をみつけていました。
角度によっていろんなものが見えてきます。
もうそこに冬が来ているのですが、
光の感じでふと夏の公園も見えてくるようです。

善福寺公園は、西荻窪駅北口から徒歩20分くらい、
東京女子大学の北側にあります。
荻窪駅北口から関東バスの「南善福寺」行きで「公園前」下車
がいちばん楽ちんですが、本数は多くないです。
来年トロールの森に行ってみようと思われた方には、ご参考までに。
来年もあるのかな?
荻窪南口から徒歩20分ぐらいのところにある
善福寺川緑地公園とお間違えなく。
どちらも桜の木が多くて、春に訪れる人が多いです。

オアシス2


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2008.11.25  トロールの森2008 その2 


それなしではいられない

クローゼット?道具入れ?
サム・ストッカー作、「それなしではいられない」
中をのぞくと落ち葉と一緒に
折りたたみ椅子らしきものが積んであったりします。
野良ネコが何故かいそいそとあたりを見まわってます。
部屋みつけたよ〜、と思ってたとすると、
明日にはないのだよ、現実は厳しい・・・。

ユグドラシル
こちらは黒野裕一郎作「ユグドラシル」
ボート乗り場のすぐ近くの、この作品から見始めたんですが、
樹の間で光を集めていてすごくきれいでした。
で、そのすぐそばにサウリュス・ヴァリス作「黒い星」、
こちらはパァンと何かがはじけた瞬間のよう。
白と黒のこの二つの作品が響き合ってるような不思議な感覚でした。

どの作品もこの下手っぴな写真でお見せしないほうがいい気がしますが、
説明するのが難しいのであくまで、参考写真です。
もう終わってしまったので、本物を見に行ってくださいといえないのが残念。
「黒い星」は木炭を使っているそうです。
流星群の軌跡のような白い糸の間に浮かんでいる木炭には
ぬくもりがあって、
そこにゆっくりと落ち葉が降りかかっていました。
黒い星

関連記事 in my blog: トロールの森 2008 その3


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2008.11.24  トロールの森2008 その1 


池のほとりでは、コーヒーをご馳走してくれるコーナーもありまして、
葉がはらはら散るのを眺めながら、
りんごのケーキまでいただいてしまいました。
有志の方が作られたそうですが、ほんと美味しかったです。
おっといけない、食欲の秋方向に・・。
どの作品もごく自然に公園の中に溶け込んでいるので、
どこかな、どこかなと探すのが楽しいです。。

20081125232901.jpg

鳥好きのわたしが好きだった作品は、
ディアナ・ラダヴィシテ作「小鳥の小道」
ふわふわした羽根が樹の根本にきれいな円をえがいて
ぐるぐるまわっているように見えます。
桜の樹がふわっと飛びあがりそうにも、
雲から突き出しているかのようにも。
日差しに鳥の羽のぬくもりが加わってやさしい。

torikoya.jpg
それから、園内のあちこちにある、高島亮三作「Maison d’oiseaux.」
小鳥の巣箱なんですが、たて笛みたいに見えて、
鳥の声が聞こえてきそうです。

そして、公園の土手をちょっと上がった小高い場所に、
川上和歌子作「青空アパート」
「わ〜い、みっけ」という感じの楽しい作品。
しかし実はこの明るい作品に遠い昔の心の痛みが・・・。
川上さんはむかし友達のインコを逃がしてしまったことがあるそうです。
そのインコがどこかでこんなふうに暮らしていてくれれば
・・と説明書きにありました。
もし友達が自分の鳥を逃がしちゃったら・・
こりゃ、えらいこっちゃです。
「いいよ」とはなかなかいえない。
でも、こんな「ごめんね」を見たら・・泣ける。
逃げたインコがこんなにぬくぬくと幸せそうに遊んでいる、
「青空アパート」が、どこかに本当にあったらいいなぁ。

20081125235952.jpg

関連記事 in my blog: トロールの森2008 その2


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2008.11.23  雑木林の中に 


tororu.jpg

きらきらのいいお天気で・・。
しかして、土曜日は歯医者さんのあと、仕事。勤労感謝の日も仕事。
ではありましたが、
「てくてくなみすけ」のブログで知った
「トロールの森2008」で、
芸術の秋と、紅葉をいっぺんに楽しんできました。
ありがと〜なみすけ。
なみすけくん・・は杉並区のキャラクターです。
ある人が、「なに?大根のしっぽ?」と言いましたが違います・・。
それを聞いていた練馬区(大根が有名)在住の人が、
「大根?それなら、うちの区では、ねりすけを」
なんて言ってましたが・・・大根じゃないです。

