空飛ぶ色いろnatsuno07

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2016.07.05  SL銀河でみつけた絵本 


銀河鉄道
銀河鉄道の夜
(ミキハウス 2013/10)
宮澤賢治 作 金井一郎 絵

SL銀河の2号車には、宮澤賢治の作品をあつめた書棚があって、
「銀河鉄道の夜」は文庫も絵本も幾種類か置かれています。
その中で、手に取ったのがこの絵本。
「陰り絵」と呼ばれている方法で作成された絵で、
黒のラシャ紙に穴をあけて、そこから光を通すことで描かれているそうです。
「銀河鉄道の夜」や「風の又三郎」は
挿絵がない方がいいなとずっと思っていましたが、
この絵本は絵があってこそ、はじめて気づくことがありました。

銀河鉄道の夜は、天の川を説明する
授業風景からはじまります。先生は言います。
「つまり私どもも天の川の中に棲んでいるわけです」

乳の流れたあと(ミルキーウェー)と言われたり、
川だといわれている銀河
地球もまたその小さなまたたきの一つです。
そこで川に落ちた友を助けようとしておぼれたカンパネルラと
病身の母のために牛乳を取りにいくジョバンニが
夜汽車に乗り合わせ不思議な銀河の世界を体験します。

でも現実世界の夜の川面は無情に星空を映すばかり、
子を失った父親(博士)が立ちすくんでいます。
この悲しみのなかにある人が、ジョバンニにとっては嬉しい
ニュースを伝えてくれます。
ジョバンニはもういろんなことで胸がいっぱいで
なんにも云えずに博士の前をはなれて
早くお母さんに牛乳を持って行って
お父さんの帰ることを知らせようと思うと
もう一目散に河原を街の方へ走りました


悲しみも喜びも同時に存在する
物語の終わりが、最初の学校の先生のことばと、
環になってつながった感じがしたのはこの絵本が初めてでした。

もう一つ、きのうの記事に書いた張子の鳥と同じコーナーに飾られていた、
版画がとても素敵でした。
岩手出身の大場冨生の作品です。
山頭火の句と版画がコラボしている本があるそうなので
見てみたいなと思うのでした。

銀河鉄道0
これもまた「銀河コレクション」のひとつです。

関連記事 in my blog: 星と森と絵本の家

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2016.03.20  アシェンデン 


アシェンデン
アシェンデン―英国情報部員のファイル
(岩波文庫 2008/10/16)
サマーセット・モーム 著  中島 賢二 訳

「ABC怪事件」と同じ人が挿絵をしている
「学園の名探偵・スパイの秘密」を読んでみました。
「スパイの秘密」はサマーセット・モームの「アシェンデン」から
いくつかの話をまとめているもので、
「子供の読みもの」としてはかなりシビアな内容です。
サマーセット・モームは、実際に
イギリスの諜報機関で働いていたそうで、
短いいくつかのエピソードは、モノクロ写真のように
冷たい感触と悲惨な現実を映し出しています。

例えば、ある綺麗好きのアメリカ紳士が
クリーニングから戻ってきたシャツをかかえたまま
銃撃され血みどろになって死んでいる
それだけのシーンが、多くのことを物語ります。

英国スパイ、アシェンデンが諜報活動をしたのは
第一次世界大戦中のこと。
本文にも簡単に説明されています。

「当時、ドイツ側は、インドに駐留する
イギリス軍隊をくぎづけにしておくために
インドに内乱をおこそうとして、ひっしに地下活動をつづけていた」

また、巻末に「読書の手引き」という滑川道夫の文章があります。

「その残忍さは、いうまでもなく
戦争というものの残酷さのあらわれにほかなりません。
相対する生きるか死ぬかの戦争は、形をかえてあらわれるとしても
そこにはこうしたスパイの恐怖があらわれるでしょう」


かつて小学生だった私はこの全集の中の
「モルグ街の怪事件」で恐怖のどん底におちたものです。
子供たちに「サスペンス」の意味を考えさせるための
入り口に「少年少女世界推理文学全集」があったのか。
この本の表紙も、密告や疑念を感じさせる紫と緑と
ブラインド越しに外を見ているような感覚があって印象的です。

