空飛ぶ色いろnatsuno07

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2017.04.30  ビブリア古書堂の事件手帖 7 


Bibliakosho7_.jpg
ビブリア古書堂の事件手帖 7
~栞子さんと果てない舞台~

(メディアワークス文庫 2017/2/25)
三上 延

シリーズ完結と聞いていましたが、あとがきによると、
五浦くんと栞子さんの物語は
一応の決着がついた、ということだけで、
これからもまたお話が書かれる予定だそうです。

今回は、シェイクスピアの戯曲集をめぐるお話で、
最後はセリの大勝負となります。
「ベニスの商人」「リア王」の話が、
栞子さんをとりまく人々の
もろもろの物語と絶妙に絡みながら進んでいくところが
たまらなく面白かったです。
ベニスの商人にしても、リチャード三世にしても、マクベスにしても、
悪として滅ぼされる側に、独特の魅力があるのが
シェイクスピアの劇のすごいところ。
さらには、歌舞伎と同じで、
女の役も男が演じるからこその面白さもあります。
なかでも、「リア王」では、最後まで寄り添う二人、
コーデリアと、道化が一人二役であったという話は面白いなと思いました。
男ばかりの劇団で演じていたからこその演出。
古書の価値もさることながら、今回もまた
本の凄みというようなものを教えてくれる事件手帖でした。

それから、村上春樹の「騎士団長殺し」と
前後して読んだので、
いろいろ自分の中で比べてしまったりしました。
古典とのかかわり方、親子ということなど
もろもろ似た題材を描いているけれど、
作者によってこんなに違う作品(絵)になるのだなという
そんな面白さも感じながら読んでいました。

関連記事 in my blog: ビブリア古書堂の事件手帖 4

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2016.09.08  張子の白文鳥 


張子文鳥
(オンマウスで、ズームします。)

檸檬に乗っかった梶井基次郎、と
河童に乗っかられている芥川龍之介
そして、
文鳥の背中に乗った夏目漱石。

先日、雑司ヶ谷の旅猫雑貨店で開かれていた
だるま職人矢嶋美夏個展「張子と文学」の作品です。
他にも、カフカ、宮澤賢治、啄木、ポール・ギャリコなどなど。

いろいろ迷ったあげく、やっぱりどうしても欲しくなって、
文鳥に乗った夏目漱石に来てもらうことに。
「文鳥」という短編は、実は文鳥を飼っている人間からすると、
なんてこったい、です。
餌の替え忘れで死なせてしまうなんて、言語道断。
しかも下女を怒りつける明治の男の暴君ぶり。
あげくのはてには、
「たのみもせぬものを籠に入れて、
しかも餌をやる義務さえ尽くさないのは残酷の至りだ」

というハガキをあてつけがましく書いて、
下女に投函してこいと言う。
なんたる幼児性。

でも、その結末に至る前の
文鳥を描写した文章を読むに、
どれだけ微に入り細に入り文鳥を眺めていたか、
どれだけその愛らしさにやられていたか
どれだけ仕草に心を持っていかれていたか
コトバとは裏腹な入れ込み様が見えてくる
・・のです。

漱石41歳の作品、その10年後には漱石もこの世を去っています。
雑司ヶ谷霊園に眠っています。
空でも眺めているような姿勢で
文鳥の背中にふんわり乗っかっている漱石。
「悔いるということ」
をほんの短い作品のなかに描ききった文豪を
文鳥がおんぶしている。
とってもほのぼのする張子です。

もっとも、うちの文鳥は怖がって、
ぜんぜん近くに行きませんけど。

ほんもの文鳥
(オンマウスで、別の画像に変わります。)

関連記事 in my blog: ピトロクリの谷
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2015.07.16  火花 



火花
(2015/3/11) 又吉 直樹

なんと又吉さん、あれよあれよという間に。
芥川賞受賞作品を、受賞前に読んでいたのは初めてです。
読み終えてから、無性に吉祥寺の井の頭公園に
行きたくなり、ほっつき歩いたりしました。
昔はもっと昭和な感じの残っていた吉祥寺駅前も
すっかり様変わりして、公園入口の焼き鳥屋さんもきれいなお店に。
でも、そんな変化はどこ吹く風の木立の奥深さがあります。
そして昭和の高度成長期には大盛況だった観光地、熱海は
今は廃墟好きのメッカ。
それはそれで、いいようのない美しさを作り出していたりします。
街が賑わったり、寂れたり
その中でわあっと飛び散る火花みたいな笑い声
その暗さ、明るさ。
その酷さと無邪気さが雑然と存在している、そんな小説でした。

小説のラスト近くに打ちあがった誰かのプロポーズの花火、そのしょぼさと
上がった歓声の盛大さがこんな風に書かれています。

支払った対価に「想い」が反映されないという、
世界の圧倒的な無情さに対して笑ったのだ。
しかし、次の瞬間、僕達の耳に聞こえてきたのは、
今までとは比にならないほどの万雷の拍手と歓声だった


その歓声は、冒頭の熱海のシーンで、
「先輩」芸人が幼い少女に言う「楽しい地獄」に似たものなのか、
花火が上がる雑踏の中のこのシーンがわたしはとりわけ好きでした。
ところで、単行本の表紙に描かれているあの赤いのはなんだろう。
ずっと不思議に思っています。
宮澤賢治の「祭りの晩」に出てくる見せ物の「空気獣」みたいな。