「トロールの森」は善福寺公園で開かれている、
野外アート展です。2002年からもう7回目。
ずっと杉並区に住んでいるのに全然知りませんでした。
善福寺公園は武蔵野の雑木林の中に池がある気持ちのいい公園です。
その空間から、自然のメッセージが届くような・・・素晴らしいものでした。

関連記事 in my blog: トロールの森2008 その1


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2008.11.22  二度とふたたび 


oshiro.jpg
仕事が終わってから、春日通りをテクテク西へ西へと歩いて、
ちょっと横道にそれて下っていくと、
空から降ってくる、ひやぁあという声。
東京ドームシティのサンダードルフィンから
聞こえてくる歓声(悲鳴)です。
いつもながら暗い路地をずっと抜けて、
光の渦に巻き込まれるのが快感。
ここ数年で建物が増えたり何だりで、
元がどんなだったかほとんど思い出せません。
例年のイルミネーションに加えて、
新しく氷のお城みたいなイルミネーションが増えてました。
夏はいいけど冬はちと寒い、
ラクーアじゃないほうの噴水のあたりです。

後楽園遊園地が新しくなってしばらくしてから、
メリーゴーランドがやってきました。
オールドファッションな感じで、見るだけでも楽しいです。
メリーゴーランドは、「帰ってきたメアリー・ポピンズ」が
再び去って行ってしまった時に使った乗り物。

「風に乗ってきたメアリー・ポピンズ」は
Au revoir(また会いましょう)
というフランス語の手紙を残して西風に吹かれて飛びたちます。
それが一度目。そして、二度目。
「どんなことにも終わりがある」という言葉と、
往復切符を手にメアリー・ポピンズは去っていきます。
終わるけれど終わらないかもしれない、
このメリーゴーランドの別れが三度の別れの中で一番好きです。

メリーゴーランドで回っているときほど、
世界の中心近くにいるようなことは二度とふたたびないでしょう
・・そのことを子供たちもわかっているようでした。


幾分はしょりましたが、そのような文章があります。
お互いが二度とふたたびない今この時を感じながら別れる・・
この賑やかで明るくて輝いている場面がとてもいいと思うのです。

merrygoround.jpg


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2008.11.20  ちいさいおうち 


ちいさいおうち
ちいさいおうち (岩波の子どもの本)
(1954/04/15)
バージニア・リー・バートン 作 石井 桃子 訳


お茶の水の駅から水道橋駅方向へ線路沿いに下っていく途中に、
ひそかに「ちいさいおうち」と思っている建物があります。
壁がレンガ色の古いビル。
絵本の「ちいさいおうち」とちがって、
きっと、この東京にいてもいいと思ったのだ・・
と勝手に決めてます。

神田から本郷にいたる界隈には、古いビルが多いです。
そのたたずまいは、これといって装飾的なわけじゃないけれど
独特の風格があります。
そこに出入りしてきた人間たちの
時間の重みがそう感じさせるのだと思います。
本郷三丁目の駅から春日通りの方に歩いて行くと
近江屋洋菓子店という、ケーキ屋さんがありまして、ここのレーズンビスキー
(袋を見るとビスクゥイと書かれてます)が頭をよぎると、
決して通り過ぎられずにガラスのドアを押してしまいます。
(自動ドアじゃない)

大きなケーキのショーケースがあって、
奥のカウンターではセルフサービスでお茶ができるようになってます。
天井がものすごく高いから舞台裏に紛れ込んだような気がします。
奥のとまり木に座ってお茶をしている人が、
芝居の稽古中のように見えます。
わざとそうしているわけじゃなく、
もうずっとそうなんだから、こうなんだよ、
というレトロな雰囲気です。
とはいえ、お店のホームページを見ると
ビルは1974年に出来ているそうなので、
それほど古いビルではないようです。