関連記事 in my blog: ツヨイ味方, ABC怪事件

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2015.12.22  クリスマス・キャロル ふたたび 


Christmas Carol2

わたしの持っている「クリスマス・キャロル」は、
この古い箱入り岩波少年文庫です。
1967年に改版されて、1972年 23刷。
てっきり新装版の岩波少年文庫の挿絵も同じかと思っていましたが、
今のはジョン・リーチによるもので、
原書の初版とぼぼ同じものだそうです。

古い本の挿絵画家は佐藤敬。
すべて白黒で、そんなにたくさん挿絵が入っているわけではありませんが、
クリスマスキャロルといえば、この挿絵を思い出すくらいに
頭に焼き付いていました。
スクルージがマリーの幽霊に会うシーンや、
「現在」をつかさどる霊の姿など
原書の挿絵と似せて描かれているものもあります。

最近、鎌倉の美術館でこの佐藤敬の油絵「少年像」を
見たときに、とても惹かれたのですが、
あとからこの「クリスマス・キャロル」の
挿絵を描いた人だと知ってびっくり。
どうやら、子供の頃から、
わたしはこの人の絵に引き込まれるようです。
経年劣化のはなはだしいこの本ですが、
大事にしようと思うのでした。

関連記事 in my blog: クリスマス・キャロル,  鎌倉から始まった 初秋
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2014.12.01  こぎつねルーファスとシンデレラ 


20141130 ルーファス
こぎつねルーファスとシンデレラ 岩波ようねんぶんこ
(岩波書店 1992/09/10)
アリソン アトリー 作 石井 桃子 訳

アリソン・アトリーの動物が主人公になっている童話は
「こぎつねルーファス」「こぶたのサム」「グレイ・ラビット」「チム・ラビット」など
シリーズものになっていて、たくさんの本が出版されています。
日本でも、たくさん翻訳が出版されましたが、
今は多くが版元品切か、絶版です。

少女時代、豊かな自然の中で育ったアトリーの物語は、
動物たちをとりまく環境の描写が生き生きしています。
「こぎつねルーファスとシンデレラ」は
真っ白な「うさぎのシンデレラ」が出てきますが、
お話の中心はどちらかというと、サーカスがやってきたこと。
表紙の絵は、やってきたサーカスを子ぎつねたちが望遠鏡で見ているところです。
サーカスの話は「農場にくらして」にも出てきましたが、
そのキラキラ感、不思議感、高揚感が
シンデレラの舞踏会の華やかさと
限られた魔法の時間というスリルに重ね合わせられているのです。

アトリーの翻訳童話は、こぶたシリーズが「ぐりとぐら」のやまわきゆりこ画
「チム・ラビット」が「ももいろのきりん」の中川宗弥画
などなど、挿絵の素敵なものが多く、
この「こぎつねルーファス」のキャサリン・ウィグルズワースの絵も
とても愛らしいものです。

関連記事 in my blog: 時の旅人,  農場にくらして

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2014.11.30  ダレシラヌ国の「ガラスのくつ」 


エレナ・ファージョンの「ガラスのくつ」の中で
エラ(シンデレラ)は「ダレシラヌ国」の王女ということになっていました。
英語のなんという言葉の訳なんだろう?
と思ってAmazonで原書を探すと、エレナ・ファージョンの本はほとんど古書ばかりです。
よく探せばあるのかもしれませんが、
ファージョンに限らず、アトリーや、エインズワースのような作家の本は
本国でも、ごく有名なタイトル以外は絶版になっています。
日本では現役の翻訳本も
版元品切れになったら、再版予定未定のまま
いずれ消えていってしまうのかもしれません。

わたしがはじめてファージョンの「ガラスのくつ」と「銀色のしぎ」を読んだのは
小学校の図書館でした。
今の岩波書店から出版されているものではなく
講談社から出ていた「国際アンデルセン大賞名作全集」の中に入っていたもの。
とても丁寧につくられた、今ではあまり見られないような立派な本です。
「ガラスのくつ」はE.H.シェパードの挿絵に、石井桃子訳なので、
岩波書店の本と内容は同じ。
「銀色のしぎ」の方は、挿絵も翻訳家もちがっていて、
阿部知二訳、瀬川康夫 絵です。
このブログをはじめてから、古書でこの本2冊を見つけました。
さほど高くはなかったので、即決。
かつて繰り返し図書館で借りた本が何十年もたって
「うちの本箱の本」になりました。