関連記事 in my blog: 第2図書係補佐,  父が消えた 山の贈り物

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2013.05.09  博士の愛した数式  


hakasenoaishita_.jpg
博士の愛した数式 (新潮文庫)
(2012/07/01)
小川洋子

1975年、交通事故で頭に大怪我をして、
それ以降は80分しか記憶の続かない博士にとって、
江夏は阪神の選手であり続けます。
だから博士の家の家政婦の息子である少年が、
「江夏は広島カープに移籍した」という話しを聞かせると
博士は80分間の間だけ激しくショックをうけます。
博士は「阪神の」江夏の大ファンなのです。
少年は深く後悔して、
その後は、そのことについて話さないことに決めます。

でも、それでいいのか?
わたしが、今よりもっとずっと野球をよく見て、阪神ファンだった頃
江夏はすでに「広島カープの選手」でした。
めっぽう強かった広島のリリーフピッチャー江夏が
こころに焼きついています。
そして引退後、薬物で逮捕されたことも。

何を知っているわけではないけれど。
江夏がまだ阪神にいることにして、
ナイターを平和に観戦する風景は嘘だと思うのでした。
でも、多くの場合平和というものはそういうものかもしれない。
ともあれ、博士の永遠の記憶の中にある背番号28
その怒りとも悲しみとも喜びともつかない「存在感」には、
こころ打たれるものがあります。

この小説は2003年に出版されています。
少年の誕生日が9月11日であり、
博士と少年の「離れ」での記憶の最後になることには
意味があるのだろうと思います。
2001年の不幸なテロも予測できない
どんな原発事故も予測できない
すこしいびつだけれど、平和に見える1980年代後半の風景です。

関連記事in my blog: ことり


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2013.03.29  ビブリア古書堂の事件手帖 4 


このシリーズの文庫本が本屋さんの平台に並んでいるのが
前々から気になってました。
テレビドラマを見ていたらやっぱり面白そう。
江戸川乱歩のエピソードを
ドラマで放映される前に急いで読みました。
あとから録画しておいたドラマを見てみると、
貴城慶子と田辺邦代の姉妹のイメージが全然違ってました。
ヒトリ書房の店主も。

ともあれ、
コレクター魂というか、フェチな感じが
江戸川乱歩とあいまって、
なかなかに濃くなりそうなところを
香りよく仕上げている感じ。
横溝正史が江戸川乱担当の編集者だったとは・・
というような、「ふうん」と思う情報も多々あり、
とても面白かったです。

ドラマの栞子さんはショートで童顔、
挿絵の栞子さんは髪が長くて眼鏡ガール。
ゴウラさんは、てっきり鎌倉→神奈川→箱根の「強羅さん」
だと思い込んでましたが、「五浦さん」 でした。

ビブリア古書堂の事件手帖 4 栞子さんと二つの顔
(アスキー・メディアワークス 2013/02/22)
三上 延

関連記事in my blog: ぼくらは少年探偵団

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2012.10.31  クリスティのハロウィーン・パーティー  


Hallow_.jpg
ハロウィーン・パーティー (ハヤカワ・ミステリ)
(早川書房 1971/12/15)
アガサ・クリスティー 作 中村 能三 訳

ハローウィンが近づいたので、
アガサ・クリスティのこの推理小説を読み返しました。
「殺人を見たことがある」
という少女の発言から、ハローウィンパーティで悲劇が起こります。

こどもの頃に江戸川乱歩を読んだ時のような「怖いもの見たさ」、
で、読んでいるというわけでもなく、
ただ、なんとなく時間をつぶしてしまったような感じ。
何故、犯人が罪を犯したのか、という
動機に関しては
まぁ、ふうん・・というような感じです。
そのくせ読み返すのは三度目。
裏を返せば、こういうリアリティのない人を
「犯人」にしたい気持ちが
万国共通的にあるのかも、なんて思ったりもします。

話しは違いますが、10月から始まったドラマの
「悪夢ちゃん」にはまってます。
背中に羽を生やした「夢王子」というのが出てきます。
こちらもリアリティ・ゼロ。
「夢王子」はイイ者か?ワル者か?
はたまた、笑えるだけか?
知りたいような、知りたくないような。

関連記事 in my blog: ハローウィン・いろいろ,  ツヨイ味方


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2012.04.02  ピトロクリの谷 


先日、古本を売ってきました。
どうして昨日までずっと持っていたものを今日捨てようと思うのか?
なぜこれは、今日もまた捨てないと思うのか?
人のこころはうつろうのね。
そういえば、何百年もかわらない
絵のような風景、ピトロクリの谷っていうのが出てくる
夏目漱石の「永日小品」の中の「昔」を読み返してみました。

変るも変わらないも、そもそも
こんな話だっけ、と初めて読む気持ち。
そしてスコットランドの民族衣装、
キルトの説明が、面白いかったです。

俥の膝掛のように粗い縞の織物である。
それを行灯袴に、膝頭まで裁って、竪に襞を置いたから、
膝脛は太い毛糸の靴足袋で隠すばかりである。


「俥」とは人力車かな?「靴足袋」はハイソックス。
「行灯袴」?譬えが古すぎてわからん、と調べて納得。
変わらない風景の話なのに、変わっていることがいっぱい。
うちにある新潮文庫は、こんな可愛い表紙じゃないですが、
今日もまた「捨てない」と思い、
すっかり変色しても本棚に残っています。
永日小品を含む、短編が多数収められているものです。

buncho.jpg
文鳥・夢十夜 (新潮文庫)
(2002/09)
夏目 漱石


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