人の往来を、じっと見ていたビルたちは、
あとどれくらいここにいてくれるのか・・。
もっともビルがかわっても、何が変わっても、
変わらないものがあると思うのです。


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2008.11.19  ムーミン谷の冬 


むーみんだにのふゆ
ムーミン谷の冬
(講談社文庫 2011/06/15)
トーベ・ヤンソン 作 山室 静訳


雨が降っている遊園地みたいに静かで寂しい「ムーミン谷の11月」と違い、
冬眠の途中で目覚めてしまったムーミン登場で、
がぜん世界が生き生きとします。
緯度の高いフィンランドの、太陽があがらない冬。
幻想的な景色の描写は、
やはり本で読むのがいちばんじゃないかと思います。

本の中でムーミンと会うのはよく考えるとはじめてでした。
なかなかに男の子らしくて、それほど「もじもじ」した感じではありません。
冷たい冬景色に対して断固抵抗の歌をうたっちゃったりしてます。
その怒った顔の挿絵がかわいいです。
目が覚めてしまったムーミンは時々眠っているおかあさんのところに行きます。
死んでしまったリスのために黒いリボンのありかを聞くところありました。
そこがおかあさんのふしぎ。
眠ったまま、それはたんすのどこどこ・・と教えてくれます。

前にオホーツクの流氷を見に行ったことがあります。
すでに氷は接岸していて陸も海も区別がつかない真っ白な平原のようでした。
録音された「流氷鳴り」の音を聞かせてもらいました。
少し悲しげに、くぐもった音でした。
春が来て、この流氷が割れる瞬間は、
さぞドラマティックだろうと思います。
ムーミン谷も、氷が割れる大きな音とともに春が来ました。
その吹き抜けていく風の感じがほんとうに気持ちよさそうでした。

冬来りなば・・・。でも、まだまだ春は遠い。
東京も気温がさがってきました。

関連記事 in my blog: ムーミン谷の11月,   水仙月の四日


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2008.11.18  だるまさんが・・・ころんだ!? 


あ
あ (こどものとも絵本)
(福音館 2008/11/15)
大槻 あかね


こんな絵本が本屋さんで平積みになってました。
「ふふふ」な楽しい絵本です。
針金でできた・・小っちゃな「誰か」が
自由にあちこち動き回ってます。
時々短く声が聞こえてくるのも面白いです。
七味唐辛子の瓢箪に抱きついてたりします。
(・・そんなことをして、辛いのが
目に入ったらどうするのとおもう・・・
けれど、抱きつきたい気持ちもわかるような。)

前に「たけしの誰でもピカソ」に出てきた、
スポンジのTくん(スペインの人形劇団
ジョルディ・ベルトラン・カンパニー。

これも、すごく面白かったです。
Tくんが飛び込み台から飛び降りようと
意気揚々と向かっていくけれど、
いろいろハプニングが起きるんです。
横でギターをひいてくれているおじさんに、
タイミングが合わないと文句つけたりしてます。
草笛みたいな音が、メロディになったり、
話し声になったり。
単純な人形なのに、気持ちがありありと伝わってきます。
文字のない詩なのだそうです。


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2008.11.16  100万匹目の羊 


100ひきめのひつじ
100万匹目の羊 (中公文庫―てのひら絵本)
(2004/04)
坂崎 千春


「眠っている間は孤独じゃないね。」というようなことを、
アニメの中のスナフキンが、冬眠の前のムーミンに言っているのを聞いて、
ふうん、と思って眠った夜。
孤独じゃなかったのかもしれないけれど、悪夢を見ました。
夢の中で寝て、そこで金縛りにあってもがいているという夢。
そこから起き上がるためには、まず夢の中で起きて、
それからもう一度、ほんとうに起きないとだめという。
それでも起きた時、とりあえず眠ったんだな、と思えるとほっとします。

眠れない・・これがどうにもこうにもほんとうに、辛いのです。
悪夢よりも・・と言い切れるかどうかはわからないですが。
そんな、眠れない人が数える羊の、100万匹目の羊くん、
「モコ」が主人公のこのお話。
わたしとしてはできればモコに会うまえに眠りたい・・
眠れない夜の願いは切実にそれだけです。
でも、このモコも実は眠れないくらい苦しんでいました。

さすがに100万匹目を数えるほど眠れない人はめったにいない。
自分は何のためにここにいるんだろう・・なんて。
モコは1000年待っても誰もこない場所で、ついに苦しさのあまり、
もう眠ってしまおうと羊を数えはじめます。
そして、眠れないまま、ついに100万匹目を数えて、
自分のところまで来てしまいます。
苦しんだあげくにたどりついた自分。
モコはみつけた自分にメフェメフェ笑ってしまいます。
泣き笑いのような・・そんな、自分の場所で、
モコはどうにか立ち直ることができました。

