空飛ぶ色いろnatsuno07

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2017.05.25  むぎばたけ 


mugibatake.jpg
(ちょっとハリネズミが文鳥にちゅっとしている、みたいな。)

むぎばたけ (日本傑作絵本シリーズ)
(福音館書店 1989/7/10)
アリソン・アトリー 作 矢田澄子 訳 
片山 健 絵 

5月にして、気温30度超えしてしまったので、
もう夏のような気がしていましたが、
梅雨明けどころか、入りもまだでした。

「むぎばたけ」は、季節柄
出してきて読みたくなる絵本です。
まるで海水浴に出掛けるようにつれだって
夜の麦畑に、麦のささやく音を聞きにでかける
はりねずみと、かわねずみと、のうさぎ。
馬の影が見える牧場、
小川のせせらぎ、星々の輝き、
などなど、ページをくくるごとに癒されます。
初夏は夜のお散歩も気持ちのいいシーズンです。

ハリネズミは日本では、
野性では見かけませんが、
イギリスでは、かなり普通に
人の家の庭などで生きているのだと、
先日、「ダーウィンが来た」でやっていました。
「きりのなかのはりねずみ」でも、歌いながら歩いていたので、
どんな声かなと思ったら、キュウキュウという
可愛い鳴き声でした。
かわねずみも、ダーウィンに登場したそうですが、
こちらは見そびれてしまったので、見たかったです。

関連記事 in my blog: ゆうちゃんのみきさーしゃ, アトリー 妖精のおよめさん, 
きりのなかのはりねずみ

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2017.05.23  光の時代ー Le Temps de Lumiere 


hanakosan1.jpg
如月小春精選戯曲集2
(2016/12/19 新宿書房)

これは、如月小春の「光の時代」が 
劇団NOISEで再演されたときのポスターです。
大学構内に貼られていたのがほしくて
頼んで一枚もらいました。何十年も前のことです。
芝居は見に行けなかったのでしたが、今も大事に持っています。

「花子さん、起きなさい、今は授業中だ」
「夢よ、これは全部夢なんだわ!」


物語はいくつかのパラレルワールドになっています。
夕方、少女と男がエレベータと建物の屋上で話している世界。
昼間、退屈そのものの世界史の授業が行われている世界。
そして、朝、裸字有無(ラジウム)高原ホテルで、
世界史イベントが行われている世界。
合間合間に
ゆるいディスクジョッキーが時間の経過と、
ありそうでなさそうな曲名を告げていきます。

世界史教師は退職のあいさつで
自分の心情をぶちまけます。
授業中に眠っていた「生徒」たちを強く憎んでいたと。
一方「ホテルイベント」の「歴史を遊ぶ」騒がしい人々は、
ペストではなくインフルエンザにかかったことを
必死になって隠そうとしたりします。
なにしろ中世といえばペストじゃなきゃ、と。

ある危機的状況が生じる直前に、
まるで無関心な状況と
危機をことさらに演出している状況がある。
そういう感じの物語です。

ちなみに光の時代は、啓蒙思想の時代を意味する
Le Temps de Lumiereの直訳だそうです。
17世紀から18世紀初頭。
一方、芝居が上演された1980年代は「光ファイバー」が
通信で使われ始めた頃でもありました。

今は授業中、世界史の真只中
眠らずに! 眠らずに!
こっちを向くんだ


ラストに夕暮れの街の様子を柔らかく描写したDJが
最後に少女がエレベータの中で殺されたというニュースを
少し硬く遠い感じで伝えています。
それは、世界史の授業中に眠っていた
あのはな子さんだったのかどうか。

如月小春の「光の時代」は、1980年2月
劇団綺畸で、駒場小劇場にて上演されたのが初演です。
この戯曲も如月小春精選戯曲集2に収録されています。

関連記事 in my blog: 「朝、冷たい水で」

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2017.05.21  オルセーのナビ派展 


naviha_.jpg

真夏のような日差しが照る中
三菱一号館美術館でオルセーのナビ派展を
誘ってもらったので、見てきました。
なんと最終日でした。

前に見たいと思っていたヴァロットンの
「ボール」を見ることができたのが嬉しかったです。
視線が水平方向なのか垂直方向なのか混乱する
不思議な原っぱの陰から日向に向かって
麦わら帽子の女の子が走っていく絵です。
ちょうど今日のように日差しのつよいフラットな感じのする絵で、
妙に、こころがざわめく感じです。

モーリス・ドニの「ミューズたち」という
黄色く紅葉した木木の間で憩う女性たちの絵は
三菱一号館美術館の重厚な感じのするドアと並んで
展示されていました。
この並びがとても不思議で、ドアを開くと
そこに絵の続きがあるような気がするのでした。

ボナールの「庭の女性たち」という細長い4枚の絵は、
まるで浮世絵の美人画とか、
夢二の絵の女の人のようだと
思いながら見ていたら、「音声ガイド」でまさに
そうだと説明されていました。
ボナールは「日本かぶれ」だったそうです。
チラシにつかわれている猫を抱いた女性の絵も、
浮世絵の弁慶縞を思い出しました。

あまりよく知らなかったナビ派でしたが、
「何の変哲もない」日常を
心に映った色合いで描いた絵
日々の「愛しさ」を描いた絵にすっかり惹かれてしまいました。
装飾性というのも大事にしていたということで、
絵を見ていると物語を感じるという
それは、本の挿絵や装幀とも似た世界だなと思うのでした。

三菱一号館美術館の「音声ガイド」はいつも
教えてもらわなければ気づけないことや、
それを知るともっと面白く絵を見ることのできる情報があって、
ほんとに借りて良かったなと思います。
中には、ただただ無駄に盛り上げられて、
しらけてしまうようなガイドもあるのですけど。

