空飛ぶ色いろnatsuno07

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2015.04.13  父が消えた  


chichikie.jpg
父が消えた
(文藝春秋 1981/3/10)
尾辻 克彦

自分的にも世間的にも遅ればせなこのブログ。
昨年の秋、赤瀬川原平(尾辻克彦)が亡くなったというニュースを見たのは、
安西水丸の展覧会を見た直後でしたので、二重にがっくりしました。

赤瀬川原平の絵は
かつて白水社から出ていた「新劇」という月刊誌の
表紙で見たのが最初だったと思います。
その後、エッセイや小説、それに宮武外骨ことを書いた本を夢中で読みました。
亡くなった頃に千葉の美術館で展覧会が開かれていて
是非行きたかったのですが、ついに時間がとれず行くことができませんでした。

せめて、読み返そうと思っていた「父が消えた」を
ようやく最近読み返しました。
この小説を読む返すのは二回目で、
一回めはわたし自身の父が死んだ時です。
別の小説「国旗が垂れる」とごっちゃになっていて
あれ、こういう話だっけと思いましたが、今回もまた同じく。
何度でも同じようなことをしているのでした。
でも尾辻克彦の小説は、そういうちょっとした思い込みや
勘違いや、物忘れを、ぐるぐるたどっているうちに
ふっと飛び立つような、解放されるような感じがあるのです。

これも、やはり前に読み返したときに思ったことですが、
とりわけ「胡桃子ちゃん」が出てくる父子家庭の話が好きだなと。
この短編集にも「お湯の音」という
「胡桃子ちゃん」の出てくる話があります。
芥川賞受賞後に書かれた短編です。
そのめでたさ、そのほっとする感じ、
昭和臭さ、そして変なお父さんぶりが好きだったなと。
だからやっぱりちょっと違うような気がしたけれど、
追悼の気持ちで手に取るのはやっぱりこの一冊
「父が消えた」だなと思うのでした。

関連記事 in my blog: 安西水丸 地球の細道  あんじゅう

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2009.08.30  月の裏側 


柳川は北原白秋のふるさとで、船を下りてすぐの場所に記念館があります。
その昔は造り酒屋だったという生家は立派なものでした。
白秋のイメージはどちらかというと南蛮風だったのですが、
柳川はむしろAsian Beautyな町でした。

柳川に行ってみたかったのは、数年前に読んだ
恩田陸の「月の裏側」に似た風景が出てくることもありました。
怖いお話。
柳川の明るくてのんびりした風景を実際に見てから
この小説を読むと逆にもっと怖いかもしれません。
白秋の「思い出」の中の「敵」という詩を思わせる小説です。

酒倉のかげをゆく日も
町の問屋に
銀紙を買いに行くときも
うつし絵の手の甲に捺し
夕日の水路見るときも
ただひとりさまよふ街の
いづこにか敵のいて
つけねらふ つけねらふ 静こころなく


通りすがりの観光客であるわたしは
ただのんびりと平和で美しい風景を堪能してきました。

月の裏側 (幻冬舎文庫)
(2002/08)
恩田 陸




関連記事 in my blog: 夏の水郷

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2009.06.20  時の雫 


木崎さと子の「時の雫」という小説の主人公が、
「傘屋さん」になりたがっていたということを
雨の季節になると思い出すのです。
そして、その傘屋さんというのはこんなだろうか
といつも思い浮かべるのが
荻窪の商店街の、傘の専門店。
洋傘、と看板にあるように、どこか洋風レトロなお店。
高校生のころは、毎日その店の前を通って、
店の中を飛んでいるように見える傘をふしぎな気持ちでのぞきこんでいました。

カナダの人だったか、屋内の中で傘を開くのは不吉だと、という話をするので
じゃあ、選ぶ時どうするのと聞いたら、
ともかくお店の中で傘を開いたりはしない、と言っていました。
彼らからすると、傘が開いている傘売場は怖いらしいです。
傘は開いている時がきれいなのに。
和傘の風情には惚れぼれしますが、洋傘の透明感と明るさもきれい。
もっとも今どき、洋傘なんて言わないですけどね。
柄もそうだけれど、実は雄々しくきっぱり開くジャンプ傘も好き。
夜は雨粒が光ってきれいな、透明なビニール傘も悪くない。
大好きな傘ほどなくしやすいというのも、切なく。
どこにいってしまったの、と思う数々の傘。

ふと気になって、この間荻窪の商店街を歩いて
きょろきょろしてみたのですが、
あの傘の専門店はなくなっていました。

tokino.jpg
時の雫
(中央公論社 1991/07)
木崎 さと子


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2008.11.05  つきのふね 


つきのふね
つきのふね
(角川文庫 2005/11/25)
森 絵都


「海底二万里」を読みながら、
森絵都のこの小説のことを思い出していました。
出てくるのは潜水艦ではなく宇宙船ですが。

あたし(さくら)は今、植物になりたいほどの絶望感の中にいます。
万引きで捕まった日を境に、
大親友の梨利と気まづくなってしまったからです。
その日、店長にしぼられていたさくらを逃がしてくれたのは、
24歳の青年、智でした。
彼にはさくらのSOSが聞こえたのだというのです。
智のアパートに行って、ミルクコーヒーを御馳走になると、
ほっと心がやすらぐ一方で、
宇宙船を設計しているという智の言動に病の影も感じています。

さくらが智や梨利のことのことを心配するのと同じように、
同級生の勝田くんはさくらと梨利のことを心配します。
智にいたっては全人類を心配して宇宙船を設計しています。
誰もが、自分のこともままならないのに、人のことも心配でならない。

深刻な内容をいくつも含んでいるけれど、
どこか笑えるさくらと勝田くんのやりとりがいいのです。
そんな彼らがようやく見つける月の船。
それが何なのか・・。
ラストの言葉がこころに響きます。


関連記事 in my blog: 宇宙のみなしご


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