ゆめがむなしいことではない
「ダレシラヌ国」にいきたいか。
しあわせは とわにつづき
ねがいのかなう国にいきたいか
おろかでかしこい 道化よ 道化
「ダレシラヌ国」を王子にしめせ

「ガラスのくつ」のラストに歌われる歌です。
あらためて、いいなぁと思いながら読み終えました。

ガラスのくつ


関連記事 in my blog: 銀色のしぎ, 農場にくらして, ねこのお客

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2014.11.29  ガラスのくつ  


ガラスのくつ (ファージョン作品集 7)
(岩波書店 1986/02/26)
エリナー・ファージョン

ファージョンの物語も、ディズニーと同じく
ミュージカルのようなリズミカルな展開になっていますが、
シンデレラストーリー、イコールサクセスストリーという感じより
受難と復活という昔話の普遍的テーマがもっと色濃くなっています。

シンデレラ(灰かぶり姫)というあだ名で呼ばれるエラ。
岩波書店の本の表紙は、
冬の森でお腹を空かした小鳥たちにエラが自分のパンをあげているところです。
エラは若い娘ですが、同じファージョンが書いた
「マーロンおばさん」と同じ優しさがあります。
ただ耐え忍んでいるだけじゃない、おちゃめで陽気なところもあります。
そしてこうした小さな生き物たちや、日々の労働をささえる道具たちの精が
雪や氷にとざされた冬のような苦境におかれた少女を助けます。
エラに魔法をかける妖精が現れるとき、まず
「チューイ、チューイ」と小鳥のさえずりが聞こえてくるのは、
鳥好きにはちょっとうれしいところ。

エラは木の枝のようなしなやかな生命力を持っています。
ラストは花がいっせいに咲き始める春のようです。
挿絵は「銀のシギ」や「たのしい川辺」と同じE.H.シェパード。
髪をポンパドールに結い上げているけれど、全然いけてないお姉さんたちの絵や
エラと仲良しの台所道具の仲間たちの絵が楽しいです。

関連記事in my blog: 銀のシギ, マーロンおばさん,  ディズニーのシンデレラ

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2014.06.01  ハチドリの標本と黄色のトマト 


hachidori.jpg
(カラーダイアモンドの上をホバリングするハチドリ)

「石の世界と宮澤賢治」の続きです。
「十力の金剛石」からハチドリと宝石も展示されていました。
自然界にふりそそぐ露こそがダイアモンドであったという童話です。

 たそがれぐもの
 さすらいの鳥
 ひかりのおかの
 このさびしさ


別の作品で、やはりハチドリが出てくる「黄色のトマト」という童話があります。
美しい黄色に実ったトマトを「黄金」だと思っていた兄妹が、
それを代金に見世物小屋に入ろうとして拒絶されたというお話。
語り手は博物館の剥製のハチドリ、聞き手は少年時代の「作者」です。

剥製は、場合によっては見世物と紙一重ですが、
このハチドリは標本として「希少価値」を伝えていく使命を帯びているのでしょう。
何に「価値」を見出し、どう「見る」のか。
この短編童話は、世のため人のため自己犠牲を払う「火山局の技師」を描いた
「グスコーブトリの伝記」にもつながっていくものです。
「気のいい火山弾のラスト」で、火山弾が言う
私の行くところは、こゝのやうに明るい楽しいところではありません。
けれども、私共は、みんな、自分でできることをしなければなりません。

その言葉も思い出されたりするのでした。

降矢ななの描く「黄色のトマト」は、
わたしのイメージしていた世界とは違ってぐっと外国風の世界でした。
サーカス団が行列で通過していくシーンが特に迫力があります。
いかにも、子供たちが一瞬にして心奪われ
追いかけていってしまうだろうという、魔力があります。

kiirotoma.jpg
黄いろのトマト
(ミキハウス 2013/10)
宮沢 賢治 作  降矢 なな 絵

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関連記事 in my blog: ひめねずみとガラスのストーブ,  石の世界と宮澤賢治