ナビ派
(三菱一号館美術館 オンマウスで、庭のバラ。)

関連記事 in my blog: 夢のなかで,  俺たちの国芳 わたしの国貞

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2017.05.20  シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる 


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シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる
(童心社 2012/5/1)
おくはら ゆめ

シルクハット族は夜中の一時に何をしにやってくるのでしょうか?
三浦哲郎の短編、「おふくろの夜回り」
でも同じようなことが行われています。

てっきり、老母が呆けて夜に徘徊をするようになった
というような話かと思ったり、
てっきり「モモ」に出てくる
「時間どろぼう」たちのような話かと思ったのでしたが、
どちらも、全然違うのです。

種明かしをすると、
「年取ったおふくろ」も「シルクハット族」も
夜中にお布団をはいでいないか見に来てくれるのです。
やさしさや、思いやりが
怪しさや、不気味さを帯びて闇の中から現れる
その驚きと不思議さ。

でも、この絵本は、
さらにもっと、ずっと普遍的な
「眠り」の尊さのような話にも思えます。
「眠り」の中で、少しずれた何かをちょっと直されている。
人間のみならず、動物たちもみな眠ります。
眠るところがあるということは、幸せなことです。

夜中につい眠る前に覆いのかかった鳥かごに
声をかけてしまいます。
遠いところからキューと文鳥は答えてくれます。

関連記事 in my blog: たんぽぽはたんぽぽ,  100万匹目の羊


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2017.05.14  とこよのくにのうらしまさん 


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とこよのくにのうらしまさん
(くもん出版 2012/3/30)
伊根町立本庄小学校の子供たち・たじまゆきひこ

ずいぶん前に、丹後半島を旅行した時、
朝、登校していく小学生たちに
「おはようございます」と声をかけられた
さわやかな朝の思い出があります。
これは、その丹後半島、
伊根の子供たちが描いた絵本です。

竜宮城はここでは、とこよのくにと呼ばれ
その不思議な国は、海の向こうにある異界とも
死者の住む国とも言われているそうです。
そこで、かめひめ(乙姫)と夫婦になった浦島が、
もといた村にかえると、すでに100年の時が経っています。
姫から渡された「たまくしげの箱」をひらくと
そこからかめひめが現れ、ふたたび二人はとこよの国に戻ります。
アトリーのフェアリーテイルともちょっと似ています。

この絵本で何よりもすごいと思ったのは、
漁に出た浦島が姿を消したあと、
村人たちが夜となく、昼となく船を出して、
さがしまわっている姿が描かれていることでした。
いなくなった浦島をこんなに多くの人が
必死に探していた、
その哀しみの姿を描いている「浦島太郎」はめずらしいと思います。
漁村に生きる人たちの願いと祈りを感じます。

ine_.jpg
丹後半島、伊根。カモメが飛び交っていました。

関連記事 in my blog:  うらしまたろう その2, アトリー 妖精のおよめさん


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2017.05.12  MY ETERNAL SOUL 草間彌生 


yayoi
(やよいちゃん人形を怖れる文鳥、オンマウスで、「ふるさとへ帰りたい」。)

国立新美術館で、草間彌生展を見てきました。
十和田現代美術館のアート広場で
水玉犬たちと、さんざん楽しんだキモチが
まざまざ蘇る、楽しい展覧会でした。
5月22日までになんとか、もう一度行きたい気持ちです。

大広間に壁画のように展示された「MY ETERNAL SOUL」
日本語だと「わが永遠の魂」という連作。
隙間なく展示された絵のひとつひとつにタイトルがあって
その言葉をたどっていくと詩のようだなと、
ぐるぐる見てまわりました。
たくさんのETERNAL SOULの中では、
「心の中の陽光」という、上の画像の右上あたりにある
オレンジの水玉の絵が好きでした。
そして、この絵の上に「ふるさとに帰りたい」という絵。
この大広間の作品は、すべて撮影OKでした。

たった一つの作品を作るだけでも
わたしなら一生が終わるような気がする、そんな大作ばかり。
「生命の輝きに満ちて」という
Infinity Mirrored Room-
Filled with the Brilliance of Life
は鏡と電球をつかったインスタレーションです。
星空の中に入っていくようで凄かったです。

yayoi
(「空の一隅」、オンマウスで「生命の置き場所」。)

関連記事 in my blog: 十和田現代美術館 アート広場

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2017.05.10  ぎん色いろ色ー文鳥スタイル 


setsumode2.jpg

連休中に行った弥生美術館では、
「生誕100年 長沢 節 展 ~デッサンの名手、セツ・モードセミナーのカリスマ校長~」
を見てきました。
前期展示が5月14日まで、後期展示が6月25日までということなので、
可能なら、後期も行きたいなと思っています。
画の中のモデルが
歩きはじめそうなくらい生き生きしています。

買って来たポストカードの中で、
両足を開いてポーズをとっているうちの文鳥、
現在、換羽まっただ中で、ところどころ剥げています。
人間も連休中に、ようやく冬物をクリーニングに出しましたが、
文鳥も今年はちょっと遅ればせでした。
温かくなったと思って、羽が抜けたところで
今日のように、ぐっと気温がさがってしまったりすると、とても危険。
飼い主もうかうかしておれません。

野生の鳥たちは、こういう厳しい気候変化の中で
がんばっているはず。
今日から愛鳥週間です。

鳥の魅力のひとつは、羽根の色と
その組み合わせの多彩さかと思います。
文鳥もいろいろな羽根色があって、
白と赤のコントラストが綺麗な白文鳥、
灰色と白のグラデーションが粋なシルバー文鳥、
桜の花びらを散らしたように見える桜文鳥。

どうしてこの色になったのか、
ほんと不思議です。


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