眠れない理由は世の中にどれほどあることか。
それでも、どこか遠いところに眠れない自分を待っているモコがいる、
そう思うと少しは勇気も出るかもしれません。
わたしの周りには、枕に頭がついた次の瞬間には眠っている・・
といううらやましいひとが結構いまして、
そんな人にはまったく無縁のお話ですが、
ほんと・・眠れないって辛い。
それからモコがどうしているか?
どうぞぜひ読んでみてください。


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2008.11.15  ロスレイエスマーゴスと「プラテーロとわたし」 


ぷらてーろとわたし
プラテーロとわたし〈春・夏〉 (フォア文庫)
(理論社 1990/05)
J.R. ヒメネス 作 伊藤武好 訳
長 新太 絵


今週金曜日もまたスペイン料理でした。
7時を回ったところでお店につくと、すでにお客さんがいっぱいで、
いいにおいが漂っています。
ずいぶん前に一緒にスペインを旅行した友がみつけたお店、
参宮橋の駅から路地をちょっと入ったところです。
音楽はかかってないお店ですが、こうお皿が登場してくると、
「ジャジャジャン」とフラメンコギターが鳴りそう。おいしかったです。

お店の名前は、ロスレイエスマーゴス
なになに?ろすれいえすまーごす、ろすれ・・い?・・・・・
言えてないなりに
何気にスペイン語の響きはきれいな気がします。

帰りは、明日になれば満月になる月がもう空の高いところに。
水にゆっくり墨をながしたらこんな感じ?
夜に井戸の中をのぞいているみたいな。
El pozo!
英語のリーダーに「プラテーロとわたし」の中の一部が載っていました。
最初だけスペイン語の「井戸」を意味する単語が出ていて、
辞書にない、と思った記憶があります。

ロバが水をのんでいる向こうには、ぶどう畑がつづいている・・
そんな牧歌的な風景がいいなと思って読んでいました。
それで大人になってから翻訳で全部読みましたが、
ロバや丘やオリーブの樹が映っている映像を見ながら、
スペイン語で朗読されているほうが、
伝わるかもしれない・・そんな気がしました。
たとえ言葉の意味がわからなくても。
音が聞こえてくる、色が見えてくる、
歯ごたえがある、のどが渇いてくる・・
いろんな感覚がくっきりしてくる・・
そんな感じで。

hotate.jpg


関連記事 in my blog: プラテーロとわたし


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2008.11.13  ディルフィーヌ 


「野ブタ、をプロデュース」に忌野清志郎が演じている、
本屋のおじさんが出てきました。
和服で竹刀もってる・・ディルフィーヌって
ペンネームで著書もあるらしい・・。
「美男美女以外立ち読み禁止」とか張り紙多数、
その名も強欲堂。

このドラマの脚本家の、
別のドラマ(すいか)が好きだったので、
初回だけ見たのですが、いじめの話みたいなので、1話で脱落。
それからだいぶたって友達から、ものすごくいいからともかく見てごらん、
と言われてDVDを借りて見てみたら、
ほんとうにおもしろかったです。

いじめっこに追っかけられた女の子が
強欲堂に駆け込むシーンがありました。
ディルフィーヌは女の子にコーヒーを御馳走しながら、
ここは僕が作った世界・・と満足そうにいいます。
本屋さんは人生の安全地帯・・・・?

わたしは本屋さんにくるとほっとします。
旅行中でも本屋さんをみつけると、ひと安心。
特に外国・・・・言葉は読めなくても、
料理の本とか、経営のコツだとか参考書だとか
雰囲気だけはわかる本が並んでいるのを見ると、
「とりあえず、何とかなる」気がします。

新宿の紀伊國屋はサザンテラスにお店ができてから、
きれいだから、そっちばっかり行きますが、
その昔は高野フルーツパーラーとはす向かいのお店しかなかった・・・。
カレーの匂いがしている階段を、えっちらおっちらのぼって、
たいていは試験前に英文読解の授業の訳本を探すなどという切羽つまった感じで・・・。
助けを求めて・・・。
本屋さんにはたいがい「ディルフィーヌ」がいる
・・・かな。いないよね・・。

関連記事 in my blog: すいかのたび


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2008.11.10  ふしぎなふしぎなバオバブの木 


bobabu.jpg
ふしぎなふしぎなバオバブの木 童心社 1989
妹尾猶 作 ユノ セイイチ 絵

せいせいとしたアフリカの景色が出てくる絵本です。
ずっと、バオバブは「星の王子様」に出てくる、想像上の樹なのだと思ってました。
うっかりほおっておくと「にっちもさっちも」いかないほど
育ってしまうおそろしげな樹。
ネットを検索してみると、アフリカの大地に根を下ろした
バオバブの写真がいろいろ見られます。
何しろ大きく育った樹がほとんどで、これが根づいて、すくすく育つと、
確かに「星の王子様」の小さな星ではたまらないと思います。
いくつか種類があるようで、「星の王子様」の絵は、
セネガルに生えているバオバブ。
アフリカの平原からすくっと立ったバオバブは、ユーモラスな宇宙人のようです。
果物も食べられのだとか。
この絵本は、そんな樹のふしぎなお話。

留守番している男の子のところにやってきた旅人のうさぎとハイエナ。
泊めてほしいというので、それならひとつ約束が・・。
もうすぐおとうさんとおかあさんが、帰ってくるけれど、
おとうさんが、よいしょっと集めてきた薪を投げ出す時は、
いつも、はらりっと腰に巻いたものがとれて裸んぼうになっちゃう。
「だから、それを笑わないでね」と男の子はいうのです。
うさぎは笑いません。笑いをこらえているうさぎの顔や、
バオバブの高い枝に登っているおとうさんをみあげている男の子の顔がかわいいです。
でも ハイエナは笑っちゃった・・。

男の子の家の近くのバオバブの樹にはふしぎな力があって、
おとうさんが、ひょいと投げた棒が枝の間を通り抜けて落ちてくると、
素敵なものや、ヘンなものに変わって落ちてきます。
それで笑わなかったうさぎくんには、お嫁さんが、
笑ったハイエナくんにはボカスカ殴る棒を持った男が落ちてきました。

色使いで、移っていく時間ごとの光や、空気の温度まで伝わってくるようです。
ハイエナはちゃんと逃げられたかな?
わたしも、おかあさんとおんなじで、
ちょっとハイエナが可哀想だと思いましたけど。
最後は、ふしぎなバオバブの樹が、しいんとした夜の空気の中に立っています。
アフリカの自然の厳しさと優しさを感じさせる、静かだけれど寂しくない風景です。

関連記事 in my blog: まじょのおとしもの  青い鳥


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2008.11.09  ノーチラス号の行方 


かいていにまんり
海底二万里 (岩波少年文庫 572)
(2005/08/20)
ジュール・ベルヌ 作 私市 保彦 訳


軽い気持ちで手にとった「海底二万里」ですが、
読み終えたら結構重いことに・・・。
どうして海底を歩くかな、泳げばいいのになんてことを思ったりしながらも、
とりあえずアトランティス遺跡で海底火山の噴火を見たり、
南極の氷河の下を凍りつきながらも脱出したりするシーンは
へぇへぇへぇと思いながら読んでました。
が・・・。

どこの国がどこの国に、ということはいっさい明かされていないけれど、
ネモ船長は、復讐心にかられている人でした。
ただ海の世界を愛してる、心優しい引きこもりくん、ではなかった。
SF映画なんかではありがちな設定ではあります。
なにしろフィクション
でも、アロナックス博士が潜水艦の窓から目撃した光景は、
7年前の9月11日、テレビで見たあの映像を
ありありと思い出させるものがありました。
隔絶したこちらがわで、窓の外を見ているような・・。
ほんと、いたたまれなくなりました。

「わたしには夢がある。」
アメリカ大統領選挙直後、ニュース番組では、
キング牧師の1963年のスピーチをたびたび引用していました。
夢を実現するということは・・・・。
憎悪や復讐心、孤立や妄執、貧困や病気、
奇妙な形の人間のこころに立ち向かうこと・・。

歩き出そうとするチャンスを得たに過ぎない、
そんな覚悟をにじませ次期アメリカ大統領は言います。
「わたしたちは変わることができる」
とはいえ変わることは、
夢を持ち続けることと同じように難しいことです。
どう変わりたいのか、どうやって変わっていくのか、
だけど変えてはいけないものが何なのか、
かつて少年少女のように見た夢を
大人の心で実現していかなきゃいけないのが、今という時代なんだなぁと。
ほんと、気が重くなっちゃいました・・・。


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2008.11.06  まじょのおとしもの 


まじょのおとしもの
まじょのおとしもの (こどものとも絵本)
(福音館 2008/03)
油野 誠一


線だけで描かれている青い鳥の挿絵も素敵でしたが、
こちらは全ページカラー。
ぱっと目に飛び込んでくる黄色とエメラルドグリーンに、
やわらかくブルーとピンクが混ざる色調がきれいです。
表紙の、太陽の光を背中にあびている、
屋根の上のニャンコの後姿がいいのです。

これは・・色鉛筆、絵の具?クレヨン?
自分も絵が描けたら楽しいだろうなぁと見入ってしまいます。
見ているだけでも、
ひろみちゃんと一緒に空を飛んでいるみたいな楽しい気分。
かなたからやってきた、
空飛ぶ絨毯の男の子もなんだか変なやつで面白いです。
びゅんびゅん、飛ばしていくひろみちゃんはとうとう、
危ない目にあうことになりますが・・・。


関連記事 in my blog: ふしぎなふしぎなバオバブのき  青い鳥


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2008.11.05  つきのふね 


つきのふね
つきのふね
(角川文庫 2005/11/25)
森 絵都


「海底二万里」を読みながら、
森絵都のこの小説のことを思い出していました。
出てくるのは潜水艦ではなく宇宙船ですが。

あたし(さくら)は今、植物になりたいほどの絶望感の中にいます。
万引きで捕まった日を境に、
大親友の梨利と気まづくなってしまったからです。
その日、店長にしぼられていたさくらを逃がしてくれたのは、
24歳の青年、智でした。
彼にはさくらのSOSが聞こえたのだというのです。
智のアパートに行って、ミルクコーヒーを御馳走になると、
ほっと心がやすらぐ一方で、
宇宙船を設計しているという智の言動に病の影も感じています。

さくらが智や梨利のことのことを心配するのと同じように、
同級生の勝田くんはさくらと梨利のことを心配します。
智にいたっては全人類を心配して宇宙船を設計しています。
誰もが、自分のこともままならないのに、人のことも心配でならない。

深刻な内容をいくつも含んでいるけれど、
どこか笑えるさくらと勝田くんのやりとりがいいのです。
そんな彼らがようやく見つける月の船。
それが何なのか・・。
ラストの言葉がこころに響きます。


関連記事 in my blog: 宇宙のみなしご


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2008.11.02  ムーミン谷の11月 


むーみんだにの11がつ
ムーミン谷の十一月
(講談社文庫 1980/10)
トーベ・ヤンソン 作 鈴木 徹郎 訳


ムーミンシリーズのどのお話だったか、
小学生の頃、学校の図書館で借りてきたものの途中で投げ出した記憶があります。
難しかった。
北欧の自然に想像力が及ばなかった上に、
詩的な表現についていけなかったのだと思います。
大人になって手に取った、これはなんと「シリーズの一番最後のお話」
逆からムーミンの世界に入り込んでしまいました。

「ムーミン谷の11月」には、最初から最後までムーミン一家は出てきません。
彼らはどこかに旅に出ていて留守なのです。
冬を迎えるムーミン谷はさびしくて、雨が続き、寒さは増し、孤独感に覆われています。
そんなシーズン、人恋しい気持ちで、ムーミン一家に会いに来る面々が
なんともちぐはぐな「一家」もどきになるのです。

お掃除やお料理が得意だけれど、怖がりで自信のないフィリフィヨンカと、
眠るときは自分で自分に物語を聞かせるさびしいホムサ・トフト。
この二人がわたしは特に好きでした。
フィリフィヨンカは全体的に格好悪い人なのです。
(人じゃないんだけど)
お掃除をしているうちに屋根から落そうになり、
そのあまりの恐怖から、自分の孤独な状況にいたたまれなくなります。
それで思い立ってムーミン谷まで出かけてくるのです。
普段は対人恐怖症に近いようなタイプ。
そんな彼女が夜、台所のゴミを捨てに外に出て、
スナフキンのハーモニカの調べに我を忘れて耳を傾けるところがいいのです。挿絵も。

集まってきた面々は最後にみんないなくなり、
ホムサ・トフトだけが、旅から帰って来たムーミン一家を桟橋に出迎えます。
お話の方は出迎えにいくだろう・・というところで終っていますが、
最後の挿絵はホムサ・トフトが桟橋で腕を広げているところなので、
出迎えたに違いないと思